犬を長年飼っていても、「犬」の生態って何かと不思議なことが多いものです。
たとえば「トイレのときにくるくる回る」とか、「土ならまだしも、フローリングの床やカーペットを掘る」とか、身に覚えがある飼い主さんは多いのではないでしょうか。
そんな犬に「あるある」な疑問の答えを、ペットと楽しくハッピーに暮らすための情報サイト「PETomorrow」からご紹介します！
Q.犬がトイレのときにくるくる回る理由って……？
お散歩中、愛犬がそわそわしてくるくる回り始めると、「あ、トイレかな」と思う飼い主さんも多いことでしょう。実際、犬種に関わらず排泄のサイン。
この「くるくる回る」は、野生時代の名残と言われています。トイレ中はどうしても無防備になるので、いつ敵に襲われるかあからない状態。つまり、周りの安全確認をし、身を守るために回っているということ。
さらに、「犬が地球の磁場を感じ取っている」という研究結果もあり、犬はトイレ中に「南北」の方向を好み、「東西」を避ける傾向にあるそう。チェックしてみるのも面白そうですね。
Q.犬が寝言を言うのはどうして？
犬にも人間と同じように「レム睡眠」「ノンレム睡眠」もあります。そして、犬は「レム睡眠」の間にその日の出来事を整理しているといわれていますが、この「記憶の整理」は犬の脳にとって少しストレスになるため、ストレスをためこまないようにするために寝言として出しています。
記憶を整理している中で、「楽しい」「怖い」など、さまざまな感情から寝言が出る場合が多いと言われています。
寝ているときに寝言を言っていたり、体を動かしていると、「起こしたほうがいいのかな？」と思うかもしれませんが、それはまさに犬たちのストレス解消中なのでおすすめできません。夢で冒険中なのかな、と思って、そっと見守ってあげてください。
Q.犬はどうして床を掘りたがるの？
かつて、野生の犬は、穴を掘って寝床を作ったり、食料を隠したり、敵から身を守ったり、涼んだり、出産・育児など、さまざまなことを行っていました。
特に、愛犬が眠る前にくるくる回って床やベッドを掘る、という行為を見たことがある飼い主さんは多いことでしょう。こちらも、野生時代の名残。自分好みの居心地のいい空間を作っています。
ただ、「ストレスでガリガリする犬」がいるのも事実。床を掘ることで気持ちを落ち着かせたり、飼い主にストレスに気づいて欲しい……という「カーミングシグナル」の可能性もあるので、あまりに激しい場合は、専門家に相談することをおすすめします。
Q.みんな大好き「犬の肉球」って、どんな意味があるの？
ついついさわりたくなる「肉球」。人間がぷにぷにさわって気持ちいい……だけじゃなく、ちゃんとした役割があります。
犬の肉球は、人間でいう「靴」の役割を持っています。でこぼこ道や砂利道、アスファルトを歩くとき、肉球がクッションとなって足を保護してくれるため、足を傷つけずに歩くことができます。さらに肉球は熱が伝わりにくいので夏の熱い地面も素足で歩くことができるのもポイント。とはいえ、熱くなりすぎたときはやけどの原因にもなるのでご注意を。
その他、あらゆる犬に関する疑問が「PETomorrow」では紹介されています。気になる犬の情報がある……という方は、是非チェックしてみてくださいね♪（後藤香織）
★さらなる犬猫情報はこちらをチェック！ PETomorrow： http://petomorrow.jp/
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