ダイエットの意外な事実をプロに聞く【正しい運動編】
女性の99%は思っているであろう、「もっとやせてスタイルが良くなりたい!」という願い。そのためのダイエット知識は世の中に各種出回っていますが、情報が多すぎるだけに「結局何をどうしたらいいの?」となりがち。
そんなダイエットにありがちな悩みをプロに聞いて解決する特集を『美的』7月号に発見しました。今回はパーソナルトレーナー高橋義人先生が教える「運動」編をご紹介します!
前回はコチラ→ 「努力してもやせない理由は勘違い?」ダイエットの意外な事実をプロに聞く【食事編】
Contents
Q.食前と食後、どちらに運動したほうがやせやすいですか?
A.食前のほうが効率的です!
有酸素運動をするとき、体がエネルギーにしているのは糖質。ですが、おなかがすいているとき=糖質の蓄えがないときは、血中の脂質を燃料にし始めるので、空腹時のほうが早く脂肪燃焼が始まります。
Q.有酸素運動は20分以上しないと意味がない、ってなぜですか?
A.運動し始めて20分で脂肪を燃焼し始めるからです。
基本的にはまずエネルギーとして糖質が使われ、約12~15分後にエネルギー源が脂質に切り替わります。そのため、脂肪を燃やしたいなら20分以上運動するのが必須。それ以下だと糖質がなくなっておしまい、ということも。
Q.運動が苦手な人でもできるトレーニングはありますか?
A.正しく意識して行えば「呼吸」もトレーニングになる!
交感神経を活発にして、脂肪燃焼効率を上げられる「ドローイン」という呼吸法があります。吸うときはおなかをへこませながら胸を膨らませるようにし、はくときはさらにおなかをへこませながら体の中心である「丹田」を意識します。腹筋のトレーニングにもつながります。
Q.ここを鍛えるとやせやすくなる、というポイントはありますか?
A.体の土台・下半身を鍛えると燃える体に!
脚にきちんと筋肉をつけると、体のポンプ機能が発達し、むくみにくい体になります。しかも、下半身の筋肉は全体の筋肉の約70%を占めているので、ここを鍛えることで効率的に代謝を上げることができます。
Q.生理中って運動をやめたほうがいいですか?
A.ゆるやかな有酸素運動ならむしろOK!
ウォーキング程度のゆるやかな有酸素運動ならOKです。運動によって血流を良くすることで、痛み成分である「リラキシン」の分泌を緩和してくれる効果もあるので、生理痛緩和にもつながります。でも、筋トレなどの負担の大きい運動は控えましょう。
【まとめ】
あなたの知識はどうでしたか? 食事編・運動編に続いて次回は「生活習慣」編をお送りします。あなたのその生活習慣、もしかしたらおデブ直結かも?(後藤香織)