どこまでできる？ コロナ状況の意識調査
緊急事態宣言が解除されたとはいえ、うかつに外出していいのか悩みますよね。これまで外出自粛してきたから少しくらい出かけたい気持ちもありますが、コロナウイルスへの不安の気持ちの葛藤が……。
そこで今回は、株式会社クロス・マーケティングが全国20歳～69歳の男女1089名を対象に行った「緊急事態宣言後の外出意識に関する調査」を基に、みなさんが考える「ここまで大丈夫」ラインを見ていきましょう。
【飲食編】現在してもいいと思うこと
1位 家族と近所の飲食店で食事 39.7％
2位 1人でカフェ・食事処に行く 27.2％
3位 友人・知人2人でカフェ・食事処に行く 17.4％
「家族と近所の飲食店」は4割弱、「カフェ・食事処での飲食」は1人であれば3割弱が「してもいい」と回答。1人なら接触機会も少なく、他の人にも迷惑をかける心配も少ないのでは、と感じますよね。
一方で、2人以上の飲食についてはかなり消極的な印象に。不特定多数が触れ合う場での家族以外の人との食事には抵抗があるようですね。特に「3〜4人」「5人以上」ともなると、「いい」と感じる人はやはり1割以下。まだまだ以前と同じようにお出かけには抵抗がある人が多いようです。
【その他の外出編】現在してもいいと思うこと
1位 動物園・植物園に行く 17.7％
2位 水族館・博物館に行く 15.2％
3位 映画館に行く 13.8％
野外などの人と密になりにくい場所・声を出すことがないので飛沫感染の危険が低そうな場所がランクインしている印象です。人ではなく、動物と触れ合って外出自粛で疲労した心を癒したいという気持ちもあるかもしれませんね。とはいえやっぱりこちらも、1位の「動物園・植物園」でも2割以下。ほとんどの人はやはり「娯楽の外出はまだちょっと抵抗がある」のが正直なところのようです。
ちなみに最も回答率が低かったのは、やはり「ライブハウス・クラブに行く（2.3％）」でした。3月に集団感染が確認されたことの影響や、3密という環境を控えたいという気持ちがあるようですね。
さらに約4割が「特にない」と回答しているのも印象的です。緊急事態宣言がたとえ解除されたとはいえ、外出や娯楽のための外出には慎重な様子がうかがえます。
未だ終わりが見えない新型コロナウイルス。「新しい生活様式」とも言われるように、どのように行動するべきか、考えたいですね。（齋藤有紗）
