「試着するとテンションが上がって似合ってなくても買ってしまって後悔」「その服自体はかわいいけれど着回しを考えてなかった」「セールでいらない服まで買ってしまった」などなど、お買いものに関する悩みはなぜか尽きません。
『AneCan』3月号では、そんなあなたのために「もうお買いもので失敗しない!達人への道」と称し、スタイリスト大草直子さんや敏腕プロデューサーおちまさとさんに聞いたお買いもののコツを多数紹介。その中から一部をご紹介します。
【1】セールで狙うべきは、小物!
セール品は上質さを見抜く力が試されます。セールでは人気商品から売れていきますが、手袋やストールといった小物は、いいものが残っている確率が高いので狙いめ! レザーやカシミアを使ったワンランク上の小物をセールで賢く手に入れて日々のコーディネートに取り入れれば、おしゃれの格が上がります。
【2】試着した姿を写真に撮り、客観的に見る。
気に入った服を着ようとすると、人は自分を肯定しようとするもの。鏡に映っているのはそんな自分補正が多少加わったベストな自分ですが、写真を撮って、できれば少し時間をおいてから自分の姿を客観的に見ると、本当に似合っているかが見極められます。
【3】冷静になるために効果的なのは「取り置き」。
かわいい服を試着して、店員さんにも「お似合いですよ」と言われて、舞い上がって勢いで買う、ということを避けるには、「取り置き」をうまく使うこと。買うか迷ったら即決しないで、いつまで取り置きしてもらえるかを聞きましょう。冷静になって考えると「意外と似合ってない……?」と気づけることもあり、無駄な出費が減らせます。
【4】買うときは、アイテム単品のかわいさだけでなく、手持ち服とどう合わせるかを考える!
おしゃれの幅を広げようと、かわいいけど普段あまり着ないテイストの服を買ったら手持ち服に合わないのでそれと合わせる服をまた買うハメに、という経験ありませんか? 自分のクローゼットに入っているアイテムを把握し、買い物をする時点で手持ち服とのコーディネートをいくつかイメージできる服を購入すると、すぐに日々の即戦力になってくれます。
【5】「上質なもの」を知る。
同じくセール時期に、安かったけどよく考えたらあまり着ない服を勢いで買ってしまうこと、ありますよね。これは、「上質なもの」を知ることで回避しやすくなります。買わなくてもいいので、片っ端からブランドショップの服を試着してみることです。そうすると、いつか「なんだこれ、すごい!」という感覚に巡り合います。その感覚がインプットされることが大事。今買わなくても、「いつかあの服を着れるようになろう」と目標にすることもできるし、たくさん試着を重ねることで自分により合うものを知ることもできます。
ついつい勢いまかせになってしまいがちなお買いもの。これらのコツを身につけて、冷静に自分に合うものをきっちり探しあてて賢くおしゃれを楽しんでいきましょう。(後藤香織)
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