最高のカタルシス体験…!Netflixのドイツ製ドラマ『ダーク』がおもしろすぎる
CanCamイチ海外ドラマ好きなライター石黒が、偏愛作品について自己満語り。今回、かなりの熱量で暑苦しくオススメするのは、この夏完結し、世界中でトレンド入りを果たしたNetflixのドイツ製オリジナルドラマ『ダーク』。後世に受け継がれるであろう傑作がまたひとつ、誕生しましたよ♡
『ダーク』のあらすじをチェック!
舞台はドイツの小さな町ヴィンデン。2019年地元の少年が失踪する。事件の真相に迫っていくと、ちょうど33年前に起こった失踪事件に繋がって…。4つの家族の過去と未来が複雑に交差する、タイムトラベル&ミステリードラマ。Netflixで独占配信され、シーズン3で完結。ドイツではもちろん、ヨーロッパや中東などでも熱狂的な人気を集めた話題作なんです!
『ダーク』はこんな人にオススメ!
- SFやミステリー作品が好き
- 見応えのある骨太なストーリーって最高
- 壮大な物語に心揺さぶられたい…!
- イッキ見できる中毒性のある作品を求めてる
物語が難解すぎる…。だが、そこがいい!
複数の時間軸が並行して進む本作は、とにかく登場人物が多いのが特徴! 4家族3世代が複雑に絡み合ってくるので、「この人はどの時代の誰??」「今って何年だっけ⁉︎」と、頭にはてなマークが浮かぶこともしばしば。ですが、それらが徐々に繋がっていく流れはまさに圧巻! タイムトラベルものは風呂敷広げすぎてオチはビミョーなんてこともありますが、『ダーク』は最後まできれいにまとめてくれます。美しく切ない結末に、きっと涙を流すはず。
気持ちいいほどの華麗なる伏線回収に惚れ惚れ♡
『ダーク』は、ただ単に未来や過去に主人公が行ってなにかをしたり、現代に戻ろうと試行錯誤する〝あるあるタイムトラベル物語〟ではありません! 「過去、現在、未来の区別は、幻想にすぎない」という、アインシュタインの名言の引用で幕が開ける1話目。この一文に全てが詰まっていて、物語が進むにつれて感じるのは、過去→未来の線ではなくて、過去も未来もない永遠ループ∞。それぞれのキャラの行動が、現在、過去、未来の全てに影響を与えていて、「あの時のあれがこうなるの!」「現在のこれは、こうだったの⁉︎」と気付いた瞬間は、もう快感…! 他にもちょっとした会話や小道具、カメラワークの随所に伏線が散りばめられていて、完成度の高さに感動すら覚えます(涙)。
タイトル通りの世界観にどっぷり浸れる
“失踪”や“別の世界(タイムトラベル)”という内容から、ドイツ版『ストレンジャー・シングス』とも言われている『ダーク』。ドラマティックな盛り上がりを作り、分かりやすくおもしろいのが『ストレンジャー・シングス』だとしたら、『ダーク』は暗~い世界が淡々と続き、気づいたらその沼にハマってしまってもう抜け出せない…という感覚。映像のトーンや効果音ひとつとっても、どこか不安や不可解な雰囲気を醸し出していて、「なにが起こっているの…?」という探究心を掻き立ててくれます。(ちなみに全シーズン通して天気はほぼ曇天か雨。暗い…笑) 物語に思いっきり浸かりたい人にとって、この雰囲気はたまらない。名場面が左右対象になったオープニングからセンスが溢れすぎているので、飛ばさずに見るのをオススメします♡
主人公のヨナスがイケメンすぎる♡
美しすぎる瞳に吸い込まれそうになる…! アップになるたび、そう思った人も少なくないはず! 主人公ヨナスを演じるのは、ドイツ若手俳優のルイス・ホフマン。繊細で儚げな魅力が『ダーク』の不思議な世界に抜群にマッチしていて最高♡ ドラマ内ではシリアスな表情が多かったですが、オフィシャルインスタ(@louishofmann)ではチャーミングな表情もチラホラ♡ 今後の出演作も要チェックです!
秋の夜長は、相関図片手にダークの世界に浸りたい
濃厚で骨太なストーリーゆえ、サラッとみたり流し見するのでは、正直ついていけません! 物語においていかれないように、相関図はマスト。1話1話整理しながら、じっくり『ダーク』を堪能してください♡ 難しさを超えたその先に、最高の視聴体験が待っています!(石黒千晶)