次々と最新技術が投入され「塗る整形」なんて呼ばれることもあるスキンケアコスメが流行る一方で、環境や安全性に配慮した自然派コスメも大ブーム。まさにコスメ両極端の時代ですね。
そして、その自然派コスメコーナーでよく見かけるのが、「オーガニックコスメ」という言葉。農薬や化学肥料を使わない、有機栽培で育てられた植物(オーガニック)を原料として作られた化粧品のことを差すのが一般的。でも、実は日本にはその認証基準がなく、オーガニック成分が入っている量にばらつきがあるのが実情なんだそう。
全体的にお値段お高めなことが多いオーガニックコスメ。どうせ買うなら少しでも多くオーガニック原料が配合されてて欲しい!と願ってしまうのは貧乏性なのでしょうか…?
何も考えず「*」を探しまくろう!
ふふふ、そんなオーガニックコスメの「本気度」を見分ける簡単な方法を『美的』11月号にて発見したのです。まずは気になるオーガニックコスメを手に取ったら、外箱、あるいはパッケージの裏に注目! 細かい文字で書かれた成分表示、ありますね。でも、何のことやらチンプンカンプンです。チンプンカンプンでもOKです。とりあえず「*」を探してください。成分表示では、オーガニック原料名には「*」をつけるルールになっています。
さて、それは多いのか少ないのか?
さて「*」のついた成分は見つかりましたか? では次に、それらの成分が、ずらっと書かれている中のどの位置にあるかを見てください。化粧品の成分表示は、配合量が多い順に記載することが薬事法で義務づけられています。つまり「*」のついた成分が前の方にあればあるほど、本気度が高いってことです。成分の名前をひとつも知らなくても、「オーガニック原料の配合度合いが高そう!」という判断ができちゃうんです!
とはいえ、オーガニック原料が多ければお肌に優しいというわけではないので、入っていて欲しいオーガニック成分が具体的に決まっているときのほうが、この判別法の実用性は高そうです。でもお店の自然派コスメコーナーで、あれこれ見比べてみるだけでも楽しいんじゃないでしょうか?(安藤美琴)
(『美的』2013年12月号)
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