アンジュルムの変化と未来、そして今。【伊勢鈴蘭×橋迫鈴×平山遊季】

CanCam7月号に登場してくれたアンジュルムの皆さん。
誌面でもたっぷりインタビューを掲載していますが、実はみなさんもっともっとたくさんのことを語ってくれていたんです。
というわけで、CanCam.jpで、インタビューのロング版を特別に掲載♡
本日は、伊勢鈴蘭さん×橋迫鈴さん×平山遊季さんのクロストークをお届けします。


―1年ぶりの登場ありがとうございます! この1年で「私のここ、変わったな」と思うところがあれば教えてください。

伊勢鈴蘭さん(以下、鈴蘭)いい意味でも悪い意味でも性格が変わりました。根本は変わらないんですが、ちょっと一度落ち着いて考えることが増えて、視野を広げて、一歩引いて周囲を見られるようになったと思います。考えることや悩みも増えたけど、大人になったのかな? でも、自分的には今の性格が、すごく好きです。

平山遊季さん(以下、遊季)私も性格は変わりましたね。伊勢さんとちょっと似てるんですけど、1年前は「こうしたい!」と自分の気持ちを優先して動いていたけど、今は全体を俯瞰して「こうしたほうがうまくいくな」と冷静に物事を判断するようになりました。

橋迫鈴さん(以下、鈴)私も性格かも…(笑)。去年に比べて、先輩後輩関係なく、大人の方にも、思っていることをすごく正直に言うようになったと思います。

鈴蘭 最近は私が鈴ちゃんに絡みにいっても「今暑いんで」ってあしらわれるもんね(笑)。確かに私から見ても、確かにふたりとも性格が変わって、そこからいい意味で顔つきが良くなった気がする。鈴ちゃんはね、目がキラキラと輝いてる!

 自分でも思います! 前以上に自然体でいられているし、楽しいです。

鈴蘭 ぺい(※平山さんのこと)は前からそうだけど、もっと配慮ができるようになった。自分のこともきちんと考えて、自分のペースを大事にできているよね。私は自分を優先するのが苦手だから素敵。

遊季 すごく見てくださってる…! 伊勢さんはもともと、頼れるお姉さんという感じでありながらかわいらしい雰囲気の印象があったんですけど、ここ1年で凛としたイメージが自分の中で固まりました。悩みを相談していくような時間を経て、私にとってさらに頼り甲斐のあるお姉さん的存在になったな、と思います。橋迫さんとも意見を交換する時間をたくさん過ごせて、ストレートに思ったことを伝えてくださるので、刺激になって成長につながったなと。伝えてくださることが増えてすごく嬉しいですし、そういう機会が増えたな、と思います。

 ぺいは入った頃から考え方が大人! 質問や相談をすると、ちゃんとしたアドバイスが来るから話しやすいよ。

遊季 ちょっとふわっとした表現になるんですけど、ふたりとは今年1年で一段階近づいた気がしていて。自分の視点が変わったぶん、おふたりも同じように変わっているんだろうなと思うし、一緒にワンランクアップした感があります。

 

―素敵です…!! そんな1年前より成長した皆さんが今回リリースした新曲の魅力を教えてください。

鈴蘭 新曲を出すにつれ、どんどんかっこいい曲が増えていくんですが、今回もやっぱり自分として試練になった曲で…しんどい! と(笑)。スピード感とエネルギーをすごく感じる一曲。でも、ダンスの先生に振り付けしていただいた段階で、これまではみんなそれぞれ苦戦して指摘をいただいた部分があったんですが、今回はあんまりそういう指摘がなく、全体を見たときにレベルアップしていたからこそ、今回の『美々たる一撃』を歌えたのがいいタイミングでした。

鈴蘭 あとね、『こんなの初めて』って歌詞の部分の鈴ちゃんの表情がすごくいい。めっちゃかっこいい。MV撮影の時点でよかった。

 えーっ! 最初はスタッフの方からのリクエストだったかなと思います…! でも『美々たる一撃』は本当にダンスがすごく激しい。「一撃」だから、サビでみんなで構えるような振り付けが入っていたり、すごい一体感があって好き。

