正しい知識は美肌への近道!20代が知っておくべき美肌の7ルール
年を重ねていっても、ずっとキレイなお肌でいたい! それには正しいケアをマスターしておくことが大切です。まずは、美肌の先輩に教えてもらうことこそがその近道。美容家の石井美保さんとCanCam専属モデルのめるること生見愛瑠の対談から、美肌の7ルールを学びましょう♡
対談するのはこの2人!
美容家 石井美保さん
女優・モデル 生見愛瑠(めるる)
美肌のルール①UVケアを徹底する
- 日焼けをしないことが、未来のシミやシワ、たるみを防ぐ
めるる(以下敬称略):私、日焼け止めは必ず塗るようにしています。お休みの日は肌を休めたくてメイクはしないんですけど、日焼け止めだけは欠かしません。
石井さん(以下敬称略):偉い! でもその理由は?
めるる:ヘア&メイクさんに、「今は気にならなくても、UVケアを怠ると将来シミが出てくるんだよ」と言われて、 そうなの!? 怖い…と思って塗るように。
石井:まさにそのとおり。紫外線はシミだけでなくシワやたるみの原因にも。
めるる:そうなんですね。UVケアは続けなきゃ!
石井:それこそ私が20歳くらいのときは、ベタベタしたり真っ白になってしまったり、今ほど機能的に優れた日焼け止めがなかったので、吸血鬼のように太陽を避けて生きてきました(笑)。
めるる:え~、そうなんですか?
石井:焼けるのが嫌でデートは日が沈んだ夕方からスタート(笑)。でもそれが功を奏して、年齢の割に肌トラブルが少ないんです。
めるる:説得力がありますね♪
石井:でも今はいい日焼け止めがそろっているから、当時の私からしたら羨ましい限り! 皆さんは最新コスメを味方につけて、UVケアは徹底しつつ太陽とも上手に付き合ってほしいです。
美肌のルール②肌をこすらない
- ゴシゴシこすると、肌のバリア機能が壊れてしまう
石井:私はスキンケアもメイクも摩擦レスというのを意識しているのですが、めるるちゃんはどうですか?
めるる:実践してます! とあるYouTubeで「こすっちゃダメ」と言っているのを見て、それ以来、洗顔は泡で優しく洗うようにしています。
石井:素晴らしい! 正しい知識が浸透している。汚れを落とそうとゴシゴシこすると、摩擦によるダメージから炎症を起こして敏感肌になったり、赤みが出やすくなったりするんです。炎症の繰り返しで、毛穴がよけいに目立ってしまうことも。
めるる:それはなんとしても避けたい! でも拭き取りクレンジングとか、どうしてもこすらなきゃいけない場合はどうしたらいいですか?
石井:クレンジングウォーター、人気ですもんね。めるるちゃんと同い年の私の娘も使っています(笑)。そのときは、強く拭かずにじわっと浸して汚れを浮かし、サッと取るみたいなイメージで使うのがおすすめ。コットンも2枚重ねてたっぷりの液を浸し、コットンのカサカサしたところが肌への負担とならないように。洗顔後のタオルも肌をこすらず、水分だけを吸わせるようにして優しくね。
めるる:なるほど。実践してみます!
美肌のルール③メイクをきちんと落とす
- 負担をかけずに、でも正しくオフすることが美肌へのファーストステップ
石井:普段のメイクは、どんな感じで落としていますか?
めるる:まず拭き取りクレンジングで落として、まつ毛だけポイントリムーバーを使います。で、スチーマーを使いながらオイルクレンジングで落とします。これ、合っていますか??
石井:クレンジングを2回やっているってことですよね。それはちょっと落としすぎかも。
めるる:わ、そうなんですね。しっかり落としたくて2重にしてました…。
石井:落ちにくいウォータープルーフのマスカラだけポイントリムーバーを使うのは正解。でもクレンジングは1つでいいかも。落としすぎは自分の肌の潤いなど大事なものまで奪ってしまう可能性があります。
めるる:え~、じゃあクレンジングオイルと拭き取り、どちらがいいですか?
石井:しっかりメイクのときはオイル、例えばナチュラルメイクのときはミルク、といった具合に使い分けてみるのがいいかもしれません。拭き取りクレンジングはどうしても肌に摩擦が生じやすいから、毎日ではなく今すぐ落としたいときや、洗い流しができないときなどに使うのがいいと思います。
めるる:メイクの濃さや、状況で使い分けることが大切なんですね!
美肌のルール④朝のスキンケアこそしっかり丁寧に
- 日中のダメージを受けにくい肌を、仕込んでおこう!
