社会人になって10年にもなると、周りの女友達が次々と転職していきます。
同業他社に転職した人、やりたかったことを叶えるために独立した人……さまざまですが、彼女たちが口をそろえて言うのが、「転職活動をいかにばれないように進めるかが大変だった」ということ。
転職活動そのものも大変なのに、その前に気をつけなければいけないことがあるなんて!
でもこの気づかいこそが、転職の明暗を分けるそう。Domani2月号の綴じ込み付録「35歳の『転職』」のなかで、そんなちょっと聞きにくい「転職マナー」の疑問に答えていました。
なかでも、転職経験女子たちが「転職前に知りたかった」ベスト3はこちら!
Q 転職活動をしていくと、会社にバレそうな気がする。何といって乗り切ればいい?
A まずは有休を使うべし。急病は最終手段。気づかれても自分から伝えてはいけない。
最終の役員面接などが近づくと、日程の連絡が直前に来たりと予定が立てにくくなるもの。そのため、急に休んだりして周りに勘づかれることもありますが、ここで「仲のいい同僚だけに……」というのはNG! 応援してもらえるとは限らないし、会社によっては転職を阻止される例もあります。
Q 上司へ転職の報告をするのにベストのタイミングは?
A 決まったら直属の上司に即刻伝えよ。そして必ず“ログ”を残すべし。
内定承諾を受けたら、会議室などの静かな場所をとり、直属の上司にすぐ伝えましょう。また、辞めてほしくないがゆえに「聞いてない」など後々トラブルにならないように、報告したら必ずメールなどに残すこと。報告は対面がマナーですが、やむを得ない場合は電話やメールで一報を入れることも大切。
Q仕事が忙しすぎて活動できず……。会社を辞めてから行ってもいい?
Aブランク期間はマイナス要因にしかならず。自分の市場価値をキープするなら在職中に動くべし。
これもアラサー就職事情にはとても多い悩み。一度リセットして…と考えがちですが、「仕事のブランクは、1日ごとに自分の市場価値を下げる可能性がある」ことを肝に銘じて、有休などをフル活用し、間を空けないようにしましょう。
このマナーを教えてくださった「リクルートキャリア」中途事業本部・マネージャー、関口昌代さんによると、
そもそも転職とは、前向きな気持ちよりも現在の仕事に対してなにかしらネガティブな考えをもったことをきっかけに考え始める方がほとんどです。現状を変えたい、よりよくしたいと願うのはいいことですが、自分の感情だけで勝手に動くのはマナー違反。(中略)まず、今の会社の退職に関する社内規定の確認をしておくことも忘れずに行ってください」
立つ鳥跡を濁さないよう、人生も転職もスマートにこなしたいものです!(五十嵐ミワ)
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