プロが指南!ワントーンメイクの作り方【ヘア&メイクBEFORE→AFTER】
『CanCam』で連載している「月刊 CanCam it girl」。新メンバーに選ばれた読者モデルを、プロのヘアメイクによる華麗なテクニックで変身させちゃいます!
今回ヘアメイクを担当するのは、CanCamをはじめとする様々なファッション誌で活躍するROIのヘア&メイクアップアーティスト後藤若菜さん。その人自身の魅力を最大限に引き出しつつ、トレンドを取り入れた大人かわいいメイクが大好評。
テクニックや誌面では紹介しきれなかった詳しいプロセスをご紹介します♪
【Before】
今回変身するのは、明治学院大学2年生の石田ももこさん(20歳)。陸上スポーツを13年も経験していることもあり、スラッとした美脚が眩しい抜群のスタイルの持ち主! そんな彼女を変身させるとしたら?「眉が薄いのに対し、目元のオレンジを濃くぬりすぎているせいか、全体がちぐはぐに見えてしまっているのがやや残念。彼女の場合、眉を描き足してワントーンでまとめてあげるだけでグッと大人っぽくなりますよ」(後藤さん)
オレンジは肌馴染みもよく、ひと塗りで今っぽさが出る万能なカラー。今回はオレンジを使ったワントーンカラーメイクにトライ!
使用するのはこの3つ!
STEP①眉の隙間をパウダーで埋める
眉の足りない部分は一番濃いカラー(★)で埋める。さらに、中央と下2色(♡+◆)を筆で混ぜて全体にオン。
STEP②アイホールにオレンジベージュをオン
アイホール全体にオレンジをオン。下まぶたにも目尻側にふわりと入れます。「もともとグラデーションをしていた目元は、シンプルに単色で仕上げることで今っぽくなります。がんばりすぎないことで、抜け感も生まれるんです」
STEP③境目を指でぼかす
アイホールに塗布したら、境目を指でぼかす。
「肌色とオレンジの境目が見えると違和感のある印象に見えます。手でぼかして馴染ませる作業が重要なんです。メイク上手はぼかし上手!」(後藤さん)
STEP④目元と同系色のチークを頬広めにのせる
オレンジとイエロー2色を混ぜて黒目の下から鼻横にかけて、ほほ広めにのせる。
完成♡
オレンジでまとめたワントーンメイクが完成!
ー今回のメイクポイントは?
「ワントーンメイクで大切なのは、目元やリップを主張させるのではなく、パーツごとに色味を少しずつのせながら全体のバランスをとっていくこと。まず、自眉感が強く、浮いていた眉には毛に色をのせるようにふんわりとオレンジをオン。アイシャドウは、目の際から上に向かってアイホール全体へしっかりのばすことで、じゅわっとした発色に。チークは、主張させるのではなくほどよい血色感を感じる程度に広めにのせて、やわらかい印象に見えるようにしています。オレンジは、ブラウンの延長線で使えるし馴染みもいいので、カラーメイク初心者さんにもオススメ。ワントーンで仕上げることで、絶妙な抜け感が生まれて一気におしゃれに見えますよ」(後藤さん)
ー変身メイクはどうだった?
「普段のメイクは目元にグラデーションをつけることが多く、どちらかと言うとはっきりと色をつけていましたが、今回目元の色をワントーンにしたことがとても新鮮でした! ナチュラルメイクをしたいとも思いつつどうしたらいいのか悩みどころだったので、これならチャレンジできそうです。また、チークも抵抗があって挑戦したことはなかったのですが、目元の同じ色味にして頂いたことで、際立ちすぎることなく全体に馴染んで、より顔が明るく見えました。冬に向けてワントーンメイクとチークの入れ方をマスターしたいです!」(石田さん)
2020年10月号「月刊 CanCam it girl」より
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