毎年“猛暑”を更新している日本の夏。5月頃から徐々に暑くなっていき、6月にはジメジメと蒸し暑い梅雨に入り、7月・8月は本格的な夏到来。ここで終わるかと思いきや、9月にやってくる厳しい残暑！
日本の夏って“5か月”も続くんですね！！
そんな夏に対応するため、『Oggi』6月号では5月→9月と続く「長い夏」を賢く乗り切る“働く女性のためのおしゃれプラン”を提案しています。
それにしても、こんなに夏って長かったですかね？
各業界のみなさんから証言を集めてみました！
【証言1】気象予報士発 この100年で、東京の気温は3～4度も上昇している！
「地球温暖化などの影響で、100年前より3～4度上がっている東京の気温。春と秋が短く、暑い期間が長くなっています。また都市部ではヒートアイランド現象によって、朝と夜の気温差が小さくなっているため“一日中ずっと暑い”と感じるのです。今年も、東日本は平年並み、西日本はさらに暑くなるという予報が出ています」(テレビ朝日『グッド！モーニング』気象予報士 依田司さん)
【証言2】家電業界発 夏用家電を5月に購入する人が増えている！
「扇風機、エアコンともに購入時期が早まっており、特に扇風機は5月、6月がよく売れます。近年注目の“DCモーター扇風機”は、従来のACモーター扇風機にくらべて消費電力が少なく、夏が長くなっている現状に電気代が抑えられるとあって人気です」(ビックロビックカメラ新宿東口店・家電担当 荻島久実さん)
【証言3】アイス業界発 10年前に比べて“ガリガリ君”は約4倍の売り上げ！
「近年アイスクリーム市場は拡大傾向にあり、弊社“ガリガリ君”は昨年4億7,000万本を販売。これも、夏が長くなっていることが要因のひとつなのかもしれません。5月、6月の初夏にもアイスを食べる人が増えたので、この時期に食べやすいよう、氷とクリームを合わせた商品をつくるなど、気温を考えながら商品開発を行っています」(赤城乳業株式会社・マーケティング部 岡部佑香さん)
【証言4】アパレル業界発 ユニクロの“エアリズム”が猛暑につき、発売延長！
「夏の暑さ対策の代表選手である、機能インナーの“エアリズム”。9月以降も残暑が厳しい日本の状況を考え、昨年から通年販売となりました。吸放湿機能を備えたエアリズムは、蒸れを放出し、汗をすぐ乾かすことが可能。着ているほうが涼しく感じる、と好評をいただいております」(ユニクロ・プレス 芦沢香さん)
暑い暑いと思っていましたが、こうして見ると、ますます日本の夏が暑くなったことを実感しますね。気候が確実に変わっているようです。毎年、東京の夏の暑さに負けて、涼しくて楽な洋服ばかり選んでしまう私ですが、初夏～猛暑～残暑を、おしゃれに過ごす方法を『Oggi』から見つけてみたいと思います！（さとうのりこ）
（『Oggi』2014年6月号）
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