1月2日! 初売り、初夢、書き初めとさまざまな「初」イベントがそろっております本日。
今回注目したいのは「初売り」。なかでも「全国的に特殊な仙台の初売り」をご紹介したいと思います。
宮城県出身のわたくし、毎年年末年始は宮城に帰っているものですから、宮城の初売り事情しか知らず、「それがフツーじゃないの?」と思っておりました。でも、調べれば調べるほどどうやら仙台の初売りはフツーじゃなかったんです。
さて、いったい何がフツーじゃないのか。詳しくお伝えします!
【1】1月1日から営業しているお店でも、初売りはあくまで「1月2日」。
初売りと言えば、文字通り「初めて売る日」つまり「新年最初の営業日における販売」のことです。ほとんどのお店は元旦に休み、1月2日から3日間くらいで「仙台初売り」を実施します。それに合わせて、イオンなどの365日営業をうたう総合スーパーなどでは、なんと1月1日は普段通りの通常営業を実施し、1月2日からが初売りという店も! 1月1日を「初売り」ではなくしてしまう仙台初売りパワー、恐るべし。
【2】他の地方なら法律で規制されている「豪華な景品&特典つき」がなぜか仙台だけOK!
豪華な景品や特典をつける販売方法は「景品法」という法律で規制されています。でもこの「仙台初売り」だけは、江戸時代から続く伝統的な商習慣とみなされており、なんと公正取引委員会にも「仙台(旧仙台藩領内、宮城県全域と岩手県の一部)だけ豪華な景品をつけてもOK!」と特例を認められているんです! 豪華なものではなんと家電がついてくるという商品も……。ただし、期間は3日間と限定されています。
【3】商売繁盛のご当地神様「仙臺四郎(せんだいしろう)」のグッズがたくさん作られている
宮城県民ならきっと誰もが知っている商売繁盛の神様、仙臺四郎。祖父母の家に行くとその肖像画が飾られていた気がします。そんな仙臺四郎はこの「仙台初売り」のキャラクターになっています。そこらじゅうにのぼりが立っていたり、仙台初売り協力店では何かを購入するとミニタオルがもらえたり、たくさんグッズが作られています。商売繁盛の神様ですし、ゆるキャラ(?)として全国的に売り出される日もそう遠くはないかもしれません。
その他、お店や商店街ごとに独自のおもてなしを考えていたり、バスを増便したりと、仙台じゅうが活気に満ちる仙台初売り。最新の初売り情報を手に入れられる「仙台初売りドット混む」というサイトも用意されており、売る側も買う側も気合十分。
あなたの地方の初売りはどうですか? 今まで普通だと思っていたものが、実は普通じゃない! ということがあるかもしれません。是非話題のネタにしてみてくださいね♪(後藤香織)
仙台初売りドット混む http://www.sendaihatsuuri.com/
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