1月25日は、ホットケーキの日! そもそも今日は、1902年のこの日に北海道旭川市で日本の観測史上、最低気温(マイナス41度)を記録した「日本最低気温の日」。そんな寒い日に、ホットケーキを食べて温まってもらおう! と制定されたのが「ホットケーキの日」なのです。
ところでみなさん、「ホットケーキ」と「パンケーキ」の違いはご存じですか? 今回はホットケーキとパンケーキ両方のミックス粉を販売している森永製菓株式会社さんに、その違いを解説していただきました。
Q 「ホットケーキ」と「パンケーキ」の名前の由来を教えてください。
A もともと、1884(明治17)年にウィルレム・チャンブルが編集した書物を文部省が翻訳し丸善商社出版社から出版された「百科全書」に「薄餅」(パンケーキ)と日本に紹介された食べ物が、1923(大正12)年にデパート(日本橋)の食堂に「ハットケーキ」として供され、1931(昭和6)年に「ホットケーキ」と呼ばれるようになりました。
起源は同じもの(パンケーキ)ですが、この時の“甘くておいしい食べ物”が「ホットケーキ」として日本に浸透するようになったわけです。
1957(昭和32)年に森永製菓では「森永ホットケーキの素」、1959(昭和42)年に「森永ホットケーキミックス」を発売いたしましたが、これも「シロップ」のついた甘い食べ物でした。
その後、1969年(昭和44)年、甘くなくて食事にも合うものをということで、「森永パンケーキミックス」を発売しました。
Q 「ホットケーキ」と「パンケーキ」に明確な違いはあるのですか?
A 当社の場合は、ベーキングパウダーの量の差に違いがあります(ホットケーキの方がパンケーキよりも多いです)。また、ホットケーキでは、卵を混ぜます。
調理方法では、ホットケーキはふくらむよう、あまりまぜないのがコツです。逆にパンケーキはよく混ぜていただきます。
ホットケーキはベーキングパウダーや卵によって厚みがでてふっくらと生地を楽しんで食べていただけるようにしています。
Q 森永製菓のミックス粉においての、「ホットケーキ」と「パンケーキ」の違いはなんですか?
A 当社としては、現在はこのように定義づけています。
「甘さの違い」とベーキングパウダーの量の差による「膨らみの違い」
◆ホットケーキ……ふんわり甘みのある生地を楽しんでいただくもので、ミックス粉はクッキー、マフィン、ドーナツ等の焼き菓子系の素材としても活用できるもの。
◆パンケーキ……薄くて焼きあがった生地自体の味は控えめで、トッピングを引き立たせて楽しむもの。甘みが少ないのでお食事系にも合うもの。
「ホットケーキ」と「パンケーキ」の違いに関しては諸説ありますが、今回は森永製菓株式会社さんの見解や定義を解説していただきました。たしかに、人気のパンケーキ店のパンケーキたちを思い出してみると、トッピングの味やそれ自体がメインとなっていることがほとんどのような気がします。
それぞれを食べるとき、街でこれらを見つけたときは、今回の内容を思い出して、あてはまっているか確かめてみてくださいね。(鈴木 梢)
協力:森永製菓株式会社
森永ホットケーキミックス
http://www.morinaga.co.jp/hotcake/
森永お食事パンケーキ
http://www.morinaga.co.jp/pancake/
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