よく、あまり人がいないお店や場所に対して「閑古鳥が鳴いている」と表現することがありますよね。
デジタル大辞泉(小学館)によると「人の訪れがなく、ひっそりと静まり返っているさま。客が来なくて商売がはやらないさま。」という意味を持っています。
ところでこの「閑古鳥」。ある有名な鳥の別名なのですが、知っていますか?
◆ヒント1
実際に見かけたことがある方はそこまで多くないかもしれませんが、おそらくほぼ確実に名前を知っているはずです。
◆ヒント2
デジタル大辞泉によると意味はコチラ。
「全長約35センチ。全体に灰色で、腹に黒い横斑がある。ユーラシア・アフリカに分布。日本には夏鳥として渡来し、高原などでみられる。自分では巣を作らず、モズ・ホオジロなどの巣に托卵する。ひなは早く孵化 (ふか) し、仮親の卵を巣の外へ放り出す習性がある」
キーワードは「托卵」です。
◆ヒント3
小学校のとき、リコーダーで吹く曲の定番です。
「あ!」と思いあたるものがありましたか? そう、正解はコチラ。
「かっこう」でした。
松尾芭蕉の句でも、かっこうの鳴き声に物寂しさを覚えるものがあったように、どことなく寂しい感じがする…というところから、人がおらず寂れた場所のことを「閑古鳥が鳴く」と呼ぶようになったそう。
実際にかっこうの声を聞いてみると確かに「閑古鳥が鳴く」にふさわしい声かも。気になったら聴いてみてくださいね!