3月といえば、卒業旅行シーズン真っ只中!
海外が大好きで、これまで13カ国を旅してきた筆者も先月、学生最後の旅行のひとつとして、ヨーロッパ周遊+トルコ旅行に行ってきたばかり。ヨーロッパ旅行というと、「え、飛行機代何十万もしそう…!」と思う方も多いかもしれませんが、実は今回の往復の費用は約16万3000円。片道10万以下です。思ったよりはお手頃じゃないですか?
中でも行きのフライトで使用したのは、中国・上海でトランジットをする「中国東方航空」。実はこれ、日本〜イタリアのヴェネチア・マルコポーロ空港が片道わずか7万円(6万+自己都合キャンセル補償1万)! あまりにも安かったので、「安全面とか、対応とか大丈夫?」と正直ちょっと心配していたのですが…いざ乗ってみると、超・コスパ最強な飛行機でした♡ そこで今回は、日本発のヨーロッパ行きのフライトとしてお得で便利な「中国東方航空」に乗ってみた感想をお伝えします!
中国東方航空って、どんな航空会社?

今回利用したのは、中国東方航空(China Eastern Airline)。中国三大航空会社のひとつで、アジアはもちろんのこと、ヨーロッパやアメリカ、オーストラリアなど世界各国に路線を持っています。片道6万円ほどと、こんなにも価格が安いのに…なんと実は、LCCではありません。預け入れ手荷物が23kg×2と機内手荷物8kgが無料だったり、機内食やドリンクも普通にいただけたりと、サービスも充実。日本のJALと提携しているので安心感がありますし、マイルを貯めている人はポイントも貯められてとってもお得!
今回の旅程
15:05 成田国際空港 発 (元々13時出発予定 ※2時間遅延)
16:53 上海浦東国際空港 着 (15:05着予定だったので、やはり2時間近く遅延)
1:00 上海浦東国際空港 発
6:50 ヴェネチア・マルコポーロ空港
筆者の今回の旅程は下記の通り。上海成田から出発して上海で降り、8時間ほどトランジットの時間があり、その後は深夜便でベネチアへ。とにかく安いチケットを取りたかった&家から成田空港までが遠いため、午後出発の便を希望しており、このスケジュールで渡航しました。これから他の記事で紹介予定なのですが、7時間程度あればトランジット先の上海もざっと観光できちゃいます! ヨーロッパがメインだったのに、おまけに1カ国追加で旅行できてラッキー! という感覚。
現在中国行きのフライトはキャンセルが多くなっているとニュースでもやっていたので心配でしたが、旅慣れた友人からの「確かに地方都市のフライトは減ってるけど、成田から上海は搭乗人数も多いし、削られる可能性は低いと思う」というアドバイスを受け、「安いし、これでキャンセルになったら勉強代だと思って乗ってみるか〜」とこちらをチョイス。結果無事に飛びましたし、確かに日系のサービスよりはちょっとした問題はあれど、ぜひまた使いたい! と思える空の旅になりました♡
スマホでのオンラインチェックインは難しい
大抵の航空会社は、1日前〜2日前からオンラインチェックインができます。中国東方航空も2日前からできるとのことだったのですが、空港でやればいいか〜という考えだった筆者は、当日電車の遅延で急遽時間がタイトになり、急遽道中でオンラインチェックインをすることに。でも、何度やってもうまくいかない…!
↑当時の画面がこちら。筆者はTrip.com経由で予約したのですが、オンラインチェックインは航空会社の公式サイトから自分で行わなくてはいけません。
でも、Trip.comに掲載してあったリンクから飛んでも、自分で検索をかけても、なぜかフル画面が出てこず…ギリギリ自分の苗字が打ち込めない問題が発生! 「そんなことある!?」と思いましたが、おそらくスマホでの入力に対応しておらずパソコンでしかこのサイトは使えないようでした。探しても【スマホ版】に該当すタブもなし。
家を出る前にチェックインしようとしていれば気づけたこの問題。もしかしたら、パソコンからなら入れるかもしれないので、もし中国東方航空を予約した際には自宅にいるうちに、余裕をもってチェックインしておくことをおすすめします…!
東京・成田→中国・上海へ
♦︎なかなか出発しない飛行機
なんとか空港でチェックインを完了し、余裕をもって搭乗口へ。しかし、搭乗時刻の直前になって、急遽搭乗開始時刻が延長に。筆者の記憶では30分程度伸びてしまったはず。そして、30分待ってようやく搭乗し、いざ出発! かと思ったら、明確な時間や理由がアナウンスされないまま、30分、1時間…そして1時間半と時間がすぎ、結局当初の2時間遅れで飛行機が出発しました…!
