「細かいディテール」は間違い?「ディテール」って何のこと?【意外と知らないファッション用語】

よく聞く「ディテール」って何?

「ディテール」をデジタル大辞泉で調べてみると…

ディテール【detail】
《「デテール」とも》全体の中の細かい部分。細部。また、建築物などの詳細図。「―に至るまで精巧に作られた品」

ディテールには「細部」という意味があり、ファッションでディテールを使う時には服や靴、バッグなどの全体のデザインではなく、襟元や袖、等の形や装飾など細かな部分を指します。細部のことを指してディテールと言うため、「細かいディテール」は意味が重複してしまうため、「袖のディテールにこだわった」等の表現が使い方が正しいとされています。ぱっと見ではわからない部分が全体のシルエットの美しさに反映されるほか、装飾やカッティングなどデザイナーのこだわりが見て取れる部分です。

ディテールにこだわったドット柄ワンピ

春の王者・ドット柄だって、フリルが曖昧な境界を描くスクエアネックや上半身のギャザー、気になる二の腕を隠してくれるボリューム袖など、すっきり見えするディティールを散りばめたデザインなら大人に着られる!モノトーン配色でまとめれば、ロマンティックなワンピもほんのりモードに。寒暖差や日焼け対策に持っておきたいグリーンカーデを差し色に、コーデにおしゃれなスパイスを効かせて。

CanCam2022年4月号「かわいいのに芯がある、オトナモードなロマワンピ♡」より
撮影/倉本ゴリ(Pygmy Company) スタイリスト/伊藤舞子 ヘア&メイク/MAKI モデル/菜波(本誌専属) 撮影協力/有田梨菜 構成/石村真由子 WEB構成/久保 葵