30代。「キレイなお姉さん」か「なんだかオバさん」になるかは、日々の意識と努力で変わってきます!
なんせ女性ホルモンの分泌量は20代をピークに減少し、それにともない基礎代謝が低下し、10代のころより1日130kcal分太りやすくなっているのです。
「いやいや、若い頃から服のサイズは変わっていませんから!」という方も、実は、同じ「36」サイズでも、大人向けのブランドは若い子向けのブランドよりもゆったりしたつくりになっているということ、ご存じですか?
そう、気を抜くとあっという間に「オバさん」体型まっしぐらになってしまうんです。
というわけで、アンチエイジング専門医や、形成・美容専門医が語る「30代の体をオバさんにしない方法」を『Domani』3月号よりご紹介します!
【1】寝る前のリラックスで睡眠の質を高めるべし!
質のいい睡眠をとるほど、代謝のためのホルモン分泌もスムーズになります。しかし、忙しかったりストレスを感じていたりすると、夜になっても休息モードに切り替わらずに眠りが浅くなりがち……。夜はお風呂にゆっくり浸かったり、好きな音楽を聴いたり、アロマを焚いたり、ストレッチをしたりと、体をリラックスモードに切り替える時間を意識的にとるのが◎。
【2】腸内環境を健やかに保つべし!
「吸収」と「排泄」という大事な役割を担っているのが腸です。腸が健やかなほど、必要な栄養が体内に満ち、不要なものがデトックスされてやせやすい体質になります。おなかがすいていないのに「健康のために毎朝○○を食べる」というのは、実は逆効果になっていることも。おいしいと感じるものだけを、体が欲するタイミングでいただくのがベストです。また、朝の起き抜けに白湯をゆっくり飲んで胃をあたためると、腸もよく動くようになるのでオススメです。
【3】ウエストマーク&高ヒールで体に緊張感を持たせるべし!
楽だから……と言って、着心地重視のゆったりめの服ばかり着ていては、体がゆるむ一方です! 体にフィットする服を着ていると「この服が無理なく着られる体を維持しよう」と意識が高まります。せめて週に1度はシャツをスカートにinして、体幹を緊張させながら過ごしましょう。さらに、フラットシューズ全盛期の昨今ですが、高いヒール靴で正しく歩けば、それだけでも筋トレ効果が。たまには高いヒールで体に緊張感を持たせましょう。
【4】筋肉に効かせる運動をするべし!
スタイルキープといえば、運動はつきものです! ただ、運動はキツイから、できれば食事の調整だけでやせたい……という方も多いですよね。でも、運動の効用はただエネルギーを消費することだけではありません。筋肉を刺激することによってホルモン分泌を増やし、加齢による太りやすさを食い止めてくれる力もあるんです。さらに、適度な運動で体を疲れさせることで、夜の眠りの質を高める効果もあります。週に2回は運動をするのが理想。
気をつけるべきことは特別なことではなく、睡眠、食事、運動など、本当に「基本のキ」ばかり。けれど、これらができていない人が多いのもまた事実。基本中の基本に改めて意識を向けて「キレイなお姉さん」ボディを保っていきましょう!(後藤香織)
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