遊季 そこの振り付けのときに、顔まわりに手があったほうが印象に残るし、ライブ中にビジョンで抜かれるとキレイに映るじゃないですか? だから頭でアクセントを取る振りとか、自分のレパートリーが増えて、学びになりました。

 あと、前の『アイノケダモノ』のときに、初めてレッスンで休憩を1分ずつ挟んで3回くらい踊り続ける「インターバル」レッスンをやったんですけど、この曲でもやって。すごくきつかったじゃないですか?

鈴蘭 3回めとかもはや力入らないけど、めっちゃ頑張ったね…。もう表情が崩れまくってた(笑)。

遊季 イントロからすぐ声が入って最初からインパクトがあって、ライブ映えする一曲。こういう曲をいただけて嬉しいです。「Every Moment」という歌詞の部分から一気に音が増えて、見る方にも「おぉっ」と思っていただけたら嬉しいです。

―MV撮影の裏話があれば教えてください!

 『美々たる一撃』の撮影の日、ケータリングにその場で焼いてくれるホットケーキがあって、どのぐらいの大きさにするか聞かれて、「いちばん大きいサイズ!」とお願いしてみたら、なんとフライパンいっぱいのホットケーキを作ってくださって。想像より大きかったので、みんなで分けました(笑)。

鈴蘭 あったね! 私も『美々たる一撃』の話になっちゃうけど、一列になってみんなで走るシーンがあったよね。ここ走ってねと言われた道を斜めに走るのがなかなか難しくて、誰かしら違う道に行ったり、私は転びそうになったり…。

遊季 私も転びそうになりました(笑)。あとひとり2種類、少年漫画に出てきそうな「一撃」のアクションを撮って、私は回し蹴り担当。高めのヒールだったので苦戦したんですけど、なかなか新鮮で楽しかったです。

―6月19日に控える横浜アリーナの意気込みを教えてください。

鈴蘭 たぶんみんな、ギラギラしていると思います。このインタビューの時点では特に何か話し合っているわけではないけれど、それぞれが横アリに向けて仕上げるように頑張っていると、肌で感じる。その勢いを大事に、最後まで成功させたいです。

 タイトルが「愛情の世界に、君もおいでよ」ということもあって、アンジュルムの愛あふれる楽しい公演にしたいです!

鈴蘭 あれ、最初は冗談のような感じで佐々木さんがつけたタイトルなんだよね。前回のツアーの間に流すVTRで、インタビュー動画があって「アンジュルムのツアーにタイトルをつけるなら?」というテーマで、佐々木さんがそう言っていて。でも、結果的にいいタイトルだなと思ってます。

遊季 みなさんと一緒に盛り上がりつつ、アンジュルムが作る世界観でみなさんを魅了したい! 個人的には、歌やダンスの基礎をさらにしっかり固めた上で挑みたいです。

―それでは最後に…アンジュルムにとって、佐々木さんはどんな存在ですか?

鈴蘭 大きすぎる存在です。もちろんみんなひとりひとり大きい存在だけど、佐々木さんのラストツアーで全国を回る中で、佐々木さんがメインで真ん中で踊っているのを見ると、やっぱりかっこよくて、そのポジションを担うのにふさわしいパフォーマンスをして、常にこっちの予想を超えてくる。日常的にも大きな支えになっているんですけど、やっぱりライブ中は刺激を受けることがたくさんあります。

 本当にそう。安心する存在です。一緒に歌っているときもそうだし、佐々木さんがセンターで踊っていると、安心感がものすごいんです。

遊季 ダンスがかっこいいとか、人柄が優しいとか、いろんな点で尊敬したいと思える方なんですけど、佐々木さんって、自ら光れる人だな、と思っていて。私ももちろん自分の光を発して頑張らなきゃと思うけど、今は佐々木さんの光を反射して光らせてもらっているような、そんな気がして。本当にありがたい存在です。

―これから、アンジュルムで自分はどんな役割を担っていきたい…など、ありますか?

