石川 恋が話題のホラー映画『祝山』に出演!撮影秘話から最新美容事情、CanCam時代の秘話も♡【独占インタビュー】

元CanCam専属モデルであり、現在女優として大活躍中の石川 恋さんが、映画『祝山(いわいやま)』に出演! この映画は、日本のホラー文学を牽引する作家・加門七海さんの小説が原作。なんと加門さんの実体験に基づく物語だそうで、リアルな怖さと深い物語にゾクゾクできると話題になっています。

映画『祝山』で石川さんが演じるのは、今までのイメージを覆すような衝撃的な役柄。そんな、モデル時代とは別人のような姿を見せた撮影の裏話から、最近の“ガチすぎる”睡眠事情、そしてCanCam専属モデル時代の感動的な“山の思い出”まで、たっぷり語っていただきました♡

●Profile
石川 恋(いしかわ・れん)
1993年7月18日生まれ、栃木県出身。2017年~2022年まで雑誌CanCam専属モデルとして活躍。2015年には女優デビューし、現在映画・ドラマ・舞台などで俳優として活躍中。近年の主な出演作は、ドラマ『恋フレ~恋人未満がちょうどいい~』、『黒崎さんの一途な愛が止まらない』、『ゲームチェンジ』、映画『本を綴る』、『黄金泥棒』など。現在は、ドラマ『憧れの作家は人間じゃありませんでした』、『ディープリベンジ-顔を捨てた家政婦-』、『コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店』に出演中。6月12日公開の映画『祝山』では、狂気へ駆り立てられる女性役を熱演。

映画『祝山』で石川 恋が熱演する、〝理性を失っていく〟衝撃の姿って?

――今回のオファーを受けた時、どんなお気持ちでしたか?

原作者の加門七海先生が、映像化の条件として『実写化するなら原作より面白くしてください』とコメントされていたのを知ってプレッシャーも感じましたが、私が演じた“矢口朝子”というキャラクターはすごく魅力があって、惹かれる役でした 。ホラー作品はとても久しぶりでしたし、この役は難しい挑戦になるだろうなと思いつつ、やりきった後にスクリーンに映る自分がどんなお芝居をしているのか楽しみだなって思ったんです。

――今回演じた矢口朝子はどのようなキャラクターなのでしょうか?

橋本 愛さんが演じる小説家・鹿角 かづのの同級生・矢口朝子が私の役どころです。矢口は肝試しに行った山の影響で、徐々に変貌していくのですが、その変化を口で説明するのは難しくて。人としての本能や理性が少しずつ失われて、生きることへの執着や思考するということができなくなっていく状態だと捉えていました。もしかすると、無意識のうちに矢口自身がそうなることを選んでいたのかもしれない、とも思いました。

――作品の中で、演技からだけではなく外見からも矢口の変貌ぶりが伝わってきて驚きました!

実は特殊メイクをしていて、太って見えるようにしたり、出来物を作っていただいたりしたんです 。エクステをつけて髪をバサバサにしたシーンもありました 。衣装さんやヘアメイクさんの力をお借りして外見を作り込んだおかげで、より一層役に入り込めました ! 完成した作品を観て、私自身も初めて見た表情や声色だったので、矢口という役に引っ張られていたのだなと感じました。

――この作品の怖さをひと言で言うとしたら?

浸食される怖さ、もしくは巻き込まれていく怖さだと思います。わかりやすく霊的なものが出てくる作品ではなく、もっとじわりと怖いんです。人間の手の届かないものへの恐怖というか、目に見えない強大なものに対する怖さが丁寧に描かれていて、裏を想像していくことで怖さが増していく感じがします。ただビックリする演出はないので、そういうホラーが苦手な人でも見やすい作品になっていると思います。

――今作は、見えない恐怖がじわじわ迫ってくる感覚がありました。読者世代としては、橋本 愛さん演じる鹿角との、女友達特有の難しい距離感や関係も、リアルで面白いポイントな気がします。

確かに矢口と鹿角は、元々気が合うふたりではないのですが、どこかで惹かれ合っていたり、いい意味ではないかもしれませんが、共鳴している部分がある気がします 。そしてまた、ふたりとも“祝山”にも惹かれていくんです。その様子、ぜひ映画を観てチェックしてほしいです。

――〝映画『祝山』のオススメの観方ってありますか?


