入浴の急激な温度変化で血圧が大きく上下し、体に負担がかかる「ヒートショック」現象による死者が増えているってご存じですか?
まだ若いから大丈夫と思っている人も要注意。実はこれからの忘年会シーズンは、特に20~30代でもヒートショックが増える時期なのだとか。
そこで今回はリンナイ株式会社が、全国の20~70代の男女960人を対象に行ったアンケートをもとに、ヒートショックについて調査。そこから見えてきた5つの危険な入浴法についてご紹介します。
その前に、まずはあなたがヒートショック予備軍になっていないか、チェックするところからスタート!
┃20~30代でも危険!「ヒートショック予備軍」をチェック
【ヒートショック予備軍チェックシート】
※当てはまるものにチェックしてみてください□ 自宅の浴室に暖房設備がない
□ 自宅の脱衣室に暖房設備がない
□ 一番風呂に入ることが多い
□ 42度以上の熱いお湯が好き
□ 飲酒後に入浴することがある
□ 浴槽に入る前にかけ湯はしない
□ シャワーやかけ湯は肩や身体の中心からかけている
□ 入浴前に水やお茶などの水分を取らない
□ メタボ・肥満・糖尿病・高血圧・高脂血症・心臓や肺、気管が悪いと言われたことがある
□1人暮らしである、または家族に何も言わずにお風呂に入る(チェックシート監修:東京都市大学人間科学部教授、医師、医学博士である早坂信哉氏)
5つ以上当てはまると「ヒートショック予備軍」。今すぐ入浴法の見直しを。もちろんひとつでも当てはまる項目があったらそこから改善するのが、最善の方法です。
厚生労働省の調査によると、年間約19,000人が入浴中の事故にあっていて、死亡者数も増加。その数は交通事故死の約4倍とも言われています。事故原因は脳梗塞や心筋梗塞が多く、その主な要因が「ヒートショック」なのです。
そこでさっそく危険な入浴法を見ていきましょう。