初心者もサウナーも知っておきたい、サウナ美容のススメ
今話題の「サ活」。サウナってなんとなく美容にいいとは聞くけどイマイチわからない…という方へ、サウナーの聖地“しきじ”の娘・笹野美紀恵さんにサウナの効果や基本の入り方を教えてもらいました!
Contents
教えてくれたのは…
Q. ととのいやすくするには?
A. 呼吸と姿勢を整えること
意外と呼吸までは意識していない方が多いですが、呼吸法がとても大事。まずは体を洗ってお風呂に浸かって温まる準備をしてから、サウナへ。肺がつぶれるような姿勢では呼吸が浅くなるので、背すじを正してあぐらか体育座りを。3〜5秒間ゆっくりと鼻から息を吸い、5秒ほどかけて息を吐いて。酸素をたくさん取り込んであげることで、ランニングなどの運動と同じ効果が得られ、汗をかきやすく! 呼吸を整えて汗をかくまでしっかり温まることで、「ととのう」を体感できます。
Q. サウナが美容にいいと言われる理由は?
A. 代謝がよくなるから
熱いサウナから冷たい水風呂へと入る温冷交代浴の効果で血管がポンプのような役割をし代謝が上がることで、肌の血色やツヤ、ハリが出るように。また、ホルモンバランスを整える効果も。サウナ→水風呂→休憩を行うことで、自律神経の乱れを改善しリラックス状態に。これがいわゆる「ととのう」です。
Q. もっと美容効果を高めるには?
A. サウナ後にケアをしてみて
呼吸を整えて入るだけでも充分ですが、これにプラスするなら1回目のサウナの後に水風呂に入らず、体からモクモクと湯気が出ている状況で洗顔や頭皮ケアへ。まるでスチームを浴びているかのような状況でケアをできるので、いつもとは違ったすっきり感を味わえるはず。
Q. サウナ室内でどこに座るべき?
A. 初心者さんは下段へ
座る場所はお好みで大丈夫ですが、上にいけばいくほど熱いので、最初は下段から始めて。背中をもたせかけても問題ありませんが、直接より肩をタオルで覆うなどしてあげるほうがベター。壁も熱くなっているので、熱さも軽減できます。もしずっと占領しているような店のヌシ的存在がいたとしても、その方がお客さんである限り平等です。どこに座るかも気にせずに、ひと言「ここ座っていいですか?」と許可を取っちゃいましょう!
Q. 水はいつ飲めばいい?
A. サウナ前後
一気に流し込むのではなく、ゴクリゴクリと味わいながら飲むようにすると胃がびっくりしなくて◎。汗がたくさん出るので、意識して水分補給をしましょう。
Q. 長ければ長いほど効果がある?
A. そんなことはありません
自分にちょうどいい時間を見つけるまでは、だいたいサウナ5分、水風呂30秒、外気浴または休憩5分程度を目安にしてみて。
Q. あるといいアイテムは?
A. 歯ブラシ
手ぶらで気軽に行っていただいて大丈夫ですが、歯を磨くとサウナ後の爽快感が全然異なりますよ。また、サウナ後は肌や髪のケアをしっかりしてあげたほうがいいので、化粧水とオイルも用意しておくといいと思います。
Q. 室内でのタオルの使い方は?
A. 濡れタオルを顔に巻くのがおすすめ
頭や敏感な鼻や唇などの粘膜部分を濡れタオルで覆うことでのぼせやヒリつきを回避。あごの下からくるっと頭の上まで包み込むように巻きましょう。
Q. 美容におすすめのサウナは?
A. スチームサウナ
ドライサウナとスチームサウナの両方ついている場所があればなおいいと思いますが、まずはスチームサウナがついているところで潤いながら汗を流しみて。
Q. 「ととのう」とはどういう状態?
A. 脳がとろけているような感覚になること
「ととのう」とは、サウナと水風呂の温冷交代浴を行うことで休憩中に訪れるリラックス状態のこと。私は脳がとろける感覚に近いと思っていて、まったく何も考えることができなくなるので、日常生活から離れるのにおすすめです。
Q. そのまま座ってもいい?
A. サウナマットか、タオルを敷きましょう!
Q. 暗黙のルールやNG事項はある?
A. サウナ室内ではゆっくり黙浴を
基本的にはその場所のルールに従いつつ、 人と一緒に入るサウナの中では、あまりお話はせず黙浴で。ご時世柄、ルールとしている場所も多いのと、リラックスするために静かにゆっくり過ごすのがおすすめです。
これを知ってると“通”ぶれる! サウナーマスト知識
- サウナしきじ
全国のサウナーが一度は訪れたいと思うサウナ施設。こだわりのサウナはもちろん、静岡県・駿河の良質な天然水を使った水風呂が有名。 - サウナイキタイ
全国1万軒弱のサウナ施設を掲載する、日本最大のサウナ検索サイト。温度やエリアなどこだわりの条件で自分好みのサウナを探せる。 - オロポ
オロナミンCでポカリスエットを割ったサウナ後に飲むドリンク。水分とビタミンCを効率よく摂取でき、今では定番に。 - ロウリュ
温められたサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させること。室内の湿度と体感温度が上がる。 - タナカカツキ
ドラマでは原田泰造さんらが出演し、サウナブームを牽引した漫画&エッセイ『サ道』の著者。日本サウナ・スパ協会公認のサウナ大使。 - ウィスキング
今日本でも拡散中の、ヴィヒタと呼ばれる白樺などの植物を使って行う殺菌や血行促進が期待されるリラクゼーション施術のこと。 - サ飯
サウナ後に食べるごはんのこと。発汗とエネルギー消費により味覚が敏感になり、おいしさも格別に! 今や醍醐味のひとつ。
健康や美容意識が高い人にも注目が集まっているサウナ。サウナ付きのホテルやおしゃれなサウナも続々登場しているから、サウナの基礎知識を身につけて今年は「サウナ女子」デビューしてみて!