忘年会シーズンは20~30代でも注意!ヒートショック死を導く危険な入浴法5つ

【1】 脱衣室・浴室が「寒い」のは危険!

ヒートショックの大きな原因が「温差」。冷えた身体のまま湯船に入ると、急激な身体の変化が起こり、危険なのです。アンケートによると、冷えたまま熱いお湯に入った経験がある人は54%。自宅の浴室を「寒い」・「やや寒い」と答えた人は約7割近いことが判明。ちなみに脱衣室の暖房設備の有無を見ると、北海道地方は最も多く、九州地方が少ないようです。

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リビングと脱衣室の温度差は5度未満が安全な温度差と言われています。つまり室内を25度とすると、脱衣室・浴室はあらかじめ温めておき、20度以上にすることがベストのようです。

 

【2】 お湯の温度は41度以上を避けること

ヒートショックの危険が増すと言われているのは42度以上。アンケートによると42度以上のお湯に入っている人は約4割もいることが判明。特に東北地方、北海道地方、中国地方の人は、熱いお湯を好む人が多いことがわかりました。

■自宅の浴槽について、冬場のお湯の温度を教えてください。(751名回答)
・37度以下……3.6%
・38度……4.7%
・39度……6.0%
・40度……21.6%
・41度……21.3%
・42度……29.4%
・43度……7.3%
・44度以上……4.5%

 

【3】 “かけ湯”をせずに入るべからず!

アンケートによると、かけ湯をせずに入浴をしている人は20代が多く、約3割。全体でも15%の人が直接湯船に入っていることがわかりました。

実はこの「かけ湯」はヒートショックを避けることに大切な習慣。お湯に少しずつ体を慣らし、血圧の急上昇を防ぐため手足の末端から順に体の中心までかけ湯をするのがベストなのです。かけ湯というと、いきなり頭や肩からお湯をかける人も多いようですが、これは危険なので止めましょう。

 

【4】 飲酒後、食後、深夜の入浴は命取りにも

入浴のタイミングもヒートショックに大きな影響があります。例えば飲酒後の入浴は、血圧を異常に低下させたり、転んで思わぬケガをするなど危険がたくさん。また深夜や朝は、浴室内で体調不良を起こしても家族に気づかれにくいので注意が必要です。食事1時間以内も、消化機能が低下しやすいので避けたほうが無難です。

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【5】 隠れ脱水症状に気をつけろ!

ヒートショックによって起こる心筋梗塞などは、血栓が原因のことが多いようです。脱水は血液の粘り気を増し、血の塊(血栓)を作る原因にも。できるだけ入浴前は水分を小まめにとっておくように心がけましょう。

 

いかがでしたか? これから忘年会シーズン。「お酒を飲んだ日にお風呂に入れないとなると、いつお風呂に入るの?」という人もいそうですが、そんなときは無理せず、翌朝に入るのがよいかもしれません。入浴が気持ちいい季節だからこそ、安全に楽しいバスタイムを心がけたいですね!(いしかわちえ)

※情報提供:リンナイ

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