演技派女優・永作博美さんと、初のシングルマザー役に挑戦した佐々木希さんの共演で話題の映画『さいはてにて』が、今月末、いよいよ公開。
公開直前の2月19日(木)、佐々木希さんとプライベートでも親交の深い盟友・木下優樹菜さんが駆けつけ、トークイベントを開催しました!
2人は20歳からの付き合いですが、木下優樹菜さんは、「すっごい吐きそう……」と超緊張! 「女優としての希にも緊張している」と言い、続けて「映画を観て、長い付き合いだからこそ“頑張ったなぁ”って思った」と、佐々木さんの演技を褒めていました。
実は2人、映画の撮影に入る数日前に、佐々木さんと木下さん&愛娘でご飯を食べたのだとか。そこでは特に、演技に関してアドバイスをすることはなかったようなのですが、佐々木さんは、木下さん親子とご飯を食べてすぐ現場に入ったので、木下さん親子の“あったかい”やり取りが「演技に影響していると思う」と話していました。
さて、今回、佐々木さんの応援で登壇した木下さんでしたが、本作を見て「4回泣いた」と明かし、「しかも、なんでここで? とか、言葉がないシーンでも泣きました」と。いちばん思い出に残っているのが“車のシーン”。「子どもたちが疲れて後ろのシートで寝ているときに言った言葉で泣きましたね」(木下さん)。
そして、木下さんが、母親としての目線で「共感した」と言っていたのが、“ひざを立てて携帯をいじっている”シーンだそう。「行儀が良くないし、本当はやっちゃいけないのは分かってるけど、いつも気を張ってると疲れるし、どこかで気を抜かないと自分を見失うから、あのシーンは本当によくわかる」と、熱弁。
一方の佐々木さんは、常に「お母さんじゃなくて、ごめんなさい……と思いながら母親役を演じていた」と胸の内を語り、木下さんが挙げた“ひざ立て”のシーンには苦労したよう。ひざを立てて携帯をいじる何気ない動きでも、母親らしく見えない……というので、何度か撮り直したのだとか。
努力したかいがあり、難しいけどきちんと演じられていた佐々木さんを木下さんが褒めると、「優樹菜に褒められることはなかなかないから、よかった。でも恥ずかしい(笑)」と照れ笑い。
木下さんは本作を観て、共感する部分が多かったようで「感動した」と話し、子育てをしていると、うまくいかないこともいろいろあるけれど、「娘の寝顔を見ていると、怒ってしまったことに“罪悪感”を感じて、涙があふれ出る。母親だけじゃなく、若い人も、自分の母親にもこういう思いがあったのかもと思って観れる映画だと思う」と、しんみりしていました。
木下さんの“母親目線”のトークに、佐々木さんも「早く母親になりたいなって思います」とポロリ。
本作では、永作博美さんが珈琲店を営む役のため、劇中、おいしいコーヒーが登場するのも映画の見どころ。「一緒にコーヒーを飲みたい人は?」と聞かれ、佐々木さんが、「……ガヤガヤしない人」と言うと、すかさず木下さんが「“ガヤ芸人”さんとは一緒に飲みたくない? あたしも、ガヤガヤしてる人と飲みたくないけどね。(2人で)一緒に飲もう!」と本音が(ちなみに、木下さんの旦那さんは、「コーヒーを飲むとトイレが近くなる」タイプらしいです!)。
↑顔が小さい佐々木さんを前に押し出す木下さん。何気ないやり取りにも仲の良さを感じます。
↑こんなに密着したフォトセッションは、なかなかありません。これも親友の2人ならではの貴重なショット。
↑途中、気づいたように距離をとってフォトセッションに応じていた2人でしたが……
↑最後はやっぱり、密着してました!
最後に、「素敵な恋愛をするためのアドバイス」として、2人が出した答えは……
「2つに分かれると思うんです。“顔がいいか”と、そうでなく“顔が悪くても私を笑顔にしてくれるか”。でも、ブスは変えられる! (よく見せようと)“プロデュース力”がつくから」と、自身の旦那さんを例に挙げ、会場を盛り上げる木下さん。
そして佐々木さんは、「悪いところも、いいところも愛してくれる人がいいと思います」と話してくれました。
経験がない“シングルマザー”という役どころを、「自分の家族に対する愛を照らし合わせて演じてみた」という佐々木希さん。親友・木下優樹菜さん絶賛の『さいはてにて』は、2月28日、全国ロードショーです。(さとうのりこ)
映画『さいはてにて』
2015年2月28日(土)全国ロードショー
監督:姜秀瓊(チアン・ショウチョン) 脚本:柿木奈子
出演:永作博美 佐々木希 桜田ひより 保田盛凱清 臼田あさ美 イッセー尾形 村上淳 永瀬正敏(友情出演) 浅田美代子
http://saihatenite.com/
(c)2015「さいはてにて」製作委員会
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