登場後、まずはフォトコールから。ほんの数分でしたが、あちこちから、「かっこよすぎる!」、「ヤバイ!」、「しあわせ!」といったファンの悲鳴にも似た歓声があがります。東京ドームなどの大きな会場でコンサートを行うスター。今回のような距離でジェジュンさんと会えるのも、一生に一度あるかないかの貴重な瞬間。
そして、テープカットを行い、ついにジェジュンさんの第一声が……。
「みなさんどうもこんばんは、ジェジュンです。日本で僕のブランド『MOLDIR』を紹介できて、本当にうれしいと思うし、時間がちょっと遅いのに、ここまで来てくださって感謝しています。ありがとうございます」。
そしてしばしのあいだ、ブランド『MOLDIR』に関するトークタイムです。
ブランドを立ち上げるきっかけを聞かれると、「前からファッションにすごく興味があった」と話したジェジュンさん。その流れで、“自分の手で作って、それをブランドにしよう”という気持ちが生まれ、ファッションに興味のある知人やプロを集めて、ブランド立ち上げにいたったのだとか。
『MOLDIR』のデザインコンセプトは、ずばり“シンプル”!
「形も色も、複雑なパターンじゃなく、いちばんシンプルな形からはじめようと思ったんです」(ジェジュン)
最初、どのようなデザインで作ろうかと悩んだそうですが、「まずは、四角形、三角形、真ん丸の形(モチーフ)からはじめようと思った」と、ジェジュンさん。そんな、モダンかつミニマルな製品を中心にしたブランドに、彼は一体どんな思いを込めたのでしょうか。
「“純粋さ”ですね。僕は正直、純粋なのかどうかわからないですけど……(ファンから「えー!」という声が上がるのを聞いて)そうです、純粋です(笑)」。
とはいえ、すべてが順調だったわけではなく、「やっぱりデザインすることは難しかったです。勉強してきたわけじゃないので、周りから力をたくさん借りた」と、デザインの難しさを語っていました。
製品のなかでいちばんのお気に入りを聞かれると、「うーん、すべてのものですね(笑)。僕のブランドだからね」と、優しい笑顔に。そして、「これから何十年かかるかわからないですけど、世界的なブランドにしたい」と胸の内を明かしました。
さて、ショーケースでは、ブランドのアイコンともいえるスクエア型のバッグに、ジェジュンさんがその場でペンを使ってアートデザインを施す場面も。白と黒のバッグをキャンパスに見立て、時折ファンと会話をしながら、デザインを仕上げていきました。
↑真剣な表情の合間に見せる微笑みに、ファンも歓喜。
↑デザインし終わったバッグを見て、最後の確認。
↑“息を吹きすぎて頭がクラクラする”というジェスチャーも!
ペンで書いた文字を乾かすために、息を吹きかけるジェジュンさん。「かわいすぎる!」というファンの声に、思わず照れ笑い。
そして、デザインしたバッグは、会場のファンにプレゼント。ジェジュンさん自ら手渡ししたのですが、ほとんどの方が、目の前のジェジュンさんを直視できない様子でした。
↑黒いバッグに、黒とブルーのペンを使ってデザイン。
↑ポーチには、「日本」を意味する“JP”と「MOLDIR」の“MD”を。
ショーケースの最後、あらためて会場に集まってくれたファンの方に感謝の気持ちを述べ、購入したファンの反応を見て、緊張も解けたと話していました。そして、ファンがいちばん気になっている“入隊”についても……。
「今月、31日に……行っちゃうからね。しばらく行ってきますけど、その間、1年半ぐらいのデザインはすんでいるので、応援よろしくお願いします。今日はありがとうございます」。
ジェジュンさんがアートディレクターを務めるファッションブランド『MOLDIR(モルダー)』は、今後、日本での店舗販売も予定しているとのことでしたが、現在のところはまだ未定。
真夜中に行われたファッションブランドのショーケース。歌手でもなく俳優でもない、“アートディレクター”としてのジェジュンさんに、ファンの熱い歓声が止まない1時間となりました。(さとうのりこ)
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