意外と見られている爪、荒れていると気分も下がりますよね。そんな時役立つのが、乾燥によるささくれや二枚爪を防ぎ、指先を美しく見せるキューティクルオイル（ネイルオイル）。指先や爪の悩みを解決してくれる強い味方なんです！すっぴん爪の人もネイル派の人もキューティクルオイルで爪美人を目指しましょう♪
キューティクルオイル（ネイルオイル）の効果や使い方
これまで1万人を超える人の爪を美しくしてきた育爪サロン「ラメリック」の代表・嶋田美津惠さんに「爪を美しくするお手入れ方法」について、お話をうかがいました。
プロに聞く！オイルを使った爪の整え方
実は、爪トラブルの原因のほとんどは「乾燥」によるもの。オイルを使用して保湿をすることで、乾燥を防いで見た目が美しくなる上、弾力が出て丈夫になり、割れにくくなります。
塗る回数は、1日5回以上、爪の先まで透明なクリアネイルを目指す場合は7回以上が良いと嶋田さんは語ります。
▼効果的なオイルの塗り方
用意するもの：オイル、水を入れたドロップ容器
1.指先を上に向けて、爪の裏側と指の間にオイルを垂らします（指の上から左右にオイルが流れるくらいの量が目安）。両手の指すべてにオイルをつけます。
2.指先を上にしたまま手の甲を自分に向けます。爪の左右両側の指との境目にオイルが流れ落ち、甘皮部分にたまっていくのを確認。
3.両手の指先をよくもむようにすりあわせ、すべての指の甘皮と爪表面・裏側にオイルを塗り込み行き渡らせます。
4.片方の手のひらに、1円玉くらいの大きさに水をたらします。
5.反対側の手の指先で、指についたオイルと水を混ぜ合わせます。（水の中に細かい粒子となったオイルが分散し、水とオイルが混ざり合うことを「乳化」と呼びます）
6.乳化したオイルを手の甲など手全体にも塗り込み、なじませます。（オイルは乳化させることでより浸透しやすくなり、保湿力も高まって、より長く乾燥を防ぎます）
7.両手の指と指を交差させて、指の間までしっかりオイルを塗り込みます。乳化させたオイルはよく浸透するためベタつきが少なくなるものの、気になる場合はティッシュを軽く当てます。
ネイルオイルはいつ塗る？どんなものがおすすめ？
オイルはどんなタイミングで塗れば良いの？
絶対にこのタイミングじゃないといけない…というような決まりはなく、基本的にはいつでもOKですが、いつ塗るかを決めておくと習慣化しやすくなります。
おすすめは食事前。毎日絶対に存在する「食事前」のタイミングでオイルを塗ると自然と習慣になりやすい上に、もしオイルがお箸や食器についてしまっても簡単に洗えるのでおすすめです（逆に、家を出る直前などはお気に入りのコートやバッグがオイルでベタベタになってしまう可能性もあるのでご注意を）。
そこに「朝起きてすぐ」と「夜お風呂から出たとき」を足せば1日5回。さらに「寝る前」と「お茶を飲むタイミング」も追加すれば、7回塗ることができます。
一度保湿されている心地よい状態を体で覚えて習慣になってしまえば、乾燥してくるとすぐに気づいてオイルで保湿したくなるもの。
とはいえ「〇時間おきに塗らないといけない」というルールは一切ないため、日中こまめにオイルを塗ることが難しい、忘れてしまいそう…という方は、1時間テレビを見ながらCMの度にオイルを塗る…という方法でもOKです。
実際、嶋田さんのお客さんの中には「日中はどうしてもオイルを塗ることができない生活なので、テレビを見ている1時間の中で何度もオイルを塗る」という生活をしているうちに、すっぴん爪のまま透明なクリアネイルになった方もいるとのこと。
オイルはどんなものを使ったら良いの？
香料や防腐剤が入っていることが多いハケやロールオンタイプのネイルオイルよりも、キッチンにある食用のごま油や亜麻仁油がおすすめとのこと。（※どんな植物油も人によってアレルギー反応が出る場合があるので、腕の目立たない部分などに少量塗ってみて、異常や違和感がないか事前に確認してください）
嶋田さんがおすすめする基準は以下の通り。
1.遺伝子組み換えでない原料を使用している
2.有機栽培or無農薬栽培
3.ブレンドしていない単一オイル
4.低温で圧搾している
5.価格が安すぎない
たとえばごま油の場合いろいろな種類がありますが、ロースト（焙煎）してあって強い香りがあるものよりも、ローストしておらず匂いがない「低温圧搾」と書いてあるものがおすすめ。
