デビュー30年の軌跡をだどる、安野モヨコ展 ANNORMALが好評開催中!
漫画家・安野モヨコのデビュー30周年を記念して、500点にもおよぶ原画と共にその創作の軌跡をたどる展覧会「安野モヨコ ANNORMAL」が世田谷文学館2階展示室で開催中!(ローソンチケットによる完全予約制)
高校3年生でデビューした安野モヨコは、1995年に連載を開始した『ハッピー・ マニア』で一躍人気漫画家に! “ふるえる程のしあわせ”を求めて様々な男との出会いと別れを繰り返す主人公・重田加代子(通称・シゲカヨ)の姿に共感した女子も多いハズ…!
その後、女性向け漫画誌にとどまらず、青年誌に『花とみつばち』『さくらん』『働きマン』、少女漫画誌に『シュガシュガルーン』、さら に新聞紙上で連載開始された『オチビサン』など、性別や年齢の枠を超えた様々な読者の心をとらえ、喜びと力を与える物語を創り出してきました。
男と女それぞれにとっての恋愛、あるいは社会人の現実と少女の空想世界といった、相反するテーマを描き分ける安野モヨコ。その振幅の大きい作品世界を本展で は「女」-「男」、「荒」-「和」、「美」-「醜」、「夢」-「現」などのテーマごとに、初期作品から最新作までの作品原画を中心にご紹介します。
体調不良による休筆期間を経て、安野モヨコは現在、ファン待望の『ハッピー・ マニア』の続編となる『後ハッピーマニア』の連載もスタートし、漫画家としての 活動を再び本格化させています。
さまざまな作品を通じて、誰かに合わせ模倣するのではない「本当の自分の欲望とは何か?」「幸せとは何か?」を読者に問いかけてきた安野 モヨコ(ANNO)。その普通でない(UNNORMAL)、唯一無二の「ANNORMAL (アンノーマル)」な作品世界を堪能してみてはいかがでしょうか。年齢や性別を問わずどこかに刺さる安野モヨコの世界。安野モヨコファンはもちろん、あまり触れてこなかったという人にもぜひ訪れてほしい内容です。
7月1日(水)-9月22日(火・祝) 臨時休館・会期変更の場合あり
会場:世田谷文学館2階展示室
〒157‐0062 東京都世田谷区南烏山1‐10‐10
開催時間:10:00~18:00 ※展覧会入場、ミュージアムショップの営業は17:30 まで
休館日:毎週月曜日(ただし8月10日・9月21日は開館し、8月11日は休館)
※事前予約制
展覧会のご入場に関しましては、ローソンチケットで日時指定のチケットを事前にご購入ください。
一般 ¥800、65歳以上・大学・高校生 ¥600、小・中学生 ¥300 、障害者手帳をお持ちの方 ¥400 (但し大学生以下は無料)
新型コロナウイルス感染予防対策のため、展覧会や催し物等が中止・延期になる場合があります。
臨時休館情報も含め、詳細は世田谷文学館ホームページをご覧ください。
300ページ超えの展覧会公式作品集『安野モヨコ ANNORMAL』もすごい!
安野モヨコが描く漫画は、どこまでも心をえぐり、掴んで離さない…。展覧会の図録を兼ねた作品集『安野モヨコ ANNORMAL』では、作品に加えて安野モヨコ自身にも深くフォーカスし、作品の根源にある作家の人間性を、代表作の原画や設定資料、イラストレーションとともに紹介。
歴代編集者やアシスタントの証言や、夫であり監督・プロデューサーの庵野秀明の言葉、そして安野モヨコのロングインタビューも掲載され、安野モヨコの世界を余すことなく堪能♡ さらに単行本未収録作品、幻の漫画、そして「FEEL YOUNG」に異例の2号連続掲載となった、貴重な読み切り版『後ハッピーマニア』も特別収録しており、安野モヨコの世界にどっぷり浸れる一冊です。
定価¥2,700(税抜)
発行:小学館 B5判 304ページ
会場および全国書店等にて好評販売中!
展覧会と作品集、ふたつの『安野モヨコ ANNORMAL』いかがでしたか?どちらもデビュー30周年にふさわしい、安野モヨコ作品と安野モヨコ自身を深く理解することができる内容です。多くの連載を抱え、全力で走った安野モヨコにの筆が突然止まったのは一体なぜか? なぜ、心が壊れるほどに、描くことを止めなかったのか? 華々しい作品の裏にあった苦悩と葛藤、世間からの批判…。圧倒的な想像力と表現力で描かれた作品たちとは…?そして近年の復活まで、『安野モヨコ ANNORMAL』で確かめみて。
情報提供元/世田谷文学館