この作品は色々な捉え方ができる作品なので、ぜひ観た人と感想を話し合ってほしいです。私はひとりで映画を観るのが好きなのですが、同じ映画を観た人と語り合うも大好きで。ディスカッションすることで、作品にたいする見え方が変わったり、新たな捉え方を知れるのが楽しいんです。今作は特に哲学的な部分もあるので、感想を語り合うのがとってもおすすめです。見終わってから、SNSで感想を探して読むのもいいかも。私も映画の感想はくまなくチェックしているので、よかったら感想をSNSなどに書いてくださるとうれしいです!

橋本 愛さんと休憩時間にダンス♡ 撮影の裏側トーク

――自分自身はホラー作品が得意な方ですか?

実は、急に「バン!」と脅かされるようなビックリ系のホラーがすごく苦手で(汗)。映画館で観ていても、怖くて声が出ちゃうくらいなんです。ただ、霊的なものをただ怖いとは思っていないかも。悪いものもいるかもしれませんが、温かい話もあったりするので。舞台に出る際は楽屋に神棚があったら「今日もお願いします」なんてお祈りもしますし、今作の撮影前も成功祈願のお参りやお祓いなどをしました。何か大きな力に見守ってもらっている感覚は、ありますね。だからこそ、お化け屋敷や心霊スポットなどは決して面白がっていい場所ではないと思っていますし、例えどんな場所でも、お邪魔している以上その土地に敬意を払いながら行動しているつもりです。

――今回の役を演じられるとき、どんなところに気を配りましたか?

目のお芝居には気を遣っていました。目線が動く=思考できているように見えてしまうと思ったので、その意識だけは持っていましたね。もちろん本番までは役作りをする上でいろいろと準備をしたりさまざまな表現を試しましたが、本番だけは考えすぎずに演じました。自分の中に“異質なもの”がある感覚だけを頼りに、そのどす黒いものがどんどん禍々しく、大きくなっていくようなイメージを持ちながら、矢口を演じていました。

――完成した作品を観ての感想は?

今までやってきたどの役とも違い「こんなふうに映るんだ」と自分でも驚きました。もしも同じシーンをもう一度演じても、同じにはできない気がします。撮影場所や共演者の方々、監督やスタッフの皆さんのお力添えがあったからできた部分もありますね。だからこそ、あれだけ入り込めたんです。撮影現場は和気あいあいとしていましたが、この作品の力にすごく引っ張られた部分があります。映画の中の私は、私じゃないみたいに別人なので、CanCam専属モデルとして私を知ってくださっていた方は、きっと驚くかもしれないです

あとは、最後まで観て、やっぱりいい作品だと思いました。ラストがすごく好きで、だからこそ参加したいと思ったんです。CanCamを卒業して、様々な挑戦をして、今こんなにチャレンジブルな役ができたのはすごくありがたいことだなって思っています。だからこそ、CanCam読者の皆さんにはぜひ観てほしいです。そして、ラストまでじっくり楽しんでほしいです。

――初共演となった橋本 愛さんや、現場の雰囲気はいかがでしたか?

愛ちゃんにはミステリアスな印象を持っていたのですが、実際にお会いしたらすごくチャーミングでかわいらしかったです! お互いアーティストのHANAが好きで、カメラセッティングの合間にふたりでHANAの曲に合わせて踊ったりしていました(笑)。ふたりとも切り替えが早いので、少し前まで怖いシーンを撮影していたのに、カットがかかったらすぐ楽しくトークしていましたね。私は仲よくなれたんじゃないかな…と思っています。愛ちゃんもそう思ってくれていたらいいな♡

そういえば、お弁当を選ぶときの愛ちゃんがかわいいんです! 『このお弁当はこういう味かな』って食べる演技をして味を想像をしてから決めるんですよ! 女優らしいなと思いましたし、コミカルな姿が面白かったです 。ホラー映画の現場ですが、松浦祐也さんたちともずっとおしゃべりしていて、和やかで楽しい空気でした 。

――撮影中、不思議なことは起こりませんでしたか?

