2016年1月11日に成人式を迎える若者たちは1995年4月2日から1996年4月1日に生まれで、今年は121万人。彼らが高校生となった2011年には東日本大震災が起こり、一方ではコミュニケーションツール として普及しているLINEがはじまったりした世代です。
そんな新成人の恋愛事情や結婚観について、アンケートを実施。今と昔ではどう変わってきているのでしょうか? さっそく見てみましょう!
■あなたは将来、結婚をしたいと思っていますか?
結婚したいかどうか、という質問に対して「結婚したい」と回答した新成人は、74.3%。2014年には80.4%の人が結婚したいと回答していましたが、2015年は76.5%と減少、そして今年は結婚したくない割合が過去最高に…。低いといっても、依然として4人に3人が結婚意向があるようです。
■将来結婚するなら、何歳までにしたいですか?
結婚意向のある女性に、「何歳までに結婚したいか」と聞いてみると、96.7%が「30歳までに結婚したい」と回答。さらに結婚意向アリの女性の4割は、「25歳までに結婚したい」と早婚を希望!
■結婚したら、子供は欲しいですか?
さらに、「子供が欲しいか」という質問に対しては、約7割が、結婚したら「子供がほしい」(69.0%)と回答。 人数は「2人」(47.3%)、「3人以上」(15.3%)と、少子化言われている現在とは逆の傾向になりはじめている!?
■結婚したい理由は何ですか?
2016年の新成人に、結婚したい理由を聞いてみました。男性は「好きな人といっしょにいたい」が55.9%で1位となったのに対し、女性では、「子供が ほしい」という回答が1位に。好きな人、そして好きな人との子供を大事に思い、だからこそ結婚したいという気持ちは男女共通!
男女での違いをみてみると、男性は結婚して家族を持つことによって一人前になれると考え、女性は出産や育児を見すえて結婚によって安定を手に入れたいという気持ちが強いようですね。
■結婚したくない理由は何ですか?
「結婚したくない」新成人は過去最多となりましたが、まだまだ全体の4分の1と少数派。そんな彼ら彼女らが結婚したくない理由を見てみました。
1位は「自分の時間がなくなりそう」で、過半数を超える男性52.1%、女性50.0%が回答。2位は「結婚するメリットがわからない」で、男性34.4%、女性44.8%。家族や好きな人と一緒にいられる楽しさ、子供が生まれる喜び、経済的・精神的な安定や落ち着きよりも、ひとりで自由な時間を過ごしたい、という気持ちが強くあらわれています。
■現在、交際相手はいますか?
草食化や恋愛に消極的と言われている若者世代ですが、「交際相手がいる」と答えた人は、4人に1人の26.2%。 1996年は2人に1人だった「交際相手がいる」割合は約半分まで減少していますが、実は2011年を底に全体は下げ止まり傾向なのです。
2000年にはほぼ誰もが「交際相手がほしい」と答えていましたが、だんだんと減り続け、去年は過去最低の62.6%に…。やはり、恋愛離れは若者全体に定着しているようですが、それでも3人に2人と多くの新成人が「恋人がほしい」と思っているのもまた事実。
■恋愛について、あてはまるものはどれですか?
男女でのデートの費用に対する回答に注目! 一般的に、“デートの費用は男性が持つべき”、“デートではスマートに支払いを済ませる男性がカッコいい”と言われることが多いですよね。しかし、「男性が全て払うべき」と答えた女性はわずか7.7%! 「男性がやや多めに」と答えた女性も半分以下の44.0%です。実は、女性の方が男性よりもフェア意識が高く、男性の方が「男性はこうあるべき」というイメージにとらわれているのかもしれません。
恋愛や交際に対してコストパフォーマンスが悪いといわれるのは、案外、男性の思い込みなのかもしれませんね…。
いかがでしたか? 昔と比べるとやはり草食化や恋愛離れは進んでいると言えますが、「恋愛したい!」、「ときめきたい!」という気持ちは今も昔も変わらないはず。2016年はちょっと積極的に、恋してみませんか? (ハツ)
情報提供元:株式会社オーネット
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