6月30日都内にて、映画『海のふた』(7月18日公開)のプレミア試写会が行われ、主演の菊池亜希子さんと、三根梓さんが登壇しました。
『海のふた』は、作家・よしもとばななが ミュージシャン・原マスミの楽曲にインスパイアされ執筆。自身が毎年夏に家族で訪れていた西伊豆を舞台に、かき氷の店を営むために帰郷した“まり”と、大切な人をなくした“はじめちゃん”の心の交流を描いた、ひと夏の物語。
よしもとばななさんの作品の大ファンだというお2人。原作を読んで菊池さんは「登場人物たちのセリフや言葉の選び方や考え方が、この年齢の私自身が日々考えていたことがストレートに描かれていて他人事じゃない“ざわざわする”感覚が起こりました」と語り、三根さんはオファーを受けた時のことを「素直にすごく嬉しかったです。ですが(演じるにあたって)ばななさんの作品の世界観や登場人物の繊細な心情の揺れを表現することへのプレッシャーに、身が引き締まる思いもありました」と振り返りました。