半数が「外出先で〇〇を我慢」経験あり?トイレ事情を大調査!

健康な体は健康な腸から! 我慢は体に毒? みんなのトイレ事情を調査!

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コロナの影響で健康への関心が高まっている昨今。健康でいるために必要なのは、「バランスのとれた食事」「適切な運動」「十分な休養・睡眠」の”健康三原則”といわれています。しかしもう一つ忘れてはいけない重要なポイントが! それは「排泄」です。不必要なものをちゃんと排出することで、毒素をためずにバランスのいい体を保つことができます。今回はこんなトイレ事情についてのアンケート結果をお届けします。

まずはこちらから。便を毎日出したいときに出せているかについて、4割近くの人が「いいえ」と回答しています。便意を我慢し続けると、便の水分がなくなり硬くなってしまい、腸内環境の悪化にも繋がってしまうため、出したい時に出すことがとても大切なのですが、それができていない方も決して少なくないようです。

また、自身の便をチェックしているかについて、半数近くの人が毎日チェックしている一方で、あまり確認できていない人も多いことが分かりました。「健康のバロメータ―」とも言われる便、腸内環境を知らせてくれる存在。自分の健康状態を知るためにも、以下の表でぜひチェックしてみてくださいね!

排便時のチェックポイントは形状だけではありません。いきまずスッキリと出る快便が健康の証! これについて聞いてみると、半数以上が快便であると回答した一方で、『うんちは出るものの、まだ残っている感があってスッキリしない(29.0%)』『便秘がちなので、硬いうんちが出る(8.6%)』『ゆるいうんちが出るのでスッキリしない(5.8%)』と続きました。毎日快便が理想的ですが、なかなかそうもいかないのが現実のようです。

我慢することでかえって便秘などにつながってしまいますが、外出先で用を足すことに抵抗を感じる人も少ない様子。自宅以外で便意を我慢した経験について聞くと、実に半分の人が経験ありと答えています。理由として最も多かったのが『時間がない(休み時間が短い、忙しくてつい我慢してしまう)』。次いで『トイレが汚かった』『行きたいと思った時に他の誰かが使用していた』『和式便器に抵抗がある』『リラックスして用を足せない』と続きました。

これ以外にも、『不特定多数が利用するトイレに抵抗がある(人がいて恥ずかしい)』『トイレが臭かった』『職場や学校など公共の施設ではなるべくトイレに行きたくない』『用を足している時に音が出るのが嫌』『用を足している時に臭いが広がるのが嫌』『自宅以外のトイレは使いたくない』など、タイミング的に我慢せざるをえなかった人から、臭いや他人が気になるという意見までさまざまな理由があげられました。

公共の場では生理現象ではあるもののなんとなく恥ずかしかったり、衛生面で不安があったりと、リラックスできない人が多いようです。

では外出先ではどんなトイレなら行きやすいのか、アンケートの結果がこちら。『こまめに清掃されている』という回答が最も多く、次いで『除菌・消毒ができる』『温水洗浄便座が設置されている』『防臭機能や装置が設置されている』『トイレ用擬音装置が設置されている』と続きました。これ以外にも『入口から完全に個室(周囲に人がいない)』や『防音』など、他人の気配を感じないようなトイレ空間が求められているようです。

大人になってからも気になるトイレ事情ですが、こどもの頃から気になっている人も多いはず。そこで小学校時代のトイレ事情について聞いてみました。

年代別の結果がこちら。全体では和式トイレのほうが多くも、20代では4人に1人が「和式と洋式があったが洋式を利用していた」と回答しました。2020年9月1日時点での文科省の調査によると、全国の公立小中学校の洋式トイレ割合は57%。洋式が優勢になりつつも、和式トイレはまだまだ現役のようです。20代以降では学校が和式トイレ優勢だとしても、自宅は生まれたときから洋式トイレ、という人が多いのではないでしょうか。

慣れない和式の使いづらさもふくめ、学校でトイレを我慢してしまう子どもも少なくありません。「小学生の頃、学校でトイレを我慢したことはありますか?」という質問に対し、7割近くが経験ありと回答しました。年代別に見ても、全年代で「我慢したことがある」が6割を超えています。なぜ我慢していたのか、理由を聞いてみました。

・からかわれることがあった、からかわれている人も見た(20代/男性)
・授業の途中でトイレに立つのが恥ずかしかった(20代/女性)
・集会等、全校で集まる時に行きづらくて我慢した(20代/男性)
・トイレが汚かったので我慢した(20代/女性)
・和式での排便が慣れていないから我慢していた(20代/女性)
・恥ずかしくてなかなか行けず、違う階のトイレや人があまり来ない通路のトイレを使用していた(20代/女性)
・大便をすること自体がいじめ等の原因になって、個室自体も少なく、入ったことですぐにばれてしまう事、また、大便自体が恥ずかしい事という認識があった(30代/男性)
・友達と一緒にトイレに行ったため出しづらかった(30代/女性)
・薄暗く、雰囲気が怖かった。和式では落ち着いて用を足せないから(30代/女性)
・トイレの洗面所で他の生徒がたむろしていたため行けなかった(30代/女性)
・和式の方に入るとからかわれるから(40代/男性)
・小さい頃トイレに行こうとするとウンコマン等と言われたりするから。恥ずかしさがあった(40代/男性)
・和式の便器が嫌で我慢していた(50代/男性)
・男子は個室に入ると大便であることが明らかなので、見られれば馬鹿にされたりいわれのない噂の種になるため(60代/男性)
・授業中にトイレに行きたくなったが、告知するのが恥ずかしくできなかった。子供の頃ってそういう事でいじめに繋がる可能性があった(60代/男性)

生理現象でありながら、学校で用を足すことで他人からいじめられると答えた人が多いことに驚きです。我慢することで便秘につながり、ひいては体調を崩してしまうケースも……! 排泄は汚いし臭いし嫌なもの、という印象があるかもしれませんが、子どもの時から健康にとって必要なことだという正しい知識を身につけることが大切です。学校教育の現場では、こうした偏見を払拭するようなはたらきかけが求められますね。

 

洋式トイレのほうが使いやすいという人は多いですが、実は和式トイレには排便のしやすい姿勢というメリットがあるんです。そこで最後に、排便時の理想的な姿勢をおさらいしておきましょう! 洋式トイレでも排便のしやすい姿勢は、「ロダンの考える人」のように直腸と肛門の角度が鈍角に開き、便が通りやすくなる前かがみの姿勢だといわれています。ただし足が床についていないと踏ん張れないため、お子さんのいる家庭などでは台を設置するなど工夫が必要です。

いかがでしたか? なんとなく気恥ずかしいと思う人も少なくないでしょうが、腸内環境を知り整えることで、健康や美容にもいい影響が沢山あるんですね♪ みなさんもこれを機に、自身の腸の健康をチェックしてみてくださいね。

情報提供元/そのもの株式会社

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