「ニューヨークに行ったことすらなかった」人気芸人・ニューヨークの現在地【独占インタビュー】

――この１年間で買ったいちばん高いものはなんですか？

屋敷「テレビ番組『ラヴィット！』（TBS系）でA.ランゲ＆ゾーネの時計を買いました。345万円でした。もともと欲しかった時計なんですけど、オープニングトークで『私が好きな丸いもの』というテーマでその時計のことを言ったら『買いますか？　買いませんか？』という札を突然渡されて…で、買いました！　でも後悔はないです」

嶋佐「僕も『ラヴィット！』の番組内で、引っ越しさせてもらったんです。で、家電やインテリアをひと通り買って、ドラム式洗濯機とソファーがどっちも35万円くらいして、それが一番高かったかなぁ」

――ちなみに番組内ではなくプライベートで買った高価なものだと、どうでしょう？

屋敷「ああ〜、情けないけど、あんまり思い浮かばないなぁ。昨年の9月に30万円のロンジンの時計を買いました。それが人生初の思い切った買い物で。ありがたいことに毎日忙しくて、でも全然給料を使う時間がなかった頃で『なんのために稼いでるんだろう？』って思って、ぱつんっと買ってしまいましたね」

嶋佐「僕は一昨年『M-1グランプリ』の決勝に出るってなったときに、当時34歳とかだったかな。気合いを入れるために９万円くらいのTHE NORTH FACEのダウンジャケットを買ったんです。思い切って買ったから、ものすごくうれしくてテンション上がってたんですけど。でも数か月後に、恋愛リアリティーショーの番組を見ていたら、高校生のイケメンがまったく同じものを着てかわいい女の子とデートしていて…」

屋敷「きっと、お前の年齢の半分の子や（笑）」

嶋佐「うん。いや、いいんですけど。でも、速攻そのダウンは売ってやりました（笑）。で、昨年15万円くらいする水沢ダウンに買い替えました。これは10代には手出せないだろって思って（笑）」

――おふたりの事をもっと知りたいという人に観てほしいYouTube『ニューヨーク Official Channel』のオススメ動画はありますか？

屋敷「YouTubeにアップしているラジオを聞いてほしいです。毎週日曜日に生配信をしているんですけど、さっき話をした嶋佐の高校時代のカス話をもっと聞いてほしいです（2022年5月22日の回）。めっちゃカスだとわかるんですけど、一部の人はそんなこいつをかわいいって思ってくれるのかなと思います」

嶋佐「俺は、色々観てほしいですけど。『ラストキス〜芸人が最後にガチで女優とキスするデート！？』かなぁ」

屋敷「ああ（笑）。番組のパロティで、嶋佐が丸一日、女の子とデートして、最後キスするのかどうかを横澤夏子がモニタリングしているやつね（笑）」

――そして、6月25日から大阪を皮切りに福岡、東京と計３都市で、過去最大規模の単独ライブ『Last Message』が始まります。すでにチケットは完売という噂も聞いていますが…。

屋敷「ありがたいことにそうなんです。でも東京公演は配信チケットがありますから、それをぜひ観てほしいです」

―タイトルの『Last Message』に込められた意味は？

嶋佐「それは…言えません。観た人にしかわからないです！」

屋敷「その質問ありがたいですね。ファンの間で、何か物議を醸し出すかなって思ったんですけど、全く波風立たなくて！（笑）。記者さんだけが聞いてくれます」

――今は落ち着きつつありますが、コロナ禍で過去最大規模のライブをしようと思ったのはなぜでしょう？

屋敷「今年だからというよりも、毎年ライブをしているので、毎回昨年よりも規模を大きくしていきたいって思っていて」

――劇場のライブはテレビで観るのとは違いますか？

嶋佐「やっぱり、生の方がお笑いは面白いです」

屋敷「音楽と一緒で、現場感がありますよね。あと、みんなと一緒に笑うのって全然違います。世の中的には、お笑いライブに行ったことがない人の方が、多いじゃないですか」

――確かに、テレビでお笑いを観る人は多いけれど、劇場に行く人は限られているかもしれませんね。

屋敷「ですよね。音楽ライブは行ったことあるけれど、お笑いライブは行ったことがないっていう人が多い。だから、お笑いライブが音楽ライブくらいメジャーなものになってほしいと思って、やっています。オシャレな奴は、今お笑いの単独ライブ観てるらしいよ、っていうくらいメジャーなものになったらうれしいです。お笑いライブを観ないまま終わるのは悲しいしもったいない！」

嶋佐「単独ライブは全て新作で、映像あり、漫才やコントありと盛りだくさんです。CanCamさんだから言っちゃいますけど、今回のライブはスペシャルなゲストも…出てくれると思います！配信で観てくれる方は、家で友達と一緒に観て笑ってもらえたらうれしいです。よろしくお願いします」

短いインタビュー時間の中でも、お互いだけが知っているのエピソードをテンポよくた〜っぷり語ってくれたおふたり。この臨場感を味わいたいという方は是非、単独ライブをご覧になってみてくださいね。