【超難読】「篦棒」って何と読む?絶対知ってるあの単語です…!

「篦棒」って正しく読めますか?


聞いたことはあっても、漢字で書かれると全然読めなくなってしまう日本語ってたくさんありますよね。たとえば、恥ずかしいと思う気持ちを意味する「含羞」や、褒めて相手を得意にさせることを意味する「煽てる」、木材・石材・金属などに穴をあけたり、溝を刻んだりするのに用いる工具を指す「鑿」など。

そんな「聞いたことはあるけど意外と読めない」日本語クイズから、本日チャレンジしていただくお題はこちら!

「箆棒」

「箆」という漢字がかなり難しいですよね。普段ほとんど見かけないので、全く見当がつかないという人も多いのでは? ということで、まずはヒントを見てみましょう。

 

■ここでヒント!

小学館デジタル大辞泉によると、「箆棒」の意味は次のとおりです。

  1. 程度がひどいこと。はなはだしいこと。「今日はーに寒い」「ーな値上がり」
  2. 普通では考えられないようなばかげていること。「そんなーな要求はのめない」
  3. 人をののしっていう語。ばか。「何をぬかすか、このーが」

漢字から「棒」に関するモノ? と予測した人も多いかと思いますが、意味を見てみるとそうではないようです。「異常」や「並外れた」と似た意味を持っていますね。ちなみに、ひらがなにすると「○○ぼう」と4文字になります。日常会話ではあまり使わないかもしれませんが、小説などで出くわすことはあるはずです。

そろそろピンと来たでしょうか? では正解を見てみましょう。

 

■正解は、こちら!

「箆棒」の読み方、正解は「べらぼう」でした! 漢字も読み方もなかなか難しかったですね。ちなみに、寛文(1661年~1673年)末年頃に見世物で評判になった、全身真っ黒で頭はとがり、目は赤く丸く、あごが猿のような奇人「便乱坊 (べらんぼう) 」「可坊 (べくぼう) 」が由来で、「篦棒」は当て字とのこと。また、「箆」は「かんざし」という読み方もあるようです。

歴史が関係している日本語であることが分かりました。「異常」「並外れた」の類義語として、この機会にしっかり覚えておきましょう。

CanCam.jpの日本語クイズは毎朝6時に更新中。他の問題にもチャレンジしてみてくださいね♪(澤夏花)

 

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