志尊淳、玉木宏らにビンタされまくりで「殴られることに楽しさを感じ始めてきてます(笑)」

玉木宏さん、川口春奈さん、志尊淳さんが共演するドラマ『極主夫道』(読売テレビ/日本テレビ系・毎週日曜22時30分)が、10月11日にスタート! 3人のインタビューをお届けします♡

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同ドラマの原作は、「全国書店員が選んだおすすめコミック2019第2位」を獲得し、累計250万部突破の“面白すぎる”と話題沸騰のコミック『極主夫道』(新潮社「くらげバンチ」連載中)。裏社会に数々の伝説を残した最凶の極道“不死身の龍”が、極道から足を洗い、専業主夫として奮闘する姿を描いた、仁義なきヒューマン任侠コメディです。

主演の玉木さんが元極道のスーパー専業主夫の龍、川口さんが龍の妻で一児の母、バリバリのキャリアウーマンだけど家事ができない美久、志尊さんが龍の元舎弟で現在も龍を慕っている雅をそれぞれ演じることに。

また、古川雄大さん、玉城ティナさん、MEGUMIさん、橋本じゅんさん、滝藤賢一さん、稲森いずみさん、竹中直人さんらも個性的なキャラクターに扮し、『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)の瑠東東一郎さんが演出を務めます。

3人が見どころや現場での様子を語ったインタビューをお届けします!

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――ここまでの撮影を振り返っていかがですか?

玉木:クランクインから1か月ちょっと経ち、ペースがつかめてきました。最初の頃は手探りでしたし、僕の演じる龍は何事にも全力なキャラクターだから、怒鳴りすぎてのどがつぶれかけましたけど(笑)。それにも慣れ、きっと面白い世界観になると手ごたえを感じています。

川口:内容も楽しければ、現場も楽しくて。純粋に撮影を楽しんでいるうちにもうオンエアなんだ、という気持ちです。見ていただいた皆さんにどういう感想を持っていただけるのか、楽しみにしています。

志尊:最初は実写化にあたりどのようにアプローチするか、世界観を探るのに試行錯誤していました。でも慣れてからは本当に楽しいし、毎日全力で生きているこの作品のキャラクターたちが、かわいらしく見えたり、笑えたり、ときにはふてぶてしく見えたらいいなと思っています。

――印象的だったシーンは?

玉木:龍にとって志尊くん演じる雅はある意味、美久より長く過ごしていた人ですし、兄貴と弟分という関係性はこの作品のキモになると思っていたんです。ときに厳しく…気が付けばいつも厳しく接しているかな。

志尊:厳しすぎますよ(笑)。

玉木:だから志尊くんはかなり体を張ってくれていると思います。先日も100%の力で思いっきりビンタさせてもらったんです。そんなことなかなかないですが、これは行くしかないだろうと(笑)。

志尊:あれはやばかったですね。雷が落ちてきたみたいな感じで、0.5秒ぐらい記憶を失っていました(笑)。人生で一番キレのあるビンタをされたと思います。

川口:1話を見せてもらったら、雅ってずっと誰かしらに殴られてるんですよ(笑)。

志尊:以前、瑠東東一郎監督とご一緒したとき、僕がたたかれるときの顔が気に入ったみたいで。だからなんですかね。

川口:確かに私も雅が殴られているところを見て、なんか愛らしいなと思いました。

志尊:まぁ僕自身もだんだん、殴られることに楽しさを感じ始めてきているんですけど(笑)。

玉木:危ないね(笑)

――玉木さん演じる龍を見て感じることは?

川口:見た目はもう原作そのものなんですけど、料理や家事とかも器用にされていて。本当に完璧な主夫だなって感じで、思わずため息が出ちゃいます。また外だとにぎやかなことが多いドラマなんですけど、家の中では意外とほっこりしていて。家族3人で過ごすところが、気に入っていたりします。

志尊:原作はマンガだから、断片的ではあるんですよ。それをうまく繋ぎ合わせて、愛らしく、魅力的な人間にしているなと感じます。雅を演じる僕の中にこの人のことすごく好きだなって気持ちが芽生えているのは、玉木さんの力だと思いますね。

玉木:どうしても原作だとコメディ要素が目立ちますが、龍は龍なりにまっすぐ生きているだけなんです。ほかの登場人物が龍以上にキャラが濃かったりするので、そこで面白いやり取りが成立していると思います。いかなる状況であってもまっすぐいるのが龍らしいのだと思っています。

――瑠東監督の演出、どのような点が特徴だと思われますか?

玉木:見てくれている方に好きになってもらえるキャラクターを作らなきゃいけないと、よくおっしゃっていて。だからキャラクターは作品の一部じゃなく、それぞれが愛らしく見えるように考えてくれている。それをすごく感じます。

川口:笑いに対してすごくどん欲な方だなと思ってはいるんですけど、狙って笑わせるのではなく、キャラクターが全力で生きている姿が普通とちょっとズレてて面白いというのを見せたいとおっしゃっていて。そこは自分自身、気を付けている部分でもあります。

志尊:監督はすごく親身になってくださる方で、僕が役について相談の電話をしたら、一つひとつに真剣に付き合ってくれたりするんです。ひとつお願いがあるとしたら、カットかける前に笑わないでほしいってことぐらい(笑)。

玉木:(笑)。でも、誰よりも大きな声で笑ってくれるのはありがたいことでもあります。やっている僕らからしたら、これで正解なんだと信じられますから。

川口:またその監督の笑い声が連鎖して、周りに笑いが広がったりしますし。

玉木:現場でのコミュニケーションも、監督が中心に入って盛り上げてくれます。そういうことを率先してやっていただけるというのはありがたいですね。

――最後に見どころをお願いします。

玉木:これは日常と非日常の面白さがミックスされたドラマだと思っています。日常的な部分もあるからこそ共感してもらえる部分があるし、もしかしたら本当にこういう世界があるのかなと思えるような、妙な説得力があるんです。まずは純粋に『極主夫道』の世界に浸っていただいて、日曜日の夜に笑っていただけたらと思います。

川口:登場人物全員がチャーミングで、いとおしく、まっすぐ生きているドラマです。だからこそ笑えるし、あったかい気持ちになれるし、家族っていいなと思える。単なるコメディだけではなく人間ドラマでもあるから、いろんな感情になっていただけたらと思います。

志尊:登場人物それぞれが一生懸命生きているんです。自分が思うように突っ走り、転ぶときもあれば後ろに下がってしまうときもあるけど、必死に前を向いて生きている。そこに特別なメッセージが込められているわけじゃないですけど、バカだなコイツらと思いながらも、明日からまた頑張ろうという気持ちになっていただきたいです。

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