「3時就寝・10時起床の夜型人間」が、あるきっかけで6時台に起きるようになって生まれた変化

夜型人間が朝6時に起きるようになって生まれた変化


編集部の後藤です。7月に「とにかく広くて日当たりのいい部屋」に引っ越して1日で起きた変化について書いたのですが、引っ越して1か月くらい経ったので、ちょっとした続編を書きます。

「部屋がめちゃめちゃ明るく勝手に目覚めるので、これまでより何時間も早く起きるようになって生まれた変化」です。

 

◆これまでの私は非常に夜型だった


上京して以来、学生時代は授業にバイト(常に2つ+季節性のものを2つとめちゃめちゃ働いていた)、友達との遊び。働き始めてからは仕事・趣味(ヲタ活)・これまた遊びでほぼ家にいないため、部屋を探すときに「日当たり」をまったく重視せずに部屋を決めていました。
特に社会人になってから引っ越した家は「日当たり以外の条件が完璧、でも日当たり重視していなかったから要するに完璧」言い換えれば「起きた瞬間電気をつけないとわりと暗い」部屋でした。

とはいっても日中本当に家におらず、家で過ごすのは夜のみなのでまったく不便はなかったわけですが、当然朝の光なども入らなかった家(東向きなのに)。
夜寝るのは3時、朝起きるのは10時くらいという完全な夜型。でもそれが体にとって楽なので「私は夜型なんだな」と思っていました。

(c)Shutterstock.com

 

◆引っ越して気づいたんだけど、私、朝起きれるじゃん。


さて、新型コロナをきっかけにほぼ完全に在宅ワークに移行した私。「日中過ごすことを前提にしていない家」で「ほぼ毎日日中を過ごす」ことになると「部屋、暗くない!? ついでに収納足りてないしもう少し広いほうが良くない!?」と気づきまして、ずっと「日当たり以外完璧な家」だったのに「その日当たりが悪いことがどうしても許せなくなって引っ越し」という、まさかの事態が起きました。

引っ越し条件は「とにかく広くて明るい家」。築年数は度外視して、これまでこだわっていたオートロックや浴室乾燥・宅配ボックスなどの条件を外し、前の家より駅徒歩分数も増えましたが、前の家より2倍くらい広い2面採光の家を選びました。

引っ越したその次の朝から、なんと、7時や8時にすぱっと起きられてしまうではありませんか。

これまで7時に起きたら奇跡の早起き、8時に起きたら超早起き、なんなら9時でも早起き。めざましテレビなんてもう一生見られないんじゃないかというくらい朝が弱かったのに、太陽の光が眩しすぎて勝手に起きる。どんなに遅くても8時には目を覚ます。
とにかく明るさを重視したので、カーテンも当然非遮光タイプを買ったため、まぁ朝起きるとめちゃめちゃ明るい。

「私、もしかして夜型なのではなく、どうしても夜型になる家に住んでいただけなのでは?」と気づくの巻。

 

◆調子に乗って朝6時台に起き始める


もう7時に起きるのも6時に起きるのも変わらないのではと、ふと6時にアラームをかけてみたところ、案の定6時でも明るいのでわりとスパッと起きられました。

6時台に起きると、東側の窓から朝日の木漏れ日が見られて、光が部屋に落ち、それがとても美しい。

こちら実際の写真なんですが、わりとキャンプの朝のよう。自分の家でこんなに美しい風景を毎朝見られるなら、6時に起きたい。

ほんの1か月前まで朝10時にしか起きられなかった人が、引っ越しただけで、まさかの起床時間4時間の前倒し(まだ起きられない日もありますが、それでもやっぱり8時には起きる)。
「住む場所が変わると人生が変わる」なんて言葉もありますが…もしかすると、それはかなり真実なのかもしれません。

ついでにお風呂場にもくもりガラスの窓がついていて、日中はどんな天気でも明るい。朝の日差しの中浴びる朝シャワーも、気分が良い1日を始めるきっかけになります。

 

◆売り切れ多発のパン屋も、朝一なら売り切れてない


梅雨の時期はなかなか外干し・部屋干しだと洗濯ものが乾かなかったので、朝イチで洗濯機をまわす→速攻で近隣のコインランドリーの乾燥機に持っていく→乾かしている20〜30分の間せっかくなので朝の空気を味わいながら近隣を散策、という流れを何度か行っていたのですが、そのときに日中に行くとかなり売り切れが多発しているパン屋さんが、朝の開店直後はさすがに豊富な品揃え! 

朝から洗濯を終え乾燥まで終わらせ、作りたてほやほやのパンをテイクアウトし、家に帰ってきたらコーヒーを丁寧にドリップし、一仕事終えたあとのモーニングを優雅にいただく…という「ていねいな暮らし」感ある朝が手に入りました。

シンプルに楽しい。

 

◆1日がめちゃめちゃ長い。無敵。


早起きすると、1日がびっくりするくらい長い。
10時に起きていた頃は、なんとな〜く準備を終えると12時になっていて、仕事などをして5〜6時間するともう外は暗く夜モード。

でも、6時に起きると、6時間経ってもまだ昼の12時。無敵か?くらいの1日の長さ。そしてさまざまなところで言われていますが、午前中は本当に頭が働く。
起きている時間自体はそんなに変わらないのに、夜型だったときは「1時くらいになったらもう頭も働かないしなんとなくベッドに入ろう…」という感じで過ごしていて、2時間くらい眠れずにだらだらとネットを見ていたことも多々あったのですが、朝型になってから1日をフルに使いきっている感じがあります。

 

◆もしかして「ゆっくり寝ている」より「早起き」したほうが疲れないのではという仮説


もちろんゆっくり目覚ましを気にせず眠るのは幸せなことですが、私の場合「その日のうちにやるべきことがやれなかったとき」にとてもストレスを感じる性質があるため、意外と「朝早起きして、やるべきことを一気にやる」ほうが疲れない…というか、充実感がすごい!
遅く起きた日より、早起きした日のほうが疲れないのでは説、あります。

と、引っ越したことをきっかけに生活時間まで変わりました。
これまで何をどうやっても朝型になれなかった私が一発で変化したので、結局人生を変えたいときは住む場所を変える…という先人の言葉は本当にその通り。

とはいっても「朝型になるためだけに引っ越す」ことはなかなか難しいかもしれませんが、遮光カーテンを非遮光に変えてみると同じような変化が起きるかもしれません。

 

ちなみに、今の家に引っ越して他に起きた変化は「やたら広いので大の字になって床に寝るとめちゃめちゃストレス解消になる」「やたら広いのでワークスペースを朝昼晩と変えられて楽しい」「やたら広いので夜になるとちょっと寂しくなるのでいきなり結婚願望が生まれる」などの「やたら広い」シリーズもありますが…これはまた別の機会に!(後藤香織)

 

★前回はコチラ→ 「日当たりのいい部屋」に引っ越して、たった1日で感じた3つの変化

 

★生活リズム崩れてない?明日から試したい、早起き習慣のコツ7つ

>CanCam.jp TOPにもどる