乾燥肌向け!美容家が教える“落とすケア”の工夫
美肌を目指すスキンケアといえば、ついつい“入れるケア”を重視しがち。でも実は、“落とすケア”こそが肌力を上げる近道なんです! 50代でも透明ツヤ肌!な美容家の小林ひろ美さんも、クレンジングには強いこだわりを持っています。今回は美肌に近づくためのクレンジング&洗顔の工夫・乾燥肌編をご紹介します♡
教えてくれたのは…美容家・小林ひろ美さん
あなたはいくつ当てはまる? Do or Don’t Check List
- メイク落としを毎日使うナチュラルメイク派だけど、毎日ダブル洗顔!
- 乾燥肌だけど、メイク落としはオイルタイプが好き
- オイリー肌だけど、メイク落としはミルクタイプが好き
- マッサージを兼ねて、クレンジングには5分以上費やす
- 顔にシャワーを直接浴びて、しっかりすすぐ!
- 40℃以上の熱めのお湯で、肌を温めながらすすぐ
- しっかり落としたいから、ゴシゴシなじませる
- 乾燥肌なので、朝洗顔はお湯ですすぐのみ
これ実はすべてNG…! 当てはまるものは見直してみて。これを踏まえて、落とすケアのエキスパートに学ぶ、乾燥肌さん向けクレンジング&洗顔の工夫を見ていきましょう♪
美肌に近づく“落とすケア”乾燥肌編
ちょうどよく落とせれば、きれいになれることを実感しやすい肌質! 防ぎたいのは、落としすぎ。クレンジング剤のなじませ方を変える、すすぐお湯の温度にこだわる…etc.小さな意識を積み重ねるうちに、「前より肌きれい!」と驚く日が訪れます!
①クレンジング剤はスタンプ塗りで広げる
肌をこすることで起こる摩擦は、乾燥を招く要因に。
「適量よりも少し多めのクレンジングバームorミルクを両手のひら全体によくなじませます。その後、手のひらでスタンプを押すようにペタペタとクレンジング剤を顔全体に置いていくと、摩擦防止に」(小林さん)
②逆「の」の字洗いで落としすぎを予防
クレンジングも洗顔も顔全体に広げた後は、顔の中心部のみ(両眉尻よりも内側の範囲)、平仮名の“の”の字を逆に描くように指を内回転させ、汚れをオフ。
「Tゾーンを集中的に洗えて、肌の潤いバランスが均一に整うように。1分以内で行うのもコツ」(小林さん)
③すすぐ温度は「38℃以下」に
クレンジングも洗顔も温度の高いお湯ですすぐと肌に必要な油分まで流出して、乾燥トラブルを引き起こしがち。
「ちょっと冷たいけれど乾燥肌なら、38℃までのぬるま湯ですすいで。落ちたと思ってから+3回すすぐのも、落としもれ防止になります」(小林さん)
④10秒以内で朝洗顔!
汗や余分な皮脂、浸透しなかったスキンケアなど、睡眠中も汚れは生まれるので、朝洗顔は部分的にマスト。
「Tゾーンだけに泡をのせて洗い、10秒後にすすいで」(小林さん)
⑤おすすめ洗顔料は保湿成分配合タイプ
ドライ肌に不足しがちなセラミドやアミノ酸などの保湿成分が配合され、落とした後も潤いが続く洗顔料が◎。低刺激処方のものも多く、肌が敏感に傾きがちなときにも優しい使用感!
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右:濃密泡が出てきて楽ちん。中:もっちりソフトな洗い上がり。左:低刺激処方で落とす力を最大化!
⑥週1回は炭酸ケアを投入!
水分不足が原因で、乾燥肌は肌の生まれ変わり周期が乱れ、肌あれしがち。
「炭酸配合スキンケアを週1〜2回使ってみて。炭酸に備わる血行促進効果が、肌の生まれ変わり周期を整えるアシストをします」(小林さん)
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右:微発砲するシートマスク。中:化粧水が浸透しやすい肌に。左:潤って明るくメイク映えする肌に。
乾燥肌には乾燥肌に合った“落とすケア”を。小さな工夫を毎日コツコツ頑張っていきましょう♡
撮影/魵澤和之(まきうらオフィス/人物)、金野圭介(静物) ヘア&メイク/秋山 瞳(PEACE MONKEY) スタイリスト/川瀬英里奈 モデル/まい(本誌専属) 構成/北川真澄 WEB構成/谷 夏帆 ◆この特集で使用した商品はすべて、税込み価格です。