ハイブランドのアイテム、清水買いすべき? おしゃれのプロに聞いた「選ぶ基準」
素敵に見えて、お手頃価格で、なおかつ着回せられたり…と、優秀なアイテムは年々増えていますが、たまにはハイブランドのアイテムを清水買いするのもおしゃれには必要!だと思っています。
ただ、そういう時に気になるのは“来年使えるかな?”かどうか。今は流行っているけど、来年の流行りなんてわからないですよね!
だからこそ、「こんなに投資してもよいものか」…と、迷ってしまうもの。私も失敗を繰り返し、ようやくマイルールにたどり着きました。
ボーナスシーズンですし、その私的「ハイブランドを選ぶ基準」についてご紹介します。
基準その1:ビビビと来たか
当たり前のようでいて、これ、重要です。
可愛い!素敵!=欲しい!という気持ちがあると、自ずと頭の中でファッションショーが始まります。あーして、こーして、きゃーかわいい♡…なんて、想像してはうきうき。私はこの時間が大好きです。
ビビビと来ると、まずそれを買うために努力できます。
その感覚、「どのくらい好きで、どれくらいそのために頑張れるか」は、お財布事情云々よりも重要。
トレンドアイテムに限らず定番アイテムでも、ビビビと来たらそれはタイミング。逆に、いくら流行っていても、自分を突き動かすほどの「ビビビ」がないなら、再検討した方がベターです。
基準その2:マイ定番になりえるかどうか
清水買いするのであれば、大切に、そしてせっかく買ったのだからこそ登場回数を増やしたいもの。
私の場合、足元にインパクトをつけるスタイリングが好き。「今日はこの靴履きたいなぁー」からコーディネートを考えることもよくあります。Tシャツ×デニムに華やぎシューズ、シンプルワンピースに派手スニーカー…靴はいくつあっても困らないもの(収納方法は困りますがだけ)!
ちなみにそんな私が出合った、最近の「清水買い」定番はこちら。
シャネルのエスパドリーユ。
上品なレザー使いと女子ならときめくシャネルマークにぞっこん。まさに、出合った瞬間「ビビビ」とときめいちゃいました。
これを選んだのも、靴が私のもっとも大事なアイテムだから。春夏はソックスを履くよりは素足で履く方が好み。でも冷え性だからサンダルよりもシューズタイプの方が好き…そんなすべてを満たすのが「エスパドリーユ」だったんです。
こんなふうに、自分の定番を改めて探してみると、今買うべき「清水買い」アイテムがおのずと見えてくるはず。
基準その3:エターナルかトレンドど真ん中か、「清水買い」はその2択
シャネルのチェーンバッグ、フェラガモのバレリーナシューズ、リーバイス501などの、時代を超えて愛されるアイテム。そんなエターナルなものたちは、トレンドに左右されず、色褪せず、不思議と品を持ち合わせているところが魅力です。歳を重ねるごとに、ひとつずつ買い足していくと、自分の格も上がったような気分になれます。シャネルのエスパドリーユも、毎シーズン春夏に活躍するという意味ではエターナルに入ります。
相反して、今まさにトレンドになっているラグジュアリーなアイテムも、清水買いには「買い」です。おすすめの理由は、それひとつで、たとえばシンプルなTシャツ×デニムでもトレンドスタイルが成立するから。持っているだけで旬な着こなしにアップグレードしてくれるというのは、やはりラグジュアリーブランドのアイコンならでは。おしゃれ偏差値も一気に高く見えます。素晴らしい!
シーズンいち早くトレンドアイテムを買うことで、実は思ったより長く楽しめるもの。本当におしゃれな人にこそ試してほしい「清水買い」です。
ボーナスをはたいてでも欲しい「清水買いアイテム」は、テンションを上げてくれる魔法を持っています。
たまには自分へのご褒美で、わくわくする気持ちを手に入れてみては? (伊藤有佳)
アパレルのプレスを15年経験したファッションアドバイザー・伊藤有佳さんが、おしゃれすぎる私服を中心に、トレンド服をナビゲート。
本人のInstagram(@itoyukaita)でも必見です!
【あわせて読みたい】
※エスパドリーユ、スニーカー…春はカジュアル靴から!【人気プレスの私物公開】