R-30!人気スタイリストが語る、一生ものコート5つの条件

この間まで夏だったのに、いつのまにか冬目前! ショッピングに出掛けると、やはり今季のコートが気になり見てしまうもの。『Oggi』では流行のコートはもちろんのこと、一生愛せる一生ものコートを特集。同誌人気スタイリストとして活躍する佐藤佳菜子さんが、コンシェルジュとして一生ものコートの条件、そしてそれら条件をしっかりクリアしたコートの数々を紹介しています。さて、そんな「一生もの」コートの条件を見ていきましょう。

 

Oggi201312-95

【1】“一生もの”は若者には選べない。

「一生もの」は、自分の好みや似合う服を熟知していないと選べません。佐藤さんでさえ、20代の頃はそもそも自分には何が似合うかわかっていなかったと言います。30歳が近づくにつれ、自分の好みや肌に映える色、自分の体をベストに見せてくれるシルエットが見えてくる。そんなふうに自分自身をわかった状態で買い足すコートは、これから先の“一生もの”になり得ます。

 

【2】高価=“一生もの”とは限らない。

「これを着ている自分はきっと素敵」と胸を張れる一生ものコート。そんな“一生もの”というと、価格の高さで探す方が多いのですが、実はそれではもったいない。価格と質は、必ずしもイコールではないため、値段にまどわされないことが大切です。

 

【3】何よりチェックすべきは、生地感。

値段よりも見るべきは生地感です。生地の表情がいつまでも美しいことは、コートを長く着る上でいちばん大切になるので、頼りがいがあってしっかりしていて、程よい重厚感があるものがオススメです。

 

【4】一生ものは、ジャストサイズで。

「このコート、何か流行遅れ……?」と思うその原因は、そのちょっとしたサイズ感。流行はサイズ感に現れます。そのため、一生ものに選ぶコートは、オーバーすぎずタイトすぎないジャストサイズを選ぶべき。体を美しく見せる服は、いつまでも長く愛せます。

 

【5】シンプル・イズ・ザ・ベスト。

もちろん、トレンドコートを着るのも流行の醍醐味です。けれど、サイズ同様に凝って遊んだデザインほど流行に左右されてしまいます。ベーシックで、装飾はできるだけない潔さこそ、大人の自信を与えてくれます。

 

これら5つの条件をクリアし、厳選されたコートが7着『Oggi』本誌に掲載されているのですが、やはりさすがの美しさ! 記事前半で掲載した『ドゥロワー』のブラックピーコートなど、ムダがない凛とした美しいたたずまいに、ついつい誌面をずっと眺めてしまったほど……。流行のコートも素敵ですが、30代になったら長く愛せるコートも一着、ワードローブに加えてみてはいかがでしょうか?(後藤香織)

 

Oggi2013年12月号表紙
(『Oggi』2013年12月号)

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