若年層を中心に流行り出し、気づけば年代問わず様々な人が口にする「流行語」。近年は、流行語の発信源がSNSであることも多いですよね。
そこで、LINE株式会社の運営する「LINEリサーチ」が日本全国の高校生1008人を対象に行った流行語に関するアンケート結果を紹介します！
■2022年、流行予想TOP3は「草」「それな／それなー」「きまＺ／きまずい」
高校生に今年１番流行しそうな言葉について聞いたところ、「草」「それな／それなー」「きまＺ／きまずい」が3％台で並びました。4位以降は「はにゃ？・はにゃり」「ぴえん」と続いています。あれ、意外と馴染みがある言葉だらけのような…⁉︎
男女別にみると、女子高生の1位に「きまZ/きまずい」。他には「はにゃ？・はにゃり」「天最高」が上位に入っています。メイクやファッションなどを発信するインフルエンサーや芸能人が発した言葉が、女子高生の間ではランクインする傾向がみられます。一方、男子高生は「それな/それなー」が1位に。昨年、男子高生の2位にランクインしていた「それなー」が今年も上位に入ってきていることから、流行は続いていく予感。また、4位には北海道日本ハムファイターズの新庄剛志監督の「BIG BOSS」がランクインしており、若年層にも新庄監督が与えた影響は大きいようです。
また、「草」は男女共通して2位にランクイン。ちなみに、昨年男女ともに1位だった「ぴえん」は、今年女子高生の5位、男子高生の3位と、こちらもまだまだ流行は続きそうです。
■すでに流行？理由TOPは「以前から流行っている言葉だから」
次に、「流行しそうだと思う言葉を選んだ理由」を聞くと、男女共に「以前から流行っている言葉だから」という回答が１位に！２位以降に男女で違いが見られる結果となりました。女子高生は2位に「周りの友だちや知り合いが使っているから」がランクイン。5位圏外ですが、「有名人や芸能人が使っているから」と回答した割合も、男子高生と比較して女子高生の方が高かったです。
一方、男子高生は「自分が使っている/考えた言葉だから」という回答が1位と僅差で2位にランクインしました。加えて、「世間のニュースや話題になっている」という回答も多く挙がっています。実際、一部の若者に人気のスイーツやファッション、ワードなどがテレビ番組に取り上げられることで結果、どんどん流行が広がっていくという現象も考えられそうです。
■「ずっしょ」で6割超！もう使わないと思う昨年の流行語ランキング
高校生に昨年(2021年)「流行した/流行しそう」と話題になった言葉を中心に、今年(2022年)はもう使わなさそうだと思う言葉についてアンケートを取りました。すると、全体で65％が回答した「ずっしょ」が１位に。「ずっしょ」は女子高生だけで見ても70％を超えて1位にランクインしています。
一方男子では、「もみあげ手裏剣」が6割弱で1位となっているものの、2位～12位までは５割台となっているため、「流行しない」と感じる言葉にも幅があることがわかります。また、「ずっしょ」「きゃぱい」「いややばいでしょって話だよね」「羽ばたいてるね」「Let it be」「うっせぇわ」は男子高生に比べて女子高生が、「アセアセ」は女子高生に比べて男子高生の方が高い割合となっており、両方にランクインしている言葉でも男女で順位やランクインしている言葉の種類に違いが出ています。
■高校生に聞いた！どんな場面で流行語を使う？
最後に、流行している言葉を高校生がどのような場面で使っているのか、会話だけでなく、文字で使う場面も含めて回答してもらいました。
全体では、「友だちとの、実際の会話のなかで使っている」という回答が6割超で1位となりました。しかし、全体2位は「メッセージやDMで」、3位は「SNS（Twitter、Instagramなど）の投稿で」となり、テキストで使う場面が上位にランクインしています。スマホでのテキストのやり取りも、高校生にとっては会話と同じくらい欠かせないコミュニケーションになっていることがわかります。
男女別でみると、全体的に女子高生の方が流行語を使う場面が多く、男子高生の方が「流行語を使わない/知らない」と答えた人の割合が高くなっています。
■ズバリ2022年の流行は……？
最初は「何それ？」と思ったものの、気づいたらつい使っちゃっていたという人も多い、それこそが流行語の力。果たして今年はどんな言葉が流行るのか、今からワクワクしますね！(岡美咲)
