月に1度悩まされる生理痛やPMSを簡単に改善する方法
月に1回、女性にやってくるものと言えばそう、生理です。腹痛が続いたりイライラが抑えられなくなったり、生理とともにやってくる生理痛やPMS（生理2週間前から起こる心身の不調のこと）はいつの時代も女性を悩ませる問題ですよね。
そこで今回は、ドクモカフェが女性6万人に行ったお悩みアンケートの結果と、ヘルストレーナーの菊﨑義史さんによる改善策をご紹介します。
多くの女性が生理痛やPMSに悩んでいる
ヘルスケアに関するお悩みアンケートをすると、38.5%の女性が生理痛やPMSに悩んでいるという結果になりました。また、「生理痛に悩んだことがある」「常にではないがある」「たまにある」と答えた女性はなんと全体の3分の２にものぼり、生理痛やPMSが多くの人が経験している問題だということがわかりました。
具体的なお悩みとしては
・痛みや体調不良がひどいと仕事にも影響が出てしまう（30代・会社員）
・イライラしてしまい彼や家族に迷惑をかけていると感じたことがある（20代・美容部員）
・毎月その頃には肌が敏感になって荒れてしまう（30代・主婦）
などが挙げられ、痛み・イライラ・肌荒れなどに悩まされているようです。
一生のうちで生理期間は「約6年9ヵ月」
女子の宿命だからしょうがないと諦めるのはまだ早い！ 少しでも生理痛やPMSが軽くなったらと思いませんか？ ここで、現在アンチエイジングトレーナー・ヘルストレーナーとして活躍中の菊﨑義史さんのお話をご紹介します。
生理の悩みは多くの女性のつきものですよね。トレーナーをしていると相談を受けます。
生理の期間や生理前には、感情が不安定なので些細な事でイライラしてしまい、落ち込む事も多いと思います。
そんなことがあると、身近な人に当たってしまったり、判断能力が落ちてインターネットで無駄使いしてしまったりし後悔した経験もあるのではないでしょうか。
だいたい５日（3日〜7日の平均）生理期間があるので、1ヶ月の1/4が不安定な日々を過ごすことになります。それは一生にすると約6年9ヶ月間という膨大な期間なのです。すっごく長いと思いませんか？不安定な日なんて、できれば1日でも短くしたいものです。
そうは言っても、これはしょうがないと、あなたはあきらめていませんか？
でも、誰でも一度は聞いたことのある方法をすればお金もかけず、その症状を少しでも改善する方法があるんです。
それが、【30分の有酸素運動とフレッシュな食べ物を食べるだけ】でOKなんです！
聞きましたか！？ 6年9ヵ月も生理と生活を共にしているなんて……！ 私はPMSが1週間前から始まるので、不安定な期間は14年ほどでしょうか。恐ろしい……！！
でも、最後の1行で少し希望が見えましたね。30分の有酸素運動とフレッシュな食べ物を食べるだけなら、なんだか続けられそう。もう少し詳しく見ていきましょう！
フレッシュな食べ物を食べよう！
生理中や生理前にイライラしてしまうのにはホルモンや神経伝達物質のバランスが崩れること・血流の低下により子宮が過収縮することなどが関わっていると言われています。そこで、食べ物や運動でホルモンバランスを整え、ストレスを軽減させようということなんです。
フレッシュなオススメの食べ物はこちら！
①赤身肉、レバー、青魚
タンパク質とビタミンB群で神経伝達物質の元を作り更に神経伝達物質を生産するのでバランスが整います。
②ほうれん草、小松菜、ケール、アーモンド
こちらはマグネシウムが豊富な食材。ストレスに強くなるのはもちろん、300〜600種類以上の酵素反応において必要となる栄養素なので、メンタル・気分の安定につながります
③ベリー系のフルーツ、柑橘類
ビタミンCを豊富に含んだ食材。ストレス対処にとても必要となるほか、神経伝達物質の生産にも関わっています。
どれもスーパーで手軽に購入できるものばかりですね。積極的に摂取して、ホルモンバランスを整えましょう！
運動をしてハッピーホルモンをつくろう♡
運動が効果的な理由は、”セロトニン”というホルモンが関わっているから。セロトニンはハッピーホルモンと言われ、メンタルの安定や幸福感に関わっているものです。運動するとセロトニンがうまれ、それだけで幸福感が上がるうえ、脳からエンドルフィンという痛みを軽くする物質が出て、不快な症状を軽減してくれるんです。
有酸素運動をすると、
・痛みや不快感のストレスに強くなる
・過度な痛みを軽減する能力が高まる
・運動自体でストレス解消ができる
・ホルモンバランスの崩れからのむくみを改善することができる
など、いいことがいっぱい！ ダイエットもできて一石二鳥ですね♪
【具体的にオススメな有酸素運動はこちら】
・ウォーキング 早歩きで20分（通勤などで電車を使う人は1駅手前で降りて歩くなどもおすすめ）
・ジョギング 30分（週に3回行うと◎）
・縄跳び15分
・エレベーター、エスカレーターを使わず、なるべく階段を使う
・シャドーボクシング
運動に慣れていない人も、まずは近所や家の中で少しずつできそうなものから始めてみて。継続は力なりです。
フレッシュな食べ物と運動でホルモンバランスを整えて、辛い生理痛を撃退しちゃいましょう！ また、生理痛・PMSに悩んでいる方は、産婦人科で相談するのもおすすめです。私自身、自分に合う漢方を処方していただけたことで酷かったPMSが少しましになりました。合う方法は人それぞれですが、生理と上手に付き合ってハッピーな日を増やしていきましょう♪ （平田真碧）
★産婦人科医が語る正しいPMS・生理痛の予防・対処法。「我慢してもいいことはありません」
