年末こそ! マンネリを解消し新鮮な関係でいるための心理テクニック
どんなに愛し合っているカップルも付き合いがある程度続くと、付き合い始めの頃のドキドキやトキメキが無くなっていき、だんだんと“飽き”が訪れてしまうもの。でも、それを放置していると、だんだんと恋の熱も冷めてしまいます。そのため、ちょっとした工夫をしてみてはいかがでしょう。そこで今回は、「マンネリ化を防ぐための心理テクニック」についてご紹介させていただきます。
■刺激をあたえるなら“嗅覚”と“聴覚”がベスト
人間の記憶に最も残りやすいもの、それは実は「嗅覚」だとされています。そして、刺激を取り入れる器官として、最も優れているのは「聴覚」。この二つの感覚を上手く活用することも、マンネリ化を防ぐ上で重要です。例えば、デートの際に身にまとう香り、香水やコロンを変えてみることで、相手はあなたへの印象がガラリと変わるでしょう。そして、音楽が流れている場所(カフェなど)を積極的にチョイスすることで、忘れられない思い出を刻み込むことができるように。シチュエーションを活用することもマンネリ化防止の上で、有用なのです。
■季節のイベントを交えながらデートを
日本には季節の変化である四季があり、その都度シーズンごとの楽しみやイベントがあります。マンネリ化を防止する上では、これを活用しない手はありません。仮に同じデートスポットでもシーズンが変われば、印象もガラリと変わります。春はお花見、いちご狩り、夏は花火大会、海、お祭り、秋はハロイン、紅葉、冬はクリスマスとお正月。シーズンごとのイベントを盛り込んでいけば、マンネリ化は自ずと防げるはずです。特に、年末年始はうってつけのシーズンだといえます。
■風通しのいい関係づくりが飽きを防ぐ
マンネリ化はお互いの距離が近すぎても生まれやすいものです。どんなに好きな食べ物でも、ずっと食べ続けていたら飽きてしまいますよね。それと同じものだと思って下さい。だからこそ、“束縛”は厳禁です。常に人は新鮮な刺激を求めて動き続けています。そして、そこから得たものを親しい誰かと共有したい生き物なのです。そのため、あなたが相手を束縛してしまうと、急速に彼の熱は冷えてしまいます。ある程度自由にさせて、風通しのいい関係をつくることがマンネリ化を防ぐ上では大切なのかもしれません。
■二人で「初めての体験」をつくる姿勢を
マンネリ化は必ず訪れるものです。人間が恋をすると脳内麻薬物質である「ドーパミン」が分泌されて、ある種の興奮状態になります。しかし、それは長続きせず1~2年で枯渇してしまいます。そのため、自分たちで刺激を作り出さないと関係が冷めてしまうのです、そこで大切なのは、二人で「初めて」を創っていくことです。人間は初めてのことを経験することで、刺激を感じます。その刺激をくべ続けることでマンネリ化を防ぐことが大切なのです。
おわりに
人間の心はとても不思議なものです。手に入れるまでは、対象を渇望しどんなことでもやろうとするのに、いざ手に入れるとそこに満足していずれ飽きてしまいます。でも、それは私たち人間が生きていくために持っている大切な本能でもあります。だからそれを超えるほどに彼と深い絆を育んでいくことがマンネリを防ぐ上では大事なのです。(脇田尚揮)
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出書房新社)。