食用オイルはなんとなく抵抗がある…という場合は「オーガニックで単一素材」「ハケなど直接爪に当てるものではなく、スポイトなどで爪に触れずに使えるもの」が良いとのこと。ネイルオイルかどうかにこだわる必要はなく、オーガニック製品を扱うお店などで顔や体用として売られている美容オイルまで範囲を広げて探してみると良いものが見つかるそうです。
オイルで保湿するときのポイントは？
オイルで保湿をする際には、オイルを塗ったあとに水をたらし、オイルと水が混ざりあった状態に乳化させて保湿をしましょう。あまりにも爪が乾燥していると、油だけを入れても浸透しません。特に冬は空気中に水分がなく乾燥しているので、水分を足して乳化させることでグッと保湿効果が高まります。
ちょっと面倒くさいという場合は、手を洗った後すぐにタオルで拭かず、オイルをつけるという流れもおすすめ。
反対に、夏は湿気があるので必ずしも乳化させる必要はなく、オイルのみでも大丈夫なことも。
ただ、最近は感染症対策で手の消毒にアルコールを使用することが多いため、手や爪から水分が奪われがち。そういったときはきちんと乳化させて手全体に塗り伸ばすことで手荒れを防ぐことができ、手も爪も同時に美しくなります。
爪を伸ばしているとき「何かにぶつけてしまうと爪が折れてしまう…」と悩んでいる方も多いかと思いますが、オイルを塗ることで丈夫になり、折れにくくなります。爪をきれいに伸ばすために、オイルは欠かせない存在。日中なかなか塗る時間がないという場合でも、「夜に集中的にたくさん塗る」でもOK。
ネイルサロン伝授！キューティクルオイルのおすすめとやり方
忙しくてネイルサロンには行けないけれど、できるだけきれいな爪でありたい…というときのために、家でできるケア方法を、ネイルステーションルミネ新宿1店の店長、滝澤伸枝さんに教えていただきました！
滝澤さんによると「ハンドクリームとネイルオイルがすべての基本。何より保湿が重要です！」とのこと。
「パッと目に入るところにケア用品を置いておくことをおすすめします。
仕事をするデスクや、家のハンドソープの近くに置いておくと習慣になりやすいです。『手を洗ったらオイルを塗る』と決めて実行するだけで、美しい爪になります。
特に、爪の根本は『爪の工場』と呼んでもいいくらい大事な部分。爪の根本や裏側にまで丁寧に塗り込んでなじませるといいですよ。
ポイントは『乾燥してから塗ればいい』ではなく『乾燥を防ぐためにケアをする』という発想に変えること。一度バリア機能が失われてしまうと、加速度的にカサカサしてしまいます。うるおっているときにケアをすることで、肌が適正なターンオーバーを保ちながら、常にうるおっていられます。
また、最近気をつけていただきたいのは、消毒スプレーなどを使ったあとは、きちんと乾いてから保湿をしてほしい、ということ。消毒の成分が乾いていない状態でクリームを塗ると成分が混ざり合ってしまう可能性があります」
▼プロおすすめのケアアイテムはこちら
para spa ハンドオイル 10mL 3,080円
CND RESQアールエックス 15mL 4,180円
O・P・I プロスパ ネイル＆キューティクルオイル 14.8mL 3,520円
O・P・I プロスパ ネイル＆キューティクルオイル トゥゴー 7.5mL 2,200円（すべて税込）
滝澤さんによると「ネイルアイテムは香りも重要です」とのこと。
「好みの香りのものを選ぶと、それだけで『いい匂いだからつけたい』という気持ちになり、自然とケアをする回数が増えるはず。生活の中にいかに『無意識でケアをする』習慣を組み込めるかが大事なので、好みのものをぜひ探してみてください」
プチプラでおすすめのネイルオイル
ペンタイプのネイルトリートメントオイル
はちみつのあま～い香りで、しっとり保湿して健康的な爪に導いてくれるカントリー＆ストリームの「ネイルトリートメントオイル」。筆ペンタイプでベタベタしないのも使いやすく、リピする人が続出しています。こちらはそんな大ヒットアイテムの、限定ゆずの香り。
珍しいジェルタイプのテクスチャーは、液だれしにくく、爪の際までスルッと馴染みます。爪のために厳選された保湿美容成分を贅沢に配合。限定の香りだけの特別成分には、爪の主成分であるタンパク質「ケラチン」をはじめ、ユズ果皮油、ユズ果実エキス、グレープフルーツ果実エキス、レモン果実エキスがプラスされています。
キューティクルオイルの代用に！ちふれの美容オイルふたつ
