WI 難しい役どころだったと思いますが、撮影中に苦労したことはありますか?
板垣 役作りが難しかったです。(神原くんは)両親が亡くなってしまっているという複雑な境遇の子で、僕にはリアリティーがなかったので撮影に入る前に、大人のキャストの方たちに手伝ってもらって、お父さんがお母さんを殴るところから病院に運ばれて亡くなるまでをアドリブで再現してもらいました。
WI 印象に残っているシーンはありますか?
板垣 裁判のシーンはセリフ量がすごく多かったので、セリフを覚えるのと撮影が同時進行でした。大出くんを責め立てるところは、カメラを止めないでワンカットで撮影していたのでプレッシャーもあって、とても印象に残っています。あと個人的には普段クールな井上くん(判事)が神原くんに抱きついてくるシーンがあるのでそこも観てもらいたいです。
WI 撮影中にあったおもしろエピソードはありますか?
板垣 向坂行夫役の若林時英くんが、撮影中に鼻血を出しちゃうんですよ。興奮すると出ちゃうみたいで、ほぼ毎回鼻血を出してました。それで何度も撮影が中断されるんですけど現場に笑いが起きるのでおもしろかったですね。
次回のインタビュー後編では、実際にいたら好きになってしまいそうなタイプの女子生徒のお話しや撮影時のおもしろエピソードまで! 赤裸々にお話ししていただきました! 後編もお楽しみに!『ソロモンの偽証 後篇・裁判』 は 4 月 11 日(土)より公開中です!(白鳥優香)
日本映画史上最強のヒューマン・ミステリー超大作、感動のフィナーレ!!
宮部みゆき原作、『八日目の蟬』成島出監督で贈るヒューマンミステリー超大作『ソロモンの偽証』、遂に「後篇・裁判」にて全ての真相が明らかとなる――。
前代未聞の生徒だけの校内裁判、遂に開廷。
被告は、告発状によってクラスメート殺害の嫌疑がかけられた問題児。
校内裁判の提案者である藤野涼子は検事として、彼の有罪を立証しようとする。
一方、他校生ながら裁判に参加する神原和彦。
さまざまな思惑が絡み合う中、真相を究明しようと彼らは奔走する――。
原作:宮部みゆき(新潮文庫刊)/監督:成島出 配給:松竹
(C)2015 「ソロモンの偽証」製作委員会
出演:藤野涼子 板垣瑞生 石井杏奈
佐々木蔵之介 夏川結衣 永作博美 尾野真千子
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