そういえば知らない。「PCR検査」ってなんの略？
ニュース番組で毎日のように耳にする「PCR検査」。当たり前のように使っているけれど、そもそも「PCR検査」ってなんの略なのか、改めて考えてみると疑問ですよね。
これからも触れる機会が多いであろうこの言葉。なんの略なのか、この機会に一緒に考えてみましょう！
■そもそもPCR検査って何？
厚生労働省によると、PCR検査とは、ウイルスを特徴づける遺伝子配列を調べる検査のこと。ウイルスを特徴づけるたんぱく質（抗原）を調べる「抗原定性検査」より少ない量のウイルスを検出できるとされています。PCR検査は検査機関に搬送して実施されるため、判定には数時間＋検査機関への搬送時間がかかります。
新型コロナウイルスの流行によりよく聞くようになった「PCR検査」ですが、実は新型コロナウイルスの検査に対してのみ使われる方法ではないんです！ 例えば、「ノロウイルス」などの検査にもPCR検査が使われることがあります。
■「PCR」って何の略？
PCR検査がどんなものなのかわかったところで、いよいよ本題に入っていきましょう！ PCRとは何の略なのか…。正直、かなり難しいです…！ ヒントなしでは厳しいと思うので、PCRの意味を日本語で確認してみましょう。
PCR検査で用いられるのは「PCR法」という方法。大辞泉（小学館）によると、PCR法の説明は以下の通りです。
微量のDNAを、その複製に関与する酵素ポリメラーゼを用いて、大量に増やす方法。ポリメラーゼ連鎖反応法。合成酵素連鎖反応法。
懐かしい生物の教科書を読んでいるような気分になってきましたが、どうやら「ポリメラーゼ」という酵素が鍵を握っているよう。ここまでくれば、あとは訳すだけ！ 「ポリメラーゼ連鎖反応」を英語にすると…？
「PCR」の正式名称、正解はコチラです！
「PCR」は「Polymerase Chain Reaction」の略でした！ 日本語訳なしに推測するのはかなり難しかったのではないでしょうか。
PCRが何の略なのか、どんな検査なのかがわかれば、ニュースの理解も今までよりもっと深まりそう。ぜひ、今回の内容を思い出しながらニュースを聞いてみてくださいね！ （平田真碧）
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