私は何も感じなかったんですが、霊感が強い方は「あの場所に行くと気分が悪くなる」「怖い感じがする」なんて言っていたので、もしかすると何かがいた…のかもしれないです。山の中での撮影が多かったですし、寂しい雰囲気のロケ場所があったり…。でも、本当に私は何もなくて、撮影に集中していられました。

石川さんの最近美容事情と、CanCam時代の「山」の思い出

――最近ハマっている美容やルーティンはありますか?

とにかく『睡眠の質』を上げることです! 元々12時間くらい寝ないと回復しないロングスリーパーで、忙しくて睡眠時間があまり取れないと体調を崩してしまうのがずっと悩みだったんですよね 。なので最近は、短い時間でもうまく回復できるように睡眠アプリで眠りのリズムを計測し始め、寝具も全部変えたんです 。入眠前はスマホをいじらない、カフェインやお酒も控える、エプソムソルトを入れたお風呂に毎日しっかり浸かるなど、すべては睡眠のために生きています(笑)。

――睡眠の質を意識し始めて、何か変化はありましたか?

今では6時間半の睡眠で100%充電できるようになりました! 新しく買ったマットレスが、最高に心地よくて。毎日宇宙に行っているような感覚になるくらい深く眠れます 。20代の頃より今の方が元気で活力がありますよ!

――今回は「山」がテーマの作品ですが、「山」に関する思い出深いエピソードがあれば教えてください。

CanCam専属モデル時代に、トラちゃん(トラウデン直美さん)達と朝日を見に富士山に登ったことです! 夜に出発してノンストップで登るのはすごくしんどかったんですが、ギリギリでご来光が見られて大感動 。その時、ふと隣を見たら、トラちゃんが朝日に感動してポロポロ泣いていたんです 。オレンジ色の朝日に照らされた透明感のあるトラちゃんの泣き顔が本当にキレイで…ご来光と同時に、朝日と同じくらい美しいトラちゃんの涙も拝むことができて、忘れられない思い出になりました。

――では、人生で初めて触れたホラー映画は?

中学生のときにみた映画『オトシモノ』です。友達数人と観に行ったのですが、怖くて震え上がったのを覚えています。その頃は自分が俳優になるなんて思っていなかったので、こうしてホラー映画に出る側になんて不思議な感覚になりますね。

――最近「怖さや苦手さ」を克服したエピソードを教えてください。

わさびとベトナム料理が苦手だったんですが、最近食べられるようになりました! ベトナム料理は、昨年現地で食べて一気に好きに。最近は日本でもベトナム料理を食べ歩きしています♡

――最後に、仕事や恋愛、人間関係に悩む働くCanCam世代へ、日々を元気に過ごすアドバイスをお願いします!

大好きなCanCam読者の皆さんには、『色々なところに拠り所を持つ』ということがすごく大事だよ、声を大にして伝えたいです。私は20代の頃、がむしゃらに仕事だけを見つめて頑張っていたんですが、それだと疲れ切ってしまうときがあって 。仕事のモチベーションを高く保つためにも、仕事だけに邁進するのではなく、趣味やお友達との時間など、リラックスできる時間を人生にちりばめるのがすごく重要でした 。どんなことでも、頑張りすぎたらマイナスになることがあるし、根詰めることがキャリアや幸せに繋がるかというと、そうでもないと気付いたんです。自分をいい状態で保つことこそが、結果的に一番頑張りたいこと、大事なことに集中できる近道なんじゃないかな。

●Information

映画『祝山』、6月12日より新宿ピカデリーほか全国ロードショー

みんな、おかしい。あの山にいってから…。民俗学・呪術などの知見をもとに数々のヒット作を生み出した作家・加門七海さんの代表作が映画化!
原作/加門七海 監督・脚本/武田真悟 配給/S・D・P
出演/橋本愛、石川恋、久保田紗友、草川拓弥、松浦祐也、利重剛ほか
公式HP https://iwaiyama.com/

衣装協力/THE TON(問い合わせ先:info@theton.co.jp)、accessoryshopmary(カーツ/問い合わせ先:03-3486-0578)、SYKIA(マルテ/問い合わせ先:03-6433-5336)

撮影/つぼい ひろこ ヘア&メイク/濱野由梨乃 スタイリスト/金野春奈 構成・文/衛藤理絵