高橋一生が演じる「大手不動産会社に勤める、有能で冷静沈着な男性」が胸に抱く想いとは?

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26歳で居酒屋勤務、結婚の予定はない女性が「マンション購入」を目標に生きるという、リアル体験ドラマ『プリンセスメゾン』が、毎週火曜日、BSプレミアムで放送中。主人公・沼越幸役の森川葵さん、そして沼越幸のために一緒に家を探す持井不動産の伊達政一役、高橋一生さんにインタビューを慣行。

高橋さんが演じる“伊達政一”は、大手不動産会社・持井不動産の社員。有能かつ冷静沈着、それゆえ部下たちから恐れられているけれど、どこかお茶目な面もあるキャラクター。森川さん演じる“沼越幸”へのある想いとは?

 

伊達さんは沼ちゃん(沼越幸)に対してさりげなく助け舟を出していますが、そこにはちょっとした恋心もあると思いますか?

高橋一生さん(以下、高橋) 伊達さんは、お客様と自分の関係を誰よりも分かっていると思うから、恋心があっても気づいていないという可能性はあるかもしれませんね。傍から見たら、男女だし、カバーもしてあげているし、見る人が見たら一瞬、恋に見えなくもないけど、なんか不思議な感じですよね伊達さんの感覚って。僕個人としては、恋愛としてではなく、「人間愛」として接している感じがします。伊達さんは、沼越様のことを読み解くことに、持井不動産の面々からワンテンポ遅れているんです。それはプロとして徹しているからこそで、その遅れを取り戻そうと躍起になっている。そう考えると、恋愛というよりも、「この人を何とか助けてあげたい」という気持ちかと。僕はそういう感情で演じましたが、人間ですからそこから転じることはあると思います。映画の『スピード』みたいに、ものすごく危機的な状況から恋愛になるとか(笑)。だけど全8話のドラマ版の中でやらせていただいた中では、僕はあくまで人間愛で接しています。

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そうやって持井不動産のみなさんが沼ちゃんのために一生懸命家を探してあげるのは、彼女にどんな魅力があるからだと思いますか?

高橋 「もしかしたらこの人は、全部自分でやってしまった後にものすごい孤独を手に入れてしまうかもしれない」と思うからでしょうか。持井不動産の面々も彼女をすごいと思っているけど、その先に待っている“何か”にそこまで危機感は抱いていないけれど、「ひとりじゃないほうがいいんじゃない?」と無意識に気持ちが働いているんでしょう。人間はひとりで生きるべきじゃないし、生きられないから。彼女の心には、「なんか穴があるっぽい」と感じているから、すごく繊細に扱うんだと思います。それは沼越様の良さでもあり、もしかしたら諸刃で傷つけてしまうこともあるから、ただ見守るしかできない……家を売るという自分たちの仕事でしかつながることができない……そんな断絶があるんです。だから、心配よりも「親心」かな。だけど伊達は異性なので、ある距離を持って接している気がします。その距離間は、伊達はとてもプロに徹しているなと思います。

 

高橋一生さんのインタビューはまだまだ続きます。次回、近日公開予定。お楽しみに。(さとう のりこ)

BSプレミアムドラマ『プレミアムメゾン』
2016年10月25日(火)放送スタート
(毎週火曜 夜11時15分~11時44分/全8回)

[キャスト]森川葵、高橋一生、陽月華、志尊淳、舞羽美海、渡辺真起子、木野花、渡辺美佐子 他

http://www.nhk.or.jp/pyd/princessmaison/

『プリンセスメゾン』TVドラマ化記念特設サイト(やわらかスピリッツ)
http://yawaspi.com/pm160830/

 

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