明けましておめでとうございます! グレースコンチネンタルの伊藤です。
気づけば、あっという間に2016年。ファッション業界はすでに春夏商戦がスタートし始め、作り手は次の秋冬の仕込みを始めています。この時期は、次シーズンのカタログ作成やイベント準備に忙しく、師走はあっという間に過ぎて行きました。
さて、11月から始まりましたこちらのコラム。5回目にして2016年最初のテーマは、“ジェンダーレスアイテム”です。
まさに、この冬のファッションを代表する言っても過言ではないこのキーワード。サンローランの最新コレクションでも、メンズスタイルにスキニーパンツ×ヒールが登場したりと、ますます加速している気がします。
とはいえ、メンズアイテムを取り入れるのが好きな私にとっては、極々当たり前なこと。洋服好きだった兄の影響か、まだまだうぶな若かりし頃、兄のイケてるスウェットをこっそり拝借しては、カモフラ柄のショートパンツとワーク風厚底ブーツ(懐かしい……笑)を合わせては、勝手に着たのがバレてよく怒られていました。これも今風に言えば、ジェンダーレスアイテムを取り入れた着こなし、ですよね。
さて、そんなイケてる「ジェンダーレスアイテム」のなかでも私的ないち押しといえば、NYUスウェットをはじめとする「USチャンピオン」のアイテム。
まず、飽きがこない。そして、毎年どんなにトレンドが変わろうと、どんな着こなしにもハマる。これこそ、定番の強さだと感じています。
この冬は、フーディーをロングのチェスターと合わせています。柄のガウチョやミモレ丈スカートにヒールなんかもいいかも、と日々着こなしに挑戦中。
そして、去年末に仲間入りしたのが、「ノースフェイス」のヌプシブーティ。いわゆる撥水ブーツです。去年は人気で買えなかったので、早めにゲットしました。私はウール地タイプを購入。
こちらはユニセックス展開で、アウトドア感が非常に強いアイテム。さ、こちらをいかにフェミニンに着こなすか!です。
王道はデニムと合わせてですが、それは子供と公園行くときだけにして……もうちょい冒険したいところ。
膝下丈のたっぷりしたニットや、スウェットのワンピースに合わせてフェミニンに着るのが今の気分です。
少し重ためにまとめると、さらに今年らしく。ボトムとブーツとの間に肌感があることで、抜け感が出てきます。あまりにも覆い隠すとフェミニンさは少なくなるので、この抜け感を上手につくるのがポイントです。
というわけで、ジェンダーレスアイテムを着こなすための最低限のポイントは、「フェミニンなものを組み合わせること」。
そこがないと、ただの手抜きスタイルに見え、野暮ったくなりますので要注意!
他にも、ヘインズのパックTやセントジェームスのボーダーなど、愛用しているジェンダーレスアイテムは多くありますが、品質や着心地を含め、どれもコストパフォーマンスが高い優秀なアイテムばかり。トレンドにあわせて浮気をしても、どうしても戻ってきてしまいます。
2016年、私もそんな「浮気しても戻りたくなる」女性を目指して(笑)、ますます新しいおしゃれも楽しんでいきたいと思います。
では! (伊藤有佳)
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