100%植物性の「ピュア オリーブオイル」は、コクのあるオイルでお肌のうるおいを閉じ込めて、しっとりなめらかに仕上げます。100%スクワランの「ピュア スクワラン オイル」は、さらっとした軽めのオイルでスッと肌になじみ、ベタつかず肌を艶やかに保ちます。20mlだと少し小さいかな？と思うかもしれませんが、ポンプ1プッシュをなじませるだけで十分保湿されるので、ワンシーズン余裕で使えてしまいそう。おやすみ前のお手入れの最後に使えば、朝起きた時のお肌はツルツル♡ 顔だけじゃなく全身に使ってもOKです。
美容マニアが愛用中のネイルオイル
セルフネイル派にも◎美容ライターが冬に愛用するネイルオイル
「2週に1度のペースでネイルカラーを変えて、アートを施して…私にとってセルフネイルは趣味のひとつ。気分に合わせて色を変えたり、たっぷり時間をかけて塗ったりと、ネイルをしている時間がとにかく好きでネイルサロンにはほとんど行ったことがありません。
頻繁にネイルを変える…ということは、頻繁にネイルカラーを落とす、ということ。ただ、この“落とす”行為が爪へ負担になっているのも事実で、私はオイル系のリムーバーを使ったりなるべく爪に負担をかけないように気を遣いますが、それでもこのペースでネイルチェンジすると乾燥や刺激で二枚爪になることも多く、そのたびに爪をカットするので常に爪が短いまま……。
ショートネイルもかわいいのですが、せっかくなら綺麗に伸ばしたいと思い、ケアにも余念がありません。私が最近よく使っているのはこの緑のプチプチ。一見サプリのようにも見えますが、こちら実はネイルオイルなんです。カプセルの中に一回分のオイルが入っていて、プチッとするだけで簡単に指先の保湿ケアが可能。
保湿効果の高いケールをはじめ、セロリエキス、ホホバオイルなどを贅沢に配合し、塗った瞬間うるおいが指先に行き渡ります。ひと粒分が、手の指だとやや量が多いので、足の指にもついでに塗っています。
気づいた時にこまめに保湿するようになってから、爪が強くなった気が…！ 乾燥する冬はもちろんのこと、セルフネイル派の私には絶対に欠かせないアイテムとなっています！」（CanCam.jp美容ライター齋藤奈々)
人気ブランドのネイルオイル
ロールオンタイプで気軽に使えるukaのネイルオイルは、CanCamスタッフやit girlにも大人気！
「育爪しようと思って購入したのがukaのネイルオイル（左）。ロールオンタイプが気軽に使えてGOOD！ デスクワークしながらちょっと休憩ってときに塗ると、香りにも癒されます」（CanCam.jpエディター菊谷）
香りに癒されるネイルオイル
こちらも同じくukaのネイルオイル。
髪にもボディに◎キューティクルオイル代わりにもおすすめ
髪や肌、ネイルにきらめくツヤを与えながら、なめらかな手触りへ導くオイルは、美容のプロも推し！
デパコスでおすすめのネイルオイル
アナ スイ｜ザ キューティクル クリーム
簡単に甘皮を柔らかく、美しい自爪に導くクリーム。筆タイプで塗りやすいのも便利♡
エレガンスクルーズ｜カクテル ネイルケア オイル
真っ青な空と海をそのまま詰め込んだような2色が美しい、2層タイプのネイルケアオイル。ウォーターベースが乾燥しがちな指先にうるおいを与えて、オイルベースがうるおいを閉じ込めてキープ。しなやかでみずみずしい指先へと整えます。さらっと馴染んで、スマホやキーボードがすぐに使えるのも嬉しいポイント。
ポール & ジョー｜ネイル オイル
うるおいを与えてカラーの映えるしなやかな指先に仕上げてくれるネイルオイル。さらりとした使用感でべたつかないのも嬉しい♪
ジルスチュアート｜フラワーネイルオイル N
ラベンダーやカメリアなど花々のエッセンスが溶け込んだケアオイル。べたつかずにさらりとなじむので、ネイルカラー前にさくっとケアできます。ヴィンテージジュエリーを身にまとった女性をイメージしたドレッシーなデザインボトルにも注目！
エルメス｜レ マン エルメス ユイル ドゥ ソワン
100％天然由来成分のネイル＆キューティクルオイル。コスモス ナチュラル認証を取得しています。ホワイトマルベリーエキスに加え、ティアクリスタルやビタミンEなどを組み合わせ、爪に潤いを与えながら外部の刺激から保護してくれます。
©Studio des fleurs
CanCam.jpでは、総額表示に関する特別措置法の2021年3月31日終了に伴い、2021年4月1日より、すべての価格表示を総額表示に統一します。 なお、2021年4月1日以前の記事、またそれらを参照している記事については、記事により税抜・税込の表示が異なるケースがあります。
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