長年一緒にいても、お互いずっと気になる存在。【佐々木莉佳子meets加賀楓】

CanCam6月号の「Hello!トレンド初夏ジュエリー」に登場してくれたハロー!プロジェクトメンバー3人との、アザーカット&誌面に載せきれなかったロングインタビュー部分をCanCam.jpで3夜にわたって特別公開♡
本日は莉佳子が小学生の頃からの長い仲である、モーニング娘。’22の加賀楓さん。

普段愛用しているジュエリーの話を聞いても、お互いに「かえでぃーはシルバーが好きだよね?」「佐々木は透明の大きいリングをずっとつけてる」などと相手を知り尽くしているふたり。
「お互いをプロデュースするならどうする?」「正直、直して欲しいところは?」などなど、さまざまなテーマについてうかがいました。

▼ふたりが仲良くなったきっかけを教えて!

莉佳子 最初はケンカきっかけだよね。知り合った当時、私は小学5年生とか6年生くらいの子どもで…かえでぃーはハロプロ研修生で私より1つ上の期だったけど、まず、普通に舐めた口きいてた(笑)。急に「今電話できる?」ってメッセージが来たけど、したくなかったから「今隣にお母さんがいるから無理」って言ったり(笑)。

 舐められてたねー(笑)。LINEとかでやりとりしていて「なんでそういう言い方するの?」と伝えても「ごはんなう」とか言って聞いてくれなくて、くだらないケンカしてたね…。

莉佳子 でもケンカしても次の日になったら普通にしゃべるし、基本引きずらない。気づいたらめちゃくちゃ仲良くなってたよね。

 そう、何事もなかったかのように(笑)。本当に仲良くなったきっかけらしいきっかけも特にない気がするんだけど…でも、研修生時代は一緒に仕事することが多かったから、そのうちにかな。2014年に舞台の『僕たち可憐な少年合唱団』で一緒になって、そのすぐ後にまた舞台の『LILIUM』があって。

莉佳子 そうだそうだ、一緒のチームだったね。懐かしい! 『LILIUM』最高!

▼モーニング娘。’22とアンジュルム、お互いのグループはどういう印象?

 アンジュルムはとにかく陽キャが多い! 竹内(朱莉)さんと佐々木がなかなかの陽キャだから、影響されるのかな? 上國料(萌衣)さんも、最初はおとなしい印象だったけど、どんどんみんな変わっていった(笑)。

莉佳子 確かに! ポケモンみたいにどんどん進化していくかも。

 でも普段はわいわいしてるのに、ライブはバッチバチにかっこいいギャップがある。みんな歌やダンスが上手いし、何より表情や見せ方がいちばん強いのはアンジュルムだな、って思う。

莉佳子 え、うれ!

 うれしいまで言って(笑)。

莉佳子 モーニング娘。はいつの時代も王道でかっこよくて、ハロー!プロジェクトの先頭を切ってくれているイメージ。モーニングさんは歴史があって、それを受け継いでいっている感じがめちゃくちゃかっこいい。アンジュは「そのときそのときの今」を大事にしているグループだから全然違う。私は個人的にはモーニングさんが好きでオーディションを受けたから、今でもライブに行くと「やっぱりかっこいい!」って思う。

 うれ。

莉佳子 え、うれしいまで言ってもらっていい?(笑)

 うちらはここまでがワンセットだよね(笑)。

▼もしお互いをプロデュースするならどうしますか?

 まったくメイクをせずに、ぼっさぼさでボロいジャージ着た朝の寝起き、みたいな佐々木が見たい。そういう撮影にするかな。

莉佳子 なんで!?

 顔が強いから常にオーラがあるじゃない? だから、そうじゃない部分を見せたほうがギャップが出るし、飾らないからこそ素材の強さが出ると思って。あとは、ドラマでファーストサマーウイカさんがやってたような、ヤンキーだったりとにかく「強!」という感じもやってみてほしいかも。

莉佳子 かえでぃーには演技してほしい。ダーク系が似合うから、振り切った悪役をやってほしいな。

 友達にも言われる。菜々緒さんがドラマでやるような、すごい悪い女の人やってほしい、って(笑)。

莉佳子 絶対似合うよ。かえでぃーがイヤだってことはさせたくないから、かわいい系の役はやらせません。そういうことすると嫌われるから(笑)。

 ありがとうございます、すぐ嫌っちゃうんで(笑)。…いやうそうそ、そんなことないよ!?

 

▼一緒にパフォーマンスするときって、どんな感じですか?

莉佳子 去年のツアー『続・花鳥風月』のチーム風公演で、初めてふたりで歌ったよね。ここふたりって、ハロー!プロジェクト全体のコンサートで、グループをシャッフルして少人数ユニットで歌うときも、なかなか一緒にならない。

 ならないねー。でも『続・花鳥風月』のセットリストをもらったら、ふたりの曲『ROCKエロティック』があって。いちばん最初がステージの端にそれぞれいて、フリーで踊ってほしい、と言われて「あぁ、お互いが強い感じを初っ端から見せたいんだな」と感じ取りながら、お互い振り付けしてね。楽しかったけど毎回緊張してた。このふたりが揃うから出る空気というか、『ROCKエロティック』でしか出せない空気があることを自分でもわかっていたから、そこに向けた気合いが、本番全体通してとの気合いとはまた別にあったな。

莉佳子 わかる。楽しかったけど緊張したよね。でも「かえでぃーと一緒だから大丈夫でしょ」って安心感はあったよ。リハーサルで「ちょっとオスみ強くない?」って話をしていたときに、かえでぃーがぽろっと「曲の雰囲気もあるけど、私たち攻めすぎなくても曲になじめるから大丈夫だよ」と言ってくれたおかげで、別の表現に変えてみようかなって思えたこともあったし。

 そうだそうだ。曲の中で顔を見合わせる時間が結構多かったけど、そのときの佐々木の眉の力の入り具合がすごくって。佐々木の中では気合いを入れてこう見せたい、と表現していたと思うけど、私が思うに「客席にファンの方がいて、音が鳴って、照明が当たって、マイク持って歌う状況になれば、勝手に気合が入るから大丈夫。そこにさらに気合を入れ過ぎようとすると、オスみが強くなっちゃうよね」って話をしたんだ。

莉佳子 確かにそうだなって思ったから、言ってもらえてよかった。

 私たちがリハーサルをしてるとき、チーム風の他のメンバーが「この曲をいちばん楽しみにしてた」って、周りでずっと見てたよね(笑)。

莉佳子 昔の私たちを知っているメンバーも多かったし、わぁ〜! ってめっちゃ沸いてくれたね。

 「ぎゃー、うぇーい、来た来た来た!」って、それぞれ沸いていて、恥ずかしかった(笑)。