11月3日、東京・有楽町のよみうりホールにて、日本アロマ環境協会(以下、AEAJ)が同日の「アロマの日」を記念したイベントを開催しました。一般来場者はおよそ1000人。前半はモデルのヨンアさんによるトークショーが行われ、後半は作家で心理カウンセラーの晴香葉子さんと、AEAJ認定アロマセラピスト松尾祥子さんによるトークセッションが行われました。晴香さんと松尾さんのトークセッションでは、アロマの基本的な使い方やシチュエーション別おすすめの香り、そして古くなったアロマオイルの使用法など、アロマ初心者にもお役立ちの情報がたくさん! その中の一部をご紹介します。
Q.まず、アロマはどんな風に使えばいいですか?
A.何よりも、くんくんかがず、深い呼吸でかぐことがポイントです。
匂いをかぐときは、ついつい「くんくん」とかいでしまいがちですが、それは「食べ物が安全かどうか」を判断するときのかぎ方なので、リラックスから遠ざかってしまう、と松尾さんは言います。まずは長くふーっと息を吐くと、必ず鼻から深い呼吸が入ってきます。その深く吸うときにアロマを入れるのがポイントです。「吸う」よりも「吐く」を意識することが大事です。
Q.リラックスしたいときにはどんな香りを使えばいいですか?
A.やっぱり、ラベンダーが王道です。
松尾さんのおすすめは、香りに鎮静の成分が含まれている、ラベンダー、サンダルウッド、ベルガモット。晴香さんもおすすめなのはやはりラベンダー。実は、心理学的にもラベンダーの紫はリラックスの色でもあるとのこと。色も香りもリラックス作用があるなんて、ストレス社会の現代に必需品ですね!
Q.自信や勇気が欲しいときはどんな香りがおすすめですか?
A.おすすめはいくつかありますが……一番良いのは、自分が好きな香り。
女性的な自信をつけたいならローズ、強さを持ちたいならペパーミント、ここぞというときの勝負時はグレープフルーツ。用途別におすすめの香りを説明してくださったあと、松尾さんは「けれど、一番有効なのは、自分が好きな香りです」と微笑みました。好きな香りをつけていると自分が好きになれるので、自信が持てるようです。
Q.朝起きられないときにおすすめの香りはなんですか?
A.ペパーミントやローズマリー。でも、アロマを使うと同時に、きちんと休むこと。
心療内科にて、朝起きられない症状を持つ患者さんに対してのカウンセリングも多数行っている松尾さん。起きられないということは体からの「休みたい」メッセージなので、まずそんな自分を認めて休ませてあげた上で、爽快感があり気合が入るペパーミント、ローズマリーを使うのがおすすめとのことです。
Q.古くなってしまったアロマオイルはどのように使えばいいでしょうか?
A.お掃除につかうと気合いも入っていい匂い!
松尾さんのところにも「オイルを3年放置してしまったのですが……」という質問がしょっちゅう来るそう。数年置くと成分が変わっている可能性もあるので、直接お肌につけるケアは避け、お掃除に使うのが松尾さんのおすすめです。水の中にほんの少したらしてぞうきんがけをしたり、薬局でも手に入る無水エタノールで希釈してクイックルワイパーにふきかけてお掃除をするなど。色が濃いものだともしかすると汚れてしまう可能性もあるので、必ず目立たない場所で試してからにしてくださいね。
いかがでしょうか? 私の家にも、数年前にもらって半分使って放置していたアロマオイルがあったので、さっそく床掃除に使ってみました。お部屋からほのかにいい匂いがしてお部屋時間が楽しくなります! アロマ初心者の方も、上級者の方も、是非参考にしてみてくださいね。さて次回は「恋に効くアロマ」についてご紹介します。(後藤香織)
アロマの日記念Girls be Aromatic! 特設サイト:http://www.aromakankyo.or.jp/lp/aromaday/
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