めるる:朝ケアの私のルーティンは、洗顔して、スチーマーをしながらシートマスク、ブースター、化粧水、乳液って感じです。
石井:すごい! きっと毎日お仕事で忙しいだろうにきちんとお手入れしていて、だからこその美肌なんですね。
めるる:私、ちゃんとケアしていないと肌あれしやすくて。昔おでこニキビがすごくできたことがあって、それはもう嫌だと思って気を付けています。
石井:お手本ですね。でも読者の皆さんの中には、朝は時間がなくてスキンケアはサッとすませているという人も多いと思うんです。でもね、朝こそ丁寧にすることが大切。
めるる:夜ちゃんとすればいいわけではないんですね。
石井:そう。日中は乾燥や大気汚染だったり、紫外線を浴びたり、マスクをつけたりとダメージの要因が多い。そこで打ち勝てる肌を作るには先手の朝ケアが重要です。
美肌のルール⑤化粧水は10回づけするくらいの気持ちで!
- パッとつけるだけでは、その肌、潤い不足です!
石井:化粧水はいつもどうやってつけていますか?
めるる:手でいっぱいつけています。YouTube動画を2本分くらい。化粧水がいちばん時間がかかります。
石井:動画が1本15分くらいだとして、30分くらい?
めるる:はい。ながらケアですが、正直夜は疲れます(笑)。肌荒れしたくなくて、もう無心でやっています。
石井:偉いね。模範的過ぎて、私は言うことがない(笑)。でもあえて説明させていただくと、化粧水は1回つけただけでは皆さん足りていません。だいたいが頬につけているだけで、目元や額などは潤いが足りず、ムラづけになっています。顔全体を水分で満たすためには、何度も重ねづけすることが大切だし、それだけで肌トラブルも減ります。
めるる:なるほど。確かに私はゆらぎにくくなりました。
石井:忙しくてできない、というときは、ローションタイプのシートマスクで代用するのもOK。顔に張りつけておくだけで手軽に潤い満タンにできるし、ながらケアができるのでその間にほかの作業もできます。プチプラのもので充分なので、重ねづけの手間も省きたいならできるだけ毎日使いましょう。スペシャルなものをたまに使うよりも効果的です。
美肌のルール⑥肌には水分と油分の両方が必要
- 水分だけチャージしても美肌にはなれません!
石井:化粧水をたっぷり付けた後は、乳液がマスト。そもそも化粧水と乳液って、役割が大きく違うんです。
めるる:保湿することは同じでも、水分と油分ですもんね。
石井:そう、本当に潤っている肌というのは水分だけでなり立つかといったらそうではなくて、元々の肌の組成として水分と脂質があるので、その両方をバランスよく補うことが必要。理想的な美肌は、化粧水だけでは成立しません。補った水分が蒸発してしまわないように、油分はフタをする役目もあります。
めるる:乳液の後にクリームも必要ですか?
石井:肌質によりますが、乾燥が気になる人は乳液だけではなくてクリームも重ねた方がいいですね。
めるる:ちなみに美容液は使った方がいいですか?
石井:20代でまだそこまでエイジングが気にならなければ、必ずしも使わなければならないことはありません。ただ、美白したいなどの目的があるのであれば、それに合わせたアイテムを1本取り入れてみるのもいいと思います。
美肌のルール⑦マッサージしすぎない
- 小顔を目指したつもりがかえって逆効果なことも⁉
めるる:私、けっこうマッサージしちゃってるかもしれません。むくみをとってスッキリさせたくて。
石井:どんなときにマッサージしますか?
めるる:朝のスキンケアのときですね、YouTube見ながら。
石井:顔はね、なるべくやらない方がいいです。つい力を入れてマッサージしてしまうと、血管を傷つけてかえってむくみがひどくなります。それに肌もたるみやすくなるので、法令線が深くなったりしますよ。
めるる:わわ…、今すぐやめよ!
石井:即自的に顔をスッキリさせたいのであれば、頭皮をマッサージしたり、頬骨のリンパ周りを流すのがおすすめ。
めるる:美顔器を使うのはどうですか?
石井:ジェルなどをつけて肌の上を滑らせるような美顔器はいいですが、皮膚が食い込まれてしまうものはNG。
めるる:なるほど。今日はすごく勉強になりました!
石井:こちらこそ。私もめるるちゃんが努力されていることを知って、そのかわいさも納得。スキンケアをまじめに努力し続ける人が、30歳、40歳になってもずっと美肌でいられます。
めるる:頑張ります♪
めるるのスキンケアは石井さんも絶賛!皆さんも、毎日の、そして未来の自分のために日頃のスキンケアを見直してみて。
撮影/柴田フミコ ヘア&メイク/MAKI(生見さん) ヘア/中澤好夫(石井さん) スタイリスト/青木宏予 イラスト/green K デザイン/Jupe design 構成/安井千恵 WEB構成/谷 夏帆