アイドルオタク。通称、ドルオタ・ドルヲタ。
あなたの周りにも、握手会に行きまくったり、同じCDを何十枚も買ったり、推しメンを追いかけて日本全国行脚している人が、ひとりくらいいらっしゃることでしょう。
周囲にはいない、という人も、その「ドルオタ」たちを一度は何かしらのテレビやネットで見たことがあるのではないでしょうか。
何を隠そう私もそのひとりです。
そこで今回から、「好きだから」というただそれだけの理由で、使える限りの時間・お金・気力と体力をアイドルに注ぎ込む彼ら・彼女らの生態を研究してみることにしました。
まず1回目は、「ドルオタにとって、本命の推しメンはどのような存在なのか」、そして「そもそもドルオタとは何か」ということを紐解いていきましょう。
250名のアイドルオタクたちに調査した結果をご報告します。
Welcome to the ドルオタワールド♡
(※この魔法少女のような棒は、推しの香港公演に行ったときに現地で買ったサインライトです)
Q.あなたの本命は、あなたにとってどんな存在ですか?
ドルオタではない人がもしこれを読んでいたら、「アイドルは結局、仮想恋愛なんでしょう?」と思っている人が多いと思うのですが……まさに、ドルオタたちが本命の推しメンに抱く感情は、十人十色千差万別なんです!
【多かった回答】
「尊敬している人」
「癒し」
「神!!」
「心の支え」
「人生そのもの、生きがい」
「幸せをくれる存在」
「元気の源・原動力」
回答はかなり散りましたが、「尊敬」と「癒し」がツートップ。その他は「自分の精神面を支えてくれる存在」といった感じの答えが並びました。
【勝手に家族のような心境】
「弟みたいな気持ち」
「脳内の恋人のような存在であり、子どものような放っておけない存在」
「子どものような存在でもあり、尊敬もしてる」
「子ども? 親目線で見ている気がするけど、きっと生涯の癒し」
「親戚の子どものような感じ。メジャーデビュー前から見ているので、これからどんどん大きくなっていってほしいなという親心が強い」
「もはや孫」
こちらも多かったです! 「弟」「子」「親戚の子」そして「孫」……。「なぜドルオタはそんなにアイドルにお金をつぎ込めるの?」という問いに対して「子どもに惜しみなく教育費を使うようなものだよ」という回答をする人もいるほど、「オタ心」と「親心」は切っても切り離せないようです。
【こちらが神のような愛】
「生きていてくれればそれでいい」
「たくさんの笑顔と幸せをくれる大切な存在。毎日笑っていて欲しいと思う相手」
もはや「愛とはなんですか?」という問いに対しての回答のようにも思えます。
【たくさん愛を語ってくれた方々】
「全て。何があってもどんなことがあっても離れられなくて嫌いにもなれなくて、嫌な部分も全てを含めて世界で1番大好きな人」
「臆せず会いにいけるように、なるべくキレイでいよう、女性らしくいよう、キチンとしていようと自分を頑張らせてくれる存在!
つらいときに思い浮かべて、頑張らせてくれる存在!
ほにゃ~と幸せな気持ちにさせてくれる存在!
新しいワクワクドキドキを与え続けてくれる存在!(ここ重要)」「会えるとわかると仕事が手につかないくらい浮かれて失敗をする、会ってしまうと幸せで浮かれて失敗をする。多分遠くに思うのが一番いい。(親か)
でも会いたい、触れたい。話をしたい。笑ってほしい。こんだけ好きだけどガチ恋に踏み出せない」
これでも回答の中のほんの一部。「アイドル」というものの奥深さを味わっていただけたかと思います。もはや「アイドル」は、ドルオタにとっては「好きな芸能人」どころの騒ぎではないのです。人生のすべてで、いちばん好きな人で、盲目的な愛を捧げられる人……回答を見ていると、宗教に近いものに思えます(実際、友人知人に広めることを「布教」と言いますしね)。
さて、ではそんなドルオタの皆様に「ドルオタ」とはなんだと思いますか? という問いを投げかけてみました。