鈴蘭 私は先陣切って何かをするのが得意なタイプではないので、そういうのが得意な子を後ろから見て、何かあったときに支えになれる、そんな存在になりたいですね。

 佐々木さんといったらやっぱりダンスのイメージが強くて。佐々木さんが卒業したことでダンスのレベルが落ちたらイヤだな、と思うので、ダンスが好きだからこそ、もっと伸ばしていきたいです!

遊季 私はさっきの話と重なるんですけど、加入してすぐパフォーマンスに参加したこともあって、基礎が固まっていない不安があるので、しっかり基礎を安定させたい。たとえばスマイレージさんの楽曲をやってきたときに、先生に「16ビートをもっと刻んで」と言われることもありますし、リラックスしているとリズムが遅れて、緊張すると早取りになる。もっと安定感を持って、少しでも先輩の力添えというか、頼りになれるメンバーになれるよう、頑張っていきたいです。

INFORMATION
最新シングル『美々たる一撃/うわさのナルシー/THANK YOU,HELLO GOOD BYE』発売中
アンジュルム半年ぶりのNEWシングルは、ダンスナンバー『美々たる一撃』、K-POPやシティポップを感じる大人な曲『うわさのナルシー』、MVにも注目の莉佳子フィーチャー曲『THANK YOU,HELLO GOOD BYE』のトリプルA面。
佐々木莉佳子卒業記念フォトブック『girasol』発売中
https://cancam.jp/rikako_book
【莉佳子】ビスチェ¥15,950(LILY BROWN ルミネエスト新宿店<リリー ブラウン キャンディーストック>)、スカート¥57,200(ハルミ ショールーム<RIV NOBUHIKO>)、靴¥15,400(ル タロン グリーズ ルミネ新宿店<ル タロン グリーズ>)、イヤリング¥28,600(CITRON Bijoux)、チョーカー¥13,200(アンティローザ<ロニ>)、ブレスレット¥73,040(ズットホリック<バルブス>)、リング¥23,100(ココシュニック<ココシュニック オンキッチュ>)
【伊勢さん】チュールカットソー¥8,910(SNIDEL ルミネ新宿2店<SNIDEL>)、スカート¥16,500(ラベルエチュード)、中に着たパンツ¥5,290(ザラ<ザラ>)、靴¥21,450(ダイアナ 銀座本店<タラントン by ダイアナ>)、イヤリング¥33,000(CITRON Bijoux)、バングル¥75,900(e.m. 青山店<e.m.>)、リング¥11,000(ココシュニック<ココシュニック オンキッチュ>)
【橋迫さん】ジャケット¥11,000・パンツ¥14,300(バロックジャパンリミテッド<リエンダ>)、パールベスト[ワンピースとセット価格]¥23,100(ビームス公式オンラインショップ<カロリナ グレイサー>)、Tシャツ¥3,490(Gap)、靴¥11,990(RANDA)、ピアス¥20,900・リング¥23,650(ズットホリック<バルブス>)、ネックレス¥7,150(レイ ビームス 新宿<レイ ビームス>)
【平山さん】ニット¥39,600(ハルミ ショールーム<RIV NOBUHIKO>)、ブラウス¥10,890(SNIDEL ルミネ新宿2店<SNIDEL>)、パンツ[サスペンダー付き]¥8,990(Gap)、靴¥6,590(ザラ<ザラ>)、イヤリング¥24,200(CITRON Bijoux)、バングル¥30,140(ズットホリック<ソコ>)、リング¥61,600(ココシュニック)
撮影/神戸健太郎 スタイリスト/奥富思誉里 ヘア&メイク/沼田真実(ilumini.) ・久保フユミ・ 甲斐美穂・後藤若菜(ROI) 撮影協力/渡辺奈穂 取材/大下杏子 構成/後藤香織