CanCam6月号のアザーインタビュー&アザーカットを大公開♡
CanCam6月号にワンちゃんと登場し、爽やかすぎる癒やし効果を出してくださった俳優の杉野遥亮さん。CanCam.jpでは、誌面に載せきれなかったアザーカットとインタビューを前編と後編に分けて、たっぷりとお届けします♪
前編は近日公開の出演ドラマ『ハケンの品格』のことなど、作品や役者としてのお仕事についてのインタビューです!
Q.目覚ましい活躍の杉野さんですが、ここ数年で成長したなと感じる部分は?
最近、大学時代の友達に、物事の見方とか考え方の幅が広がったねって言われました。大学時代は、何も考えずにただただ生きていたので、ぼーっとしていることが多かったし(笑)。その頃と比べると、今はひとつの事に対して深く考えることも増えたので、だいぶ成長していると思います!
――具体的にはどんなことを考えたりしていますか?
意識的に人を見ることが増えましたね。この仕事をやっている、演技の勉強のためもありますけど、「その人がどういう考えで、なぜその言葉を発したか」とか。そういうことをより深く考えるようになった気がします。
Q.時代劇から恋愛ものまで幅広く経験されてきましたが、特に印象的だった作品、役柄はありますか?
2019年は、特にそういう作品の撮影が多かったような気がしますね。『ミストレス~女たちの秘密~』もそうだし、『スカム』とか、そのあとの『山本周五郎ドラマ さぶ』、『俺の話は長い」も。全部、その時その時、自分が足りないなって思っているものが、そこで消化できたような1年だったような気がしました。どれをとってもターニングポイントではあるんですけど、強いていうなら、『スカム』なのかな。表現することの自由さというものを感じ始めたのは『スカム』だったかもしれないです。
Q.作品が重なったときは演じる役の切り替えや、プライベートと役の切り替えは、難なくできる方ですか?
プライベートと役の切り替えは問題なくできます。だけど作品が2つある時は、いっぱいいっぱいかもしれないですね。まだ3つは重なったことないのですが、そうなるとテンパりそうだなって(笑)。
――作品が重なったときの切り替えはどうやってしていますか?
ちょうどこれから、『ハケンの品格』と『東京リベンジャーズ』の撮影を一緒にやっていくんです。(取材を行ったのは3月の初め。予定では作品の撮影が始まる頃でした) 今までだと、『春待つ僕ら』と時代劇が重なっていたことがあるのですが、その時は新幹線に乗ってる移動中に切り替えができていました。セットや背景が全く違うし、髷だったり、金髪だったり、撮影の環境が振り切れていたので、そこはごっちゃにはならなかったんですよね。でも、それはちょっと前の話だからな…実は作品ががっつり重なるのが今回久しぶりなので、どういう風になるのかなと自分でも楽しみです。多分『ハケンの品格』の現場に行く前は、聴く音楽がキーになるんじゃないかなって思ったりもしています。
Q.数日後から『ハケンの品格』の撮影が始まるとのことですが、今の気持ちは?
どうなるんだろうっていうワクワクと、ちょっと怖さもあります。
――「怖さ」というのは?
やっぱり、クランクインの前には自分で役を固めすぎてもダメというか。現場で柔軟に、シフトチェンジすることもできないといけないから。だからといって固めていかないと、自分的に不安もあったりして…。その按配がうまくできるのかなっていうのが、不安になったりしますよね。クランクインして感触が掴めてきたら、絶対に楽しいと思うんですけど。やっぱり現場に入る前ならではの、独特の緊張感はありますね。
『ハケンの品格』は、プロデューサーさんとスタッフさんと、結構顔見知りの方が多いというか。他の作品でご一緒したスタッフさんたちがいっぱいいらっしゃる、僕にとってすごく縁のあるチームなんですよ。すごいストイックにやっているチームだから、怖いというか、自分が鍛えられる場な気がしているんです。
Q.今回、杉野さんが演じる役柄について教えてください!
コネで入社してきた、新入社員・井手裕太郎を演じます。ちょっとネガティブな部分がある人物で、コネ入社で入ってきて本当に自分のやりたいことに100パーセント力を注ぎきれていない感じ。きっと自分のやっていることに誇りを持ちたい人なんだと思います。
――共感できる部分はありますか?
共感できる部分はけっこうあります。自分がやりたいと思うことが見つからず、やりたいことに100パーセントで向きあえていない時っていうのは、やっぱり卑屈になってしまう気持ちもわかるし。そういう人って少なくないと思うんですよね。
Q.最後にドラマを楽しみにしている方々にメッセージをお願いします!
男女関係なく、幅広い方に観ていただけるドラマだと思います。きっと多くの方に自分と重なる部分を感じてもらえるはずだし、それが何かのきっかけになればいいなと思います。笑えるところもたくさんあるので、そういったところもシンプルに楽しんでもらえればと思います!僕も、その一員になれるように頑張ります。
インタビュー前編をお届けしました!『ハケンの品格』の放送が待ち遠しいですね♪ 次回は後編、プライベートに迫る内容をお届けします。お楽しみに♡
水曜ドラマ『ハケンの品格』
毎週水曜22時~日本テレビ系にて近日放送
2007年放送の話題作が13年ぶりに復活! 令和の時代を舞台に、篠原涼子演じるスーパーハケン大前春子の働く姿を描く。〝正社員になれれば安泰〟という古い日本の雇用システムが終わった今、この新しい時代において働く者の品格を問うお仕事ドラマ。
すぎのようすけ。1995年9月18日生まれ。千葉県出身。公開待機作は、映画『水上のフライト』、映画『東京リベンジャーズ』。