これぞ暮らしの知恵!夏に食材を長持ちさせる冷蔵庫の活用術

夏が来るのは楽しいものですが、夏特有のお悩みってありますよね。
自炊派が特に気になるのが、気温が高くなることによって食材がいたみやすくなること。せっかく買ってきた食材や気合を入れて作った料理が、すぐにダメになってしまった……ということもありがち。

さて、消臭や脱臭など「ニオイ」について研究しているエステー研究員の成定直幸さんが、夏の冷蔵庫の活用術を発表していたのでご紹介します!これぞ暮らしの知恵!夏に食材を長持ちさせる冷蔵庫の活用術

【1】冷蔵庫は入れすぎないのが鉄則、でも冷凍庫は満杯がGOOD!

冷蔵庫内に食材を詰め込みすぎると冷気の流れが悪くなるので、冷気がきちんと循環するように約3分の1は冷蔵庫内をあけておくといい……ということはよく聞きますが、冷凍庫は逆に、中身を満杯にしたほうがいいとのこと! 満杯にすることにより冷気が逃げにくくなるから、というのが理由だそうです。また、冷蔵庫も冷凍庫も、頻繁に開け閉めをすると中の冷気を逃す原因になるので注意しましょう。

 

【2】冷蔵庫内はこまめに掃除!

「なんでも冷蔵庫に入れておけば安心♪」と思ってしまいがちですが、野菜やお肉などの食材にもともと付着していた菌が冷蔵庫内で繁殖してしまうことがあるそうです! ときどき冷蔵庫を点検して、期限切れの食材がないかチェックしたり、こまめに庫内を掃除したり、いつも清潔な状態に保っておくのも重要です。

 

【3】ニオイ移りに注意。

いろいろな食材が入っている冷蔵庫は、うっかりすると食材のニオイ移りが起きてしまうことも! 特にニオイがうつりやすいのは、氷、バター、もともと風味が薄目の食材です。いざ使いたいときにニオイ移りが! とならないように、脱臭剤をうまく活用するのが吉です。

 

【4】野菜や果物が出す「エチレンガス」に要注意!

野菜や果物から発生する、熟成や老化を促進する働きがある「エチレンガス」。りんご、桃、ブロッコリーなどはエチレンガスを多く出すので、他のものと一緒に保存すると、他の野菜や果物がいたむのが早くなってしまいます。特に、エチレンガスの影響を受けやすいきゅうりや白菜を同じ野菜室で保存する場合は要注意。
反対に、まだ熟していないキウイや柿を、りんごや桃などと一緒に保存すると、通常より早く熟して早く食べごろになるので、上手に活用するのも賢い知恵!

冷蔵庫には食材を詰めすぎない、こまめに掃除する……といった基本ルールを守った上で、さらにお役立ちグッズを活用していくのがキレイに冷蔵庫を使うコツなのですね。
夏の食材保存にお困りの方、是非このルールを守ってみてくださいね♪(後藤香織)

【エステーホームページ『くらしにプラス』】http://www.st-c.co.jp/plus/

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