え、超スゴいんですけど…。神保町の街が謎解きになった「AR謎解き」をやってみたら…

「謎解きゲーム」って、やったことありますか? 「脱出ゲーム」という名でも数々のイベントが開催されている、その名の通り「謎を解きながらストーリーを進めていくゲーム」のこと。人気アニメやマンガとコラボした作品があるなど、さまざまな謎解きゲームが日々登場しています。

さて。
CanCam編集部がある東京・神保町でも、そんな「謎解きゲーム」が行われているという話を聞きつけました。何やら「神保町の街を歩きながら謎解きができるらしい」「しかも、ARとかいう技術を駆使したアプリで、何やらスゴいことになっているらしい」という、ちょっと気になる情報つきで、です。

というわけで一時期、友人たちとひたすら謎解きゲームに通い詰めた謎解きLOVE♡な編集部後藤と、謎解き経験ほぼゼロの編集部アシスタント浜崎が実際に経験してきました。


がんばりまーす!

◆「ある珈琲店からの挑戦状 in神保町」

さらりと今回の謎解きゲームの概要を説明すると、今回の謎解きゲーム「ある珈琲店からの挑戦状」は、「まちがもっと好きになる」をテーマに、小学館とPretiaが共同で取り組む「ARタウン」プロジェクトの第一弾。神保町に実在する珈琲店の店主から出されるミッションを、専用アプリを使い、街を歩きながらクリアしていくゲームです。

とはいえ私、すでに神保町のこと結構好きですけど、もっと好きになるものなんですかね?(本音)

とはいえやってみないとわからないことだらけなので、早速トライ!

◆謎解きゲームスタート!

専用アプリをダウンロードしたら、最初のミッションを解いてスタート地点を見つけるところから謎解きは始まります。5つのミッションをクリアしたら、次に目指すべき場所が「マップ」に表示される仕組み。まず近場から行ってみました。

後藤「この建物の近くにあるはずなんだけどな〜」
浜崎「こっちじゃないですか?」

謎解き好きなはずの私(後藤)より初心者の浜崎のほうが案外固定観念に囚われていないぶんサクサクと見つけていきます。
早速ARを起動してみると…。

後藤・浜崎「わぁ!」

なんの変哲もない室外機からカラフルな煙が吹き出すARマジック! どなたでも「この場所がこんな風景になるの!?」と楽しめるのはもちろんですが、神保町を知っている人がトライすると、勝手知ったる場所なのに、街がまったく知らない姿に見える…という超不思議な体験ができます。うっかりミッションを解かずにしばらく見ちゃいました。

楽しい♪

他の場所では、とあるレストランの近くにある真実の口にARカメラを当てると…

食べ物が飛んできたー! なにこれ、すごい!

ミッションの難易度については、そこまでものすごく「絶対無理!」というくらい難しいものはありません(おそらく)。謎解きをしたことがない人でも、かなり親切な「ヒント」機能があるため、それに頼ればおそらくほぼすべての人が詰まずにクリアできるはず。謎解きの醍醐味のひとつでもある「あー! あのアレが伏線だったのねー!」もいくつもあり、それに気づいた瞬間の楽しさったら。
謎解き初心者の浜崎も「ARすごい!」と言いながらガンガン解いていきました。(ちなみに真実の口のミッションも浜崎が先に解いたので、本当に謎解き歴はほぼ関係なし)

ただ「ヒント」はあるものの、個人的おすすめとしては、できればギリギリまでヒントを見ずに、あーでもないこーでもないと頭を悩ませたほうが楽しいです! 神保町には美味しいお店や素敵な喫茶店がたくさんあるので、いくら考えてもわからなくなった、小腹が空いた……などがあったら、ちょこちょこ寄り道するとさらに神保町を楽しめると思います♡

余談ですが、謎解きを行いながら次のミッションの場所へ移動するべく、ふと神保町の街を歩いているときでさえも「私たちだけには今、ARで別の神保町が見えているのよ…」と謎の優越感(?)が生まれて、だいぶ楽しかったです。


いつもの交差点の信号待ちもちょっと違う景色に見えました。

 

ミッションをクリアするために神保町のさまざまな場所へ足を運ぶことになるこちらの謎解きゲーム。私自身、結構神保町のいろいろな道をめぐっていましたが、それでも知らない場所がまだまだたくさんありました。
そのままラストまでクリアしてみたら、ちょっと気になっていたあの店に行くきっかけになったり、まったく知らなかった行ったことのない場所に行けたり、ちょっとした神保町の歴史を感じられるようなARがあったり…と、本当に「まちを好きになる」仕組みがたくさん。

一通り謎解きゲームが終わってから、この「ある珈琲店」の舞台となった喫茶店に行き、クリームソーダで一息。甘いアイスとしゅわしゅわ炭酸が体にしみわたり、頭を使いながら神保町のあちこちを歩き続けた体に染み渡ります……。

美味しいので、ぜひ。

ちなみにこの謎解きゲーム、ずっとスマホを起動しっぱなしにしているため、バッテリーの減りがいつもより早い早い。モバイルバッテリーをお持ちの方は絶対に持ってきてトライすることをおすすめします。お持ちでない方はおそらく途中で充電しにどこかのカフェに入る可能性があるので、充電コードだけは持ってきておいてください。あと、結構歩くので絶対に歩きやすい靴で。

あ、ミッションとは別ですが、どこかに名探偵コナンのAR広告が出るところもあります。今回は「AR広告」という形でしたが、もしかしたらこうして、小学館の大人気キャラが街のARに登場する…という可能性もゼロではないという夢のような話も聞きました。もしどこかのドアからコナンの犯人が顔を覗かせて、それを追いかけていくようなARがあったら…やりたすぎる!(夢だけ先に広がります♡)

さらに、ほぼ外でプレイできる上に時間によって上限人数が設けられているので、「人がゴミゴミしていたらイヤだな…」と気にする必要はほとんどなし。
楽しく街歩きをしながら謎解きをして、ARのすごさに浸ってみる…そんな体験、気になった方はぜひトライしてみて!

『ある珈琲店からの挑戦状』
実施期間:2022年1月26日(水)〜 2022年3月31日(木)
スタート時間:12:00~15:00
料金:1,960円(税込)/1回
体験時間の目安:90~120分(時間制限なし)
※新型コロナウイルス感染拡大状況を考慮し、期間中の予約枠削減や休止の対応を取る可能性があります。

アプリダウンロードURL
iOS:https://apple.co/3HUgUJK
Android:https://bit.ly/3zORlXL

構成/後藤香織