7月5日、『Oggi』専属モデルのLIZAさんが25歳の誕生日を迎えられました。
モデルとしてのキャリアは11年。当時から大人びた顔つきをしていたこともあり、「まだ25歳!?」と驚いてしまいます。
そんなLIZAさんに、自分史上最大のケガをしてしまった24歳の振り返りや25歳の目標、そしてこの夏気になっている事柄など、様々なことをうかがってきました。独占インタビューを、これから3回にわたりお届けします!
Woman Insight編集部(以下、WI) 25歳の誕生日おめでとうございます! 改めて24歳を振り返ると、どんな1年でしたか?
LIZAさん(以下、LIZA) ありがとうございます。24歳を振り返ると、「はぎとる」イメージの1年でした。前半と後半ではかなり違う自分になっていって、いろいろな「こうじゃなきゃいけない」という固定観念を全部捨てよう、と思って過ごした年でしたね。
WI そう思うようになったのは、何かきっかけがあったのでしょうか?
LIZA ……年末に、人生で初めて大きいケガをしてしまったんです。11年間モデルという仕事をしてきた中で、「仕事をしたいのにできない状況」というのが初めてのことで、それをきっかけにいろいろな考えがガラッと変わりました。
WI どんな考えが変わったな、と思いますか?
LIZA いい意味で、モデルという仕事は見た目で仕事をしています。でも、仕事にいつも使っている「体」を使えなくなってしまったことで、もっと見た目だけではなく中身を伸ばしたいし、強くしていきたいと思いました。それに、改めて仕事がすごく楽しいなって感じました。皆さんに会えることもすごく楽しいし、またケガをしていても求めてくれることのありがたさも感じました。より頑張らなくちゃって。悩むことさえも楽しいです。
WI 「悩むことが楽しい」とは?
LIZA 誰しも仕事でいろいろ悩みますよね。行きたくないな、自信がないな、失敗しちゃったな。とか、様々な理由があると思うんですけど、でも好きだからこんなに悩めるんだなって思って。好きじゃなければとっくにやめてしまっていると思うので。改めて、私はモデルの仕事が好きなんだなって思いました。
WI ケガをしているときは、仕事は休まれていたんですか?
LIZA 完全に休んではいませんでしたが、2~3か月はいつも通りのペースでは仕事ができなくて、ゆっくりめのペースでさせてもらいました。1か月くらいは松葉杖で、そこからサポーターをつけて2か月ほどリハビリしました。脚のケガだったので、その間はヒールも履けませんでしたし、ポージングもすべて片脚でした。それでも、周囲の方がとても助けてくださって、私がケガをしていることをわからないように、仕事ができるようにサポートをしてくださって……。脚の部分を誌面では切ってくださいってお願いを聞いていただいたり。
WI 誌面を見ていても、今振り返ってみれば確かに上半身カットが多かった気がしますが、言われなければまったく気づきませんでした……!
LIZA わからなかったって言っていただけるのが1番です。やっと治ったので、これまで読者の方にケガのことは伝えていなかったのですが、もうちゃんと前に進めるようになったので言ってみました(笑)。
WI でも、確かにそのケガの経験は大きく考え方が変わりそうですね。
LIZA そう、今までヒールを普通に履いていたけれど、履けない状態を経験して、「ヒールが履けるってすごく幸せだから、そのことも誇りに思うべきだな」って。いろいろな人にとても迷惑をかけてしまいましたが、長い目で見ると、すごくいい経験になったな、と、今思います。
WI ケガしたときに落ち込まれたのでは、と思いますが、どのように立ち直りましたか?
LIZA ……落ち込まなかったんですよね。ひどい話かもしれませんが(笑)。「今が自分を変えられるチャンスだ」と思ったんです。全部リセットできて、もっと自分の体を大事にできるチャンスだ、と。松葉杖のときは特にいろいろな人に「助けてください」とお願いするシチュエーションも多かったので、そこでたくさんの人に感謝できるチャンスでもありましたし、ケガしてる人を見かけたら、どういう助けが必要なんだろうと考えてすぐにやってあげたいって思うようになりましたし……。
WI すごい。LIZAさんはとても強い方ですね。
LIZA 変な話、「もしこのまま治らなかったらどうしよう?」と考えたときに、「あ、私それでも大丈夫だな」って思ったんです。このまま立てなくなったり脚がなくなったとしても、「もうだめだ」じゃなくて「違う引き出しを開けて生きていける」と思ったので、それに改めて気づけたことはすごく嬉しかったです。
WI 「脚がなくなっても」というのはまたすごいですね。
LIZA このケガをしたとき、たまたま腫瘍が見つかったんです。良性だったんですけど、検査結果を待っているときは「悪性だったら、このまま脚がなくなるのかもしれない」って……。それでも私は全然大丈夫だし、きっともっと明るくできるって思えて、それに気づけたことはよかったです。
WI その前向きさ、見習いたいです。落ち込むことなどはないのでしょうか?
LIZA もちろん弱ることも、落ち込むこともあります。でも、絶対先は明るいから、下を向いて「うー……」と落ち込み続けるよりも、先に進んじゃったほうがいいなって思います。怖いことも大変なこともたくさんあるけど、「絶対自分は明るくできる!」と信じていたら、絶対未来は明るくなると思います。
モデルの活動を続ける上で致命的な出来事があっても、前向きに考え、前に進み続けるLIZAさん。その姿勢は本当に見習いたいばかりです。
次回は25歳の目標についてじっくりうかがいます。(後藤香織)
次回はコチラ→ 「出会う人、みんなが師」モデルLIZA、25歳の目標を語る
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