筆者らはトランジット先の上海で観光する予定だったものの、元々フライトの間隔が10時間ほどあったこともあり、この遅延もそれほど大きな問題にはなりませんでした。Trip.comによれば、この便の定刻率は83%だそうでそれほど悪くないので、今回はたまたま運が悪かっただけかもしれません。
♦︎シートの特徴と乗り心地
上海行きのフライトは一列3×2の小さめの飛行機で、シートの間隔は74cm(日本の多くのLCCと同じ)。広くて快適というわけではありませんが、個人的にはLCCよりもシートの座り心地はいいなと感じました。つるつるした革の座席だと、個人的に姿勢を崩したときにお尻が滑って座りにくく感じるのですが、こちらは布製でそうした不満はありません。また、シートの色が落ち着いたブラウンという点もどこかリラックス感があって好きでした。
ネイビーの薄手の膝掛けが備え付けてあり、枕は後から添乗員が配りにきてくれるシステムです。
こちらの飛行機には座席裏にスクリーンはなかったですが、フライト時間は3時間もないくらいだったので全然苦ではありませんでした。(そもそも筆者は飛行機に乗ったら即寝てしまうタイプ)
♦︎たった3時間なのに…ちゃんと機内食も出てくる!
離陸後、すぐに添乗員さんが飲み物を持って来てくれました♡ 水・アップルジュース(人気ですぐ無くなってた)・オレンジジュース・コーヒー・紅茶・オーツミルクなど、オーソドックスなドリンクは大方揃っているのも◎
飛行機が離陸してから50分後くらいに機内食が到着! フライトが3時間もないので機内食といってもスナックとか、良くてパンとかかな? と、あんまり期待はしていなかったのですが、いただいたのはまさかの焼きそば!
カットフルーツに焼き菓子までついて、大満足のボリューム。やっぱり日本初のフライトはメニューが日本人の舌に合うものでいいなあ♡ と思いながらいただきました。焼きそばはしょっぱすぎない味付けで、大きなインゲン豆が3つも入っていて彩りもよし。おそらく乗客が少ないということもあってか、このフライトでは機内食はこの一種類だけでした。
機内食を食べ終えたら、またすぐにドリンク。一緒に座っていた友人がコーヒーとミルク(コーヒーに入れる用の)を頼んだのですが、ミルクはないということで、オーツミルクをそれぞれ1杯ずついただきました。逆にドリンク2杯いただけてラッキー。このあと私も別の方にミルクを頼むと普通にコーヒーフレッシュ的なものとお砂糖の両方をいただきました。このときはなぜか友達はオーツミルク・私はコーヒーフレッシュとバラバラでしたが、普通はコーヒーフレッシュをもらえます。
こんな感じで、3時間にもかかわらず、搭乗後のドリンク・機内食・食後のドリンクと、手厚いサービスを受けた上海行きのフライト。行きはJALのCAさんも同行していてとっても安心感がありました! 唯一大変だったのは、大幅な遅延くらいでしょうか。今回、身をもって2時間程度の間隔では危ないということを学んだので、次回も必ずトランジットの時間には最低4時間くらいの間隔を空けて、次のフライトを取りたいなと思いました。
上海についてすぐ、空港から見えた夕陽が綺麗でした♡
中国・上海→イタリア・ベネチアへ
♦︎定刻通りに出発し、本日2回目のフライト
乗り換えで使用した上海浦東国際空港は上海で最も大きい空港で、国際線が多数発着する大規模な空港。空港から市街地まで時速300キロ(約8分)の速さでいけちゃうリニアや、地下鉄(市街地まで1時間ほど)など、市街地から少し離れていながらもアクセス抜群の空港です。筆者は友人と6時間ほどで上海の街を観光し、空港には1時間半ほど前に戻って来てふたたび搭乗。今度はしっかり定刻通りに出発したので安心でした…!
♦︎シートの特徴と乗り心地
ベネチア行きの便で乗った飛行機の機内がこちら。成田発とは打って変わって、一列3×3の大型の飛行機です。長距離の飛行機ということもあってか、しっかり全座席にモニターがついてますし、なんだかシートもしっかりしている気がします。
ベネチア行きの便で乗ったシートがこちら。こちらは成田発のシートより前後の座席の幅が少し広く、31インチ(79cm)。オーソドックスな長距離国際線の飛行機の規格通りという感じ! こちらも枕とブランケットがついています。上海発の方は元々全座席に枕と膝掛けが置いてあるので、後から添乗員さんに声をかける必要はなくてありがたかったです。
でも、こちらの2回目のフライトは正直機内が結構寒くて…筆者は結構寒さに強くむしろ暑がりなタイプなのですが、普通に寒かったです。1回目のフライトよりも支給された膝掛けがかなり薄かったので、もう1枚いただいて寒さを凌ぎました。膝掛け2枚+ユニクロのダウンコンパクトベストを着ていてもまだ寒かったので、寒がりの方は機内用にしっかりと上着をもっておくことをおすすめします。(自分の着ていたコートでも◎)
♦︎機内食はのメインはシンプルに美味しい。でも、見慣れない謎の中華メニューが出てきた!?
