メーク下手でも豹変!大人の“リフトアップ”チークの入れ方

「チークだけメークデビュー当時のまま」、「いつもと同じ、これで合ってるの?」……そんな声をよく耳にしますが、チーク自体も入れ方も絶賛進化中です。『Domani』12月号では、ヘア&メークアップアーティストの千吉良恵子さんに聞いた、見ただけでわかるチークの入れ方プロセスとその極意をわかりやすく伝授していたので、ご紹介いたします。

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1:リキッドファンデーションでベースの艶肌をつくる

千吉良式に仕込みの練りチークを使う場合には、ベースはリキッドファンデーションで艶やかな肌を創るのが大前提です。

 

2:「仕込み血色チーク」にファンデーションを少量、混ぜる

手元にとった練チークに手持ちのファンデーションを少量(綿棒の先ぐらい)混ぜて。ベージュが混ざるとどんな血色カラーでもコーラル系に転び、肌になじむ上に密着度もアップ!

 

3:黒目の下の位置から大・中・小と三点置き

頬の一番高いところに黒目下から頬骨に沿って、やや上向きに指の腹でとん、とん、とんと3点に置く。いちばん濃くついてもOKな中央部分は多く、外側にいくほど少なくして。左も同様に。

 

4:中指で頬骨に沿って45度の斜め上向きにのばす

まず前置きした「仕込み血色チーク」を線で示した範囲ぐらいに中指でさらっとのばして。次にスポンジで丁寧にのばすので、指でのばしすぎて、指にチークが持っていかれないようにするのがコツ。

 

5:アウトラインを厚めのスポンジでぼかす

次に厚めのスポンジで4でのばしたアウトラインをなぞれば「仕込み血色チーク」の境目がなくなり、ふわっと、内側からにじむような上気感に。これでリフトアップチークの仕込みが完成です。

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6:ルースパウダーで全体をトーンダウンさせて

ルースパウダーをパフにとり、顔全体に滑らせるように透明ヴェールをかけ、より内側からにじむような質感に。毛穴落ちもカバーし、チークのつけすぎも救ってくれるワザ!

 

7:一度手元で余分な「薄かけローズパウダー」を落として、適量に

「薄かけローズパウダー」をブラシにとって、そのまま頬にのせてしまう人がいますが、それは絶対にNG! 失敗チークの原因に。またブラシの質も仕上がりを左右するので、専用ブラシを使って!

 

8:「仕込み血色チーク」上に、上下にアウトラインをなぞって

手元で一度はたいた「薄かけローズパウダー」をのばした「仕込み血色チーク」のアウトライン上に曲線を描くようにさっとひとはけ。パウダーチークは自分が思っているより少量でOK。

 

9:チークゾーンに重ねて正面の勾玉ゾーンにハイライトをオン

“ハイライトといえばCゾーン”は一昔前。目頭下から目尻にかけて正面に、仕上げたチークの上にかかるように少し広めにのせて。光を集め、目の下ゾーンをふっくら見せるのも若返りの要。

これで終了! いかがでしょうか? 360度立体美人の出来上がりです! チークひとつでかなり変わると実感される方も多いはずなので是非トライしてみてください。

Domani2013年12月号表紙

 

(『Domani』2013年12月号)

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