今回もまずドリンクが来てから、機内食1食目(夜食?)を届けていただきました。ビーフorチキンと聞かれて迷ったらチキンと答えてしまう筆者は今回もチキンを選び、いただいたのはこちらのメニュー。
なんという名前なのか、これは中華料理なのかはわかりませんでしたが、メインはチャーハンのようなものにチキンとサラミ的なものが入っているご飯でした。中華を食べ慣れた日本人の口には、中国東方航空の機内食はかなり口に合います。それに、カップに入った水・メロン・サラダ・ビスコフが付いています。中国東方航空はなぜか食後にパンをくれるので、ビスコフと同じ皿に乗っているバターはパン用。
このあと数時間にわたり、まったく起きずに爆睡してしまったので、何回ほど添乗員さんが巡回していたのかなどもわからないのですが…朝の機内食はこんな感じ!
動画しかなく、それから切り抜いたので手が入っており恐縮ですが、なんとなくどんな感じかが分かれば幸いです。ここからヨーロッパでグルテン生活が始まると思うと、どうしても米が食べたかった私は、チキンのメニューがエビの入ったチャーハンだと知って迷わずこちらに! 後から知りましたが、ビーフの方はパスタだったそう。こちらの方が圧倒的に人気で、私の数列後ろに座っていた友人のタイミングではチキンが品切れになっていたそう。前から順に配膳するので、食にこだわりがある方はなるべく前の席を選んだほうが良さそう。
そしてもっとも朝の機内食で驚きだったのが、パッケージに银耳羹と書かれた謎メニュー。
開けてみると、トロッとしたこんにゃくの薄切りのようなものが入った、甘い汁状の食べ物が入っていました。食べてみると、甘いけど、なんだか油っぽいとも違うけど油分のようなものを感じる…なんとも形容できない、人生で初めて食べるタイプの味。後から調べると、これは白キクラゲのスープだったようで、トロッとしたものは白キクラゲだったようです! なかなか日本では見かけない中華料理がラインナップされていて、ちょっと面白い経験でした。
そんなこんなで、トランジットの時間も合わせて計23時間45分の空の旅が終了し、無事ベネチアに到着しました!
中国東方航空を利用した感想・総括
今回利用した中国東方航空の感想を総括すると、注意したい点は遅延とオンラインチェックイン上のトラブルくらいでした。添乗員の対応や、機内食のおいしさ、ドリンクサービス等に関してはまったく文句なしです。かつては中華系の航空会社の評判は良くなかったとも聞いたことがありますが、今回利用した結果、片道たった6万ほどでこのサービスのクオリティはあまりにお得と感じました…! 学生の旅行で時間はあるけどお金はない人、社会人の夏休みなどで比較的がっつり休みを取れた人などはぜひ使ってみてほしい!
一方で、遅延時の対応は日本のフライトほど丁寧ではないのも事実。
①なるべく時間に余裕を持ったスケジュールでトランジットの予定を立てること
②欠航のリスクを減らすため、なるべく成田や関西空港といった大都市から乗ること
③万が一欠航になってしまった時の行動や判断を考えておく
だからこそ、この3つは守っておきたいポイント。
とくに3つ目に関しては、行き・帰りともに変更やキャンセルがしやすい航空券を選ぶなど、フライトはできるだけ柔軟な条件で予約しましょう。特に「行きだけ中国便で、帰りは別の国から」というような組み合わせにすると、片方が欠航した場合に帰りの航空券が無駄になってしまう可能性があります。ちなみに現在中国東方航空は、2026年10月まで日本向けの航空券のキャンセルや変更を無料で担っています。ほかにも、ホテルはagodaやTrip.comで直前までキャンセル無料のプランを選んだり、出発が近づいたらフライト状況をチェックして運休や変更の情報が出てきた場合に備えて、代替便の候補を事前に調べておくのも役に立ちます! 私たちは、トランジットに12時間設けていたので、最悪別の便を取り直すことを事前に話し合っていました。
ニュースでも今、中国のフライトが欠航になっていると報道されていますが、全部が全部キャンセルされているわけではありません。とくに東京-上海間は比較的運行している傾向にあります。ただし、今後どう変化していくのかは不明です。安全安心に、そして安く旅行に行くには、キャンセル補償などをうまく組み合わせながら、今自分が使いたい経路がちゃんと運行しているか事前にチェックし、なるべく時間に余裕を持ったスケジューリングをするのが大切です!
今回の記事が、「ヨーロッパに安く行きたいけど、どのフライトを取ろうか迷ってる」「中国東方航空気になってるけど、中国のフライトってどうなんだろう?」とお悩み中の方の参考になれば幸いです! 個人的には、圧倒的にどの飛行機よりも値段が安く、機内食も美味しく、添乗員さんも親切でサービスが良かったのでまたぜひ使いたいおすすめな航空会社です。一気に春めいてきた今日この頃ですが、これから初秋にかけて、ヨーロッパ旅行もベストシーズンを迎えます! ぜひ今回の記事をみなさんの旅行計画に役立ててみてくださいね♡ (Ami)
東北出身、都内の大学に在学中の現役大学生ライター。2024年に半年間、イギリス・ロンドンに留学。ヨーロッパ周遊の旅経験など、海外ネタにも詳しい。月30冊は漫画を読むほどの漫画好きで、美術館巡りや図書館巡りにもお熱な文系女子。
無印良品とカルディのパトロールが習慣。最近の目標は「頑張